軍師気分がたっぷり味わえる! 兵器も精霊も使いこなして攻城戦に挑む『三国志グランバウト』CBTレポート

びえ
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 アイアより配信予定のiOS/Android用アプリ『三国志グランバウト』のクローズドベータテストが、3月30日13:00から4月12日12:59まで行われました。この記事ではそのプレイレポートをお届けします。

 なお、今回のレポートはクローズドベータテストでのプレイを元にしており、正式リリース後のものとは異なる可能性があります。

大規模攻城戦が魅力! 『三国志』をテーマにした戦略シミュレーションゲーム

 本作は『三国志』をテーマにした戦略シミュレーションゲーム。『三国志』から名だたる武将たちが登場し、彼らを指揮することで戦いを進めていきます。

 本作の魅力は、なんといっても複数のプレイヤーたちと協力して行う大規模な攻城戦です。ゲーム内では“軍団”と呼ばれている、いわゆる同盟やチームにあたるものに所属し、ほかのプレイヤーと連携しながら城を攻撃します。

 ここが楽しいところではあるのですが、いきなりマルチプレイに参加するのはちょっと不安だな……と感じる方もいるかと思います。所属する軍団を決める前に、ゲームの雰囲気は掴んでおきたいですよね。

 本作では、“演義モード”という、ストーリーモードにあたるものがあり、攻城戦にも必要となる、基本的な操作方法などを学ぶことができます。まずはそちらを遊んでみるのがオススメです。

丁寧なチュートリアルですぐに馴染める! まずは演義モードで基本を学ぼう

 ゲームを始めると、まずは自分の国を選ぶことに。攻城戦へ参加するために必要な軍団は、同じ国のプレイヤーしか入れないため、一緒にプレイしたい友人がいる場合は、事前にどこの国にするか決めておくと良いかもしれません。

 魏・呉・蜀の三国から選べますが、筆者は魏を選択しました。導入のストーリーでは、どうやら主人公は、流行病によって急逝した父の後を継いだ若き君主であることがわかります。

 その後、サポートキャラクターである“リンカ”が登場。精霊である彼女と協力して、主人公は天下統一への道を歩きはじめることになるわけですが、その時のやり取りが個人的に面白いと感じたのでご紹介します。

 “戦乱の世では、ただ街を守るだけではいつか焼かれてしまうかもしれない。でも統一してしまえば街を脅かす危険はなくなる”という趣旨のセリフなのですが、つまり“やられる前にやれ!”という意味だなと筆者は受け取りました。

 この好戦的でわかりやすい考えに惹かれて、ウキウキしつつチュートリアルをスタート。リンカがまとめてくれた“任務”という名の、やることリストを進めていきます。

 任務をこなすためには、協力してくれる武将が必要。ということで、さっそくガチャを引いて武将を登用してみましょう。筆者のところへは、UR劉備やSSR大喬といった名だたる武将たちが来てくれました。しかし筆者の国は魏……遠いところまでようこそ。

  • ▲後に賈クや張郃といった魏の人気武将も手に入れられました。筆者の一番の推しである郭嘉が手に入れられなかったのが心残り。正式サービス後に期待します。

 お次は手に入れた武将たちを部隊に編成します。部隊のリーダーである“主将”のときだけ発動できる技能もあるため、武将たちのステータスやスキルはじっくりと確認してから配置しましょう。

 部隊を編成したら、リンカから本作における基本の行動パターンについて教わります。プレイヤーができることは、大きく分けて内政と戦闘の2つがあり、内政では資源の回収や自国内の施設を充実していくことが目的となります。

 戦闘の大きな目的は攻城戦になりますが、それ以外にも自分の拠点のまわりをうろついている蛮族と戦うことも。彼らを倒すことで武将のレベルを上げる“経験の書”などが手に入ります。

 また“演義モード”でもストーリーに沿った戦闘を楽しむことができます。ここからはその演義モードをプレイしてみましょう。模擬戦という章があり、こちらで攻城戦の基本操作を教わることができます。

 攻撃側は相手の本陣の耐久値を0にすると勝利、防衛側は制限時間まで本陣を守り切るか、前線基地を過半数破壊することでも勝利が可能です。城門は、防衛側は自由に行き来できますが、攻撃側は破壊することで初めて通行できます。

 敵の部隊を選んで攻撃の指示を出せば、自動で追従し攻撃してくれるので、難しい操作はありません。戦場の様子をよく見ながら部隊を指揮するのは、なんだか自分が軍師になった気分でなかなか楽しいです。

攻城兵器は城攻めの強力な切り札! 時にはズルい手も使おう!?

 攻城戦では、城門を破壊することは必要不可欠の行動です。しかし、武将たちの手で城門を壊すには、かなりの時間がかかってしまいます。

 そこで、本作ではさまざまな攻城兵器などを作り上げる“製作”が重要になってきます。まずは、映画などでもよく見る“破城槌”を作ってみました。

 また、戦場には“簡易櫓”のようなやぐらを立てることが可能で、そこから攻撃をすることもできます。簡易櫓は一度立ててしまえば、耐久力が尽きて壊れない限りは、自動で攻撃を行ってくれます。

 こうした櫓は後から強化をして、攻撃力を上げることも可能。単純な武将たちだけの能力だけでなく、こうした製作物を上手く使いこなしながら戦闘を進めていけば、より軍師らしさを味わいつつ戦いを楽しむことができます。

 大規模攻城戦では、“軍師”という役割が実際に存在し、この役についたプレイヤーが“号令”で味方の部隊へ指示を出すことになります。号令で操作できるのは、味方の中でもオートで動く部隊だけですが、集合・攻撃・防衛などの命令を与えて動かすことが可能です。

 では、この号令を学べるチュートリアルをプレイしてみましょう。敵として登場するのは、『三国志』に登場する猛将としてあまりにも有名な呂布。正面からぶつかっては、まず勝ち目はありません。

 味方には関羽がいるため、彼に盾になってもらい、その間に拠点を落とすという小狡い作戦で勝利しました。軍師には、ときにはこうしたズルさも必要です。

ゲージを溜めて精霊を召喚! 強力な効果で戦いの決め手に

 本作では、攻城兵器のほかに強力な精霊を召喚することもできます。まずは“祭壇”を製作し、ある程度バトルをこなして精霊ポイントのゲージを溜めましょう。

 すると、精霊の召喚が可能に。今回呼び出すのは“朱雀”です。精霊によって効果は異なりますが、朱雀には味方による施設や製作物への攻撃ダメージを上昇させる効果があります。

 呼び出す地点を指定し、一定の時間が経つと召喚できます。派手な演出のおかげで、切り札を使っている感じが強く、とてもカッコいいです。

軍師気分がたっぷり味わえる! あらゆる手段を駆使して戦闘できるのが楽しい

 筆者は、『三国志』に登場する軍師・参謀のようなポジションになって戦闘を行う、ということに大きな憧れを抱いている人間のため、本作を非常に楽しんで遊ぶことができました。

  • ▲多方面を同時に攻めるような戦いもできます。腕が鳴りますね。

 武将たちの基礎能力やスキルだけでなく、攻城兵器や精霊の召喚といった、使える手段が多く用意されている点が大きなポイントです。利用できるものが多ければ多いほど、より複雑な作戦を立てることができます。

 そのおかげで、たとえ自分の考えた作戦が上手くいかなかったとしても、“軍師をやっている感”が大きく味わえるのが良いところ。筆者のような、軍師になりたがりタイプのプレイヤーには、何より重要なところです。

 部隊を先へ進ませて攻撃をすればもう本陣を陥落させられるのに、無駄に攻城兵器を立ててしまったり、妙に手の込んだ作戦を立てたせいで時間切れを起こしてしまったり、といった苦い経験も含めて、とても楽しむことができました。

  • ▲システムに関する説明の最後には、まとめをしてくれるのがありがたいです。

 チュートリアルが丁寧に作られているところもあり、こうした戦略シミュレーションゲームをあまり遊んだことのない方にもオススメしたいです。

 今回はソロでのプレイが中心でしたが、多人数による攻城戦も本作の大きな魅力なので、それは正式リリース後にじっくり楽しみたいと思います。

 正式リリースはまだ先のようですが、筆者はぜひ続けて遊びたい作品だと感じました。興味を持った方は、事前登録をして正式リリースを待ってみるのはいかがでしょうか。

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