「その日、俺は意を決し、一万円札で…うんこをふいた!!」から物語は進み…大須賀めぐみワールドの謎が明かされ始めた!【マチネとソワレ13巻感想】

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 漫画『マチネとソワレ』最新13巻(大須賀めぐみ)が、5月12日に発売されました。

 『魔王JR』『Waltz』『VANILLA FICTION』の大須賀めぐみ先生が描く最新作『マチネとソワレ』のテーマは演劇。死んだ天才である兄・三ツ谷御幸に追いつこうと必死に役者として成長したはずの三ツ谷誠が、ついに晴れ舞台に立ったと思った矢先……迷い込んだのは、自分が死に、兄が生きているというパラレルワールド(?)。

 同じようで少し違う世界ですべてを失った三ツ谷誠が、ゼロから役者としての自分を証明し、天才である兄・御幸に戦いを挑むという熱い激突演劇サーガが展開することに。

 「その日、俺は意を決し、一万円札で…うんこをふいた!!」というインパクトがある1巻1ページ目の物語の始まりから、はや13巻。今回は御幸VSアティアスの激突が中心で、誠の出番は少なめですが、物語全体に関連する大きな謎と言いますか、とある事件に関する情報が提示されることに。

 御幸と迫中の学生時代のエピソードを通じて、迫中のあの名言の誕生秘話も明かされることに。そして何より、『春琴抄』の春琴を演じる御幸はやっぱり狂気と魅力に満ちていて……さすがは大須賀めぐみ先生です!

 演劇バトルとしてはもちろん、ある意味での異世界転移モノとして謎めいた物語も魅力である『マチネとソワレ』。ミステリー系の作品が好きな方も、この機会に大須賀めぐみワールドに触れてみてはいかが?

『マチネとソワレ』最新13巻の内容は?(商品紹介ページより)

 御幸と迫中、二人の出会いと青い春。

 「いつだって一番いい席で、最高の三ツ谷御幸を見せてあげるよ」

 危険な新キャラ・アティカス。その前に立ちふさがる変幻自在の天才・御幸。

 ともに挑むダブル主演舞台は稽古の時点から波瀾続出……!!

 そして語られる御幸と迫中との、絆紡がれる青い春の出会い。三ツ谷御幸、無双炸裂!

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