PS5用“Accessコントローラー”の画像とUI公開。レイアウトは自由に変更可能

電撃オンライン
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 PS5用アクセシビリティコントローラーキット“Access コントローラー”の画像とUIが公開されました。

 以下、リリース原文を掲載します。

PlayStation5用アクセシビリティコントローラーキット「Access コントローラー」の新たな製品画像とUIを初公開!

 アクセシビリティは年間を通じてつねに取り組むべき重要なテーマであり、そのなかでも5月は世界中でアクセシビリティについての理解を促進する「Global Accessibility Awareness Day(GAAD)」がある特別な月です。

 GAADは、ゲームをよりインクルーシブで遊びやすくするために、アクセシビリティコミュニティーとゲーム業界が取り組んできた活動や進捗について話し合い、振り返ることができる貴重な機会です。

 ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)としてもアクセシビリティ向上に対してコミットしており、本日、PlayStation5用Accessコントローラーの新たな情報と製品画像を皆さんにご紹介できることを、大変嬉しく思います。

※Accessコントローラーと交換可能なスティックキャップ、ボタンキャップ、ボタンキャップタグが写っている画像

新情報と新たな製品画像を公開!

 PS5用Accessコントローラーは、今年の「CES」でコードネーム「Project Leonardo」として初めて公開した、全く新しいアクセシビリティコントローラーキットです。さまざまなカスタマイズが可能で、あらゆる方が、より簡単に、快適に、そして長い時間ゲームをお楽しみいただけるようにサポートします。

 アクセシビリティ専門家の皆さんのご意見を取り入れながら開発したAccessコントローラーは、交換可能なボタンやアナログスティックのキャップを多数同梱し、プレイヤーの皆さんはご自身の力の強さ、可動範囲、身体的なニーズに合わせて自由にレイアウトを変更できます。Accessコントローラーには、それぞれ以下のコンポーネント一式が付属しています。

・スティックキャップ(標準、ドーム型、ボール型)
・さまざまな形状のボタンキャップ
ピローボタンキャップ
フラットボタンキャップ
ワイドフラットボタンキャップ(ボタンソケットふたつ分に覆い被さる形状)
オーバーハングボタンキャップ(ボタンキャップがコントローラーの中央にせり出しており、手の小さいプレイヤーも使いやすい形状)
カーブボタンキャップ(コントローラーの奥側に付けた場合は押す操作、手前側に付けた場合は引く操作で入力ができる形状)
・交換可能なボタンキャップタグ(各ボタンに割り当てた入力を簡単に判別するためのタグ)

 また、Accessコントローラーは平らに置いて使っていただく前提で、方向は360度回転調整でき、AMPSマウント(※1)や三脚にも簡単に固定できます。さらには、コントローラーからアナログスティックまでの間隔も、プレイヤーの好みに合わせて調整できます。

※Accessコントローラーの360度回転調整を示す画像

※AccessコントローラーをAMPSマウント(※1)に固定する画像

※Accessコントローラーのアナログスティックの間隔を調整する画像

 4つの3.5mm AUX端子に、さまざまな外部スイッチ、ボタン、アナログスティックを接続して拡張することもできます。

※Accessコントローラーの4つの3.5mm AUX端子の画像

 Accessコントローラーのハードウェア機能に関する詳細は、Project Leonardoの発表記事をご覧ください。また、新たに開設したAccessコントローラーのウェブサイトでは、最新情報をいち早くお届けするニュースレターにご登録いただけます。

※AccessコントローラーとDualSenseワイヤレスコントローラーを組み合わせて単一の仮想コントローラーとして使用することができます。

Access コントローラーのUIを初公開

 Access コントローラーは、ハードウェアのカスタマイズにとどまらず、UIでのパーソナライズ設定など、プレイヤーの好みに合わせた新しいプレイスタイルを提供するためのさまざまな機能を備えています。

ボタンマッピングとプロファイル選択

 PS5本体から、Accessコントローラーを使用する際の向きや各ボタンの割り当ての設定、ボタン長押しのオン/オフ切り替え、さらには異なるふたつの入力信号をひとつのボタンに割り当てる設定が可能です。また、特定のタイトルやジャンル(格闘ゲームやレースゲームなど)ごとに好みのプロファイルを作成し、保存することができます。

※Accessコントローラーの向きを調整するUI画像。

※Accessコントローラーのボタン割り当てオプションを表示しているUI画像

※Accessコントローラーのボタン割り当て選択時のUI画像

※Accessコントローラーのボタン割り当てプレビュー画面のUI画像

コントローラーの組み合わせとアナログスティックの調整

 最大2台のAccessコントローラーと1台のDualSenseワイヤレスコントローラー(またはDualSense Edgeワイヤレスコントローラー)を単一の仮想コントローラーとして使用できるため、ほかの周辺機器と連携させたり、ほかのプレイヤーと協力したりしながらプレイすることも可能です。

 また、DualSense Edgeワイヤレスコントローラーと似たような形で、スティックの初期位置や入力感度を細かく調整することもできます。

 なかでも、デッドゾーン(ゲーム内でアナログスティックが認識されるまでの移動距離)やスティック感度を調整できる機能は、ゲーム内でより細やかな操作を可能にします。

※最大2台のAccessコントローラーをDualSenseワイヤレスコントローラーと組み合わせて使用できることを示すUI画像。

※ユーザーが作成したAccess コントローラーのアナログスティックの感度とデッドゾーンのカスタムプロファイル画像。

ボタンの長押し

 Accessコントローラーでは、ボタンを一度押しただけで、長押し入力の状態に切り替わるように設定することもできます。例えば、レースゲームにおいて、加速するためのボタンに対してこの機能を有効化すると、ボタンを押し続けることなく車を加速させることが可能です。

※Access コントローラーの”R2”ボタンでボタンの長押しを有効化した『グランツーリスモ7』のスクリーンショット。

 本機能はすべての入力に対して適用できます。例えば、”L3”(左アナログスティック)を押しながらでないと走ることができないゲームにおいて、ボタンを押し続けることが難しい場合に、L3を割り当てたボタンに対して本機能を有効化することで、L3を一度押し込むだけで走ることができるように設定できます。

PS5におけるアクセシビリティの道のり

 本日は、Accessコントローラーの新情報に加え、より多くのプレイヤーの皆さんがPS5でゲームを楽しめるよう、PlayStationのプロダクト開発チームとPlayStation Studiosが実施している取り組みをご紹介する映像をお届けします。

 Accessコントローラー、PS5上のハードウェアのUI、そしてゲームタイトルを通じて、世界中のチームメンバーがどのようにPS5のアクセシビリティ向上に取り組んでいるか、ぜひご覧ください。

※映像は英語版です。

 PS5用Accessコントローラーに関するさらなる詳細や発売時期などについては、今後の発表にご期待ください。いつも貴重なフィードバックをお寄せくださり、日頃から私たちを鼓舞してくださるプレイヤーの皆さんに、心から感謝いたします。

 私たちは、イノベーションやコミュニティーの皆さんとのコラボレーションを通じて、より多くの人々にゲームの楽しさをお届けすることを目指し、これからも邁進してまいります。

※1 AMPSは、アクセシビリティ周辺機器などを機器に固定するための取り付けネジの業界規格です。

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