『ワールドダイスター』2話感想。歌劇シーンの演出に圧倒! ラストで明かされる“ここなの才能”もすごく気になる

カワチ
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 TVアニメ『ワールドダイスター』第2話“誰かのまねごと”のあらすじと場面写真を紹介します。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『ワールドダイスター』第2話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。

ここなの才能が明らかに!

 演劇を題材にしたメディアミックスプロジェクト『ワールドダイスター』のアニメ版。第1話で、主人公であるここなの親友・静香について衝撃的な事実が明かされて目が離せなくなった人は多いのではないでしょうか。詳しくは本編で……ということにしておきますが、道理でここな以外のキャラクターとは会話しないんだと納得できましたよ。

 今回の第2話はここなと静香が雑誌に掲載されている八恵の情報を観ているところからスタート。いきなり「本当はこの時のここなって……」と思わせるシーンで、すでにおもしろいですね(笑)。

 ここなにメールが届き。“シリウス”の入団オーディションに合格したことが判明。彼女が向かった寮は“しりうす湯”という銭湯でした。番台・寮母を務める山吹シャモと出会いますが、彼女は劇団シリウスの主宰。公式サイトによると、数十年にわたって劇団を牽引したあと、後継者に柊を見いだしたことで現役を退いたそうです。元・ワールドダイスターということで、現役時代にどんな演技をしたのか気になりますね~!

 ここなが案内されたのはドイツ人であるカトリナ・グリーベルとの相部屋。荷物に埋もれて出れなくなっているカトリナがすごく可愛かったです。ここなに対してライバル心がむき出しで誰よりもプロ意識が高いので怖いところもありますが、第1話でも迷子になっていたし、年相応の可愛らしいところや情けないところもあるんですよね~。

 強気なカトリナは柊に部屋を変えてもらうように伝えますが、簡単に言い負かされてしまいます。柊に意見できるだけでもすごいですが、さすがにピシャリと言われて怯んでましたね。怖い……。

 その後、柊からお披露目公演で竹取物語をすることを聞いたここなたち。オーディションを行い、役を勝ち取ればかぐや姫、落ちた場合はかぐや姫の世話をする侍女役になると説明されます。

 部屋に戻って静香とオーディションのことを話すここな。しかし、ダンボールで遮った隣にいるカトリナから「独り言、うるさいんだけど」と苦情を言われてしまいます。確かにふたりでしゃべっているわけではなく、実際はここながひとりでぶつぶつ言っているだけですからね(笑)。カトリナにしてみればいい迷惑かも。

 個人的には、中央に置かれたダンボールを邪魔だという静香も気になるんですよね。ここなは気にしていないようですが、静香がここなの心にいる人格なら、本心では彼女自身もそう思っているのかな。それとも静香はここなが作った理想の友だちではなく、もともと存在していた人間を再現しているのでしょうか。死んでしまった友人をトレースしているとか? 可能性としてはそちらのほうが高そうな気がしますが。

 ワールドダイスターについて、ここなとカトリナの間でシリアスなムードになるなか、2年生である柳場ぱんだと流石知冴が登場。ふたりをお風呂に誘います。お風呂シーンでは適当なことをしゃべる知冴に対して、ぱんだが「さっすーの言うことは真に受けなくていいですよ。考えるだけ無駄ですから」と伝えるぱんだが面白かったです。扱いに慣れてる(笑)。

 次は、キャンプから戻ってきた新妻八恵がぱんだ、知冴とともに竹取物語の稽古をするシーンへ。驚いたのは八恵が歌うシーンで彼女に羽が生える演出があったこと。アニメならではの表現で迫力があり、引き込まれましたし、八恵が特別な才能を持っていることが視覚的に分かりやすく描かれていてよかったです。

 その後はカトリナ、ここなが同じシーンに挑戦していくことになりますが、ここからはぜひアニメで実際にご覧になってみてほしいです。カトリナのかぐや姫のしぐさや感情を完璧に理解している芝居と、その芝居を冷静に分析するぱんだのシーンも必見ですが、なにより驚きなのはここな。彼女がどんな芝居をするのか、要注目ですよ!


カワチ:RPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。



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