【ROG Ally】ゲーミングPCを持ち歩き!? ゲーマー歓喜の新型ポータプルゲーム機が魅力的

電撃オンライン
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 ASUS JAPANは、5月18日にROGゲーミング新製品メディア内覧会を実施し、ポータプルゲーム機“ROG Ally”を発表しました。

 この記事ではその内覧会のレポートをお届けします。

ゲーミングPCをそのまま持ち歩き!? 高スペックなポータプルゲーム機が登場

 今回発表されたポータプルゲーム機“ROG Ally”は、OSとしてWindows 11を搭載しているため、ポータブルゲーム機でありながらほぼゲーミングPCと同じような使い方ができます。

 例えば、Xbox Games Pass、Steam、Epic Games、GOGといった、PC向けのゲームプラットフォームで配信されている作品ならどれでも遊ぶことができ、さらにAmazonアプリストアを使えば、Androidスマートフォンのゲームもプレイできます。

 家で遊んでいたゲームを中断し、出先で“ROG Ally”からプレイを再開、といった使い方ができるため、いつでもどこでもゲームが楽しむことができ、ゲーマーにとっては有り難いところ。

 AMD Ryzen Z1 シリーズプロセッサー搭載のため、性能としても申し分のない高さを持っています。

 画面サイズは7型、解像度がフルHD、特筆すべきはリフレッシュレートが120Hzの高速駆動液晶を搭載していることです。また、最大輝度が500nitとかなり明るく、ゲーム映像をなめらかに、そして明るいところでもはっきりと見ることができます。

 また、立体音響技術のDolby Atmos対応のスピーカーも搭載と、かなり至れり尽くせりな製品となっています。

  • ▲開発期間は5年とのこと。その歩みが見られる展示がされていました。

 さて、こうした携帯ゲーム機で気になるところと言えば、重さ、充電の持ち、発熱などを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

 筆者が実際に触れて操作をした限りでは、こうした気になるポイントに対しても、しっかり対策が行われている印象を受けました。

 まずは重さについてですが、製品仕様としては約608gと発表されています。実際に持ってみると、思ったより軽いというのが正直な感想でした。

 こうしたポータブルゲーミングPC製品はすでにいくつか登場していますが、長時間使うには重たいというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

 筆者もそうした1人だったのですが、実際に使ってみると気になるようなズッシリ感はなく、プレイに集中できそうな期待がありました。

  • ▲よく見ると真っ平らではなく、持ちやすいように端へ向けて細かく角度が変わっていくような形状であることが分かります。

 また、持ちやすい形状にもこだわって作られているとのこと。筆者は女性で非常に手が小さく、なかなか自分にあったコントローラーを見つけられないのが悩みなのですが、こちらの製品はすんなりと持つことができて驚きました。男性だけでなく、女性ゲーマーにもオススメしたいです。

 続いて充電の持ちについてですが、ヘビーゲームのプレイ可能時間は最長約2時間、比較的カジュアルなゲームなら最長約6.8時間のバッテリー駆動が可能となっています。

 どこで使うかにもよるかとは思いますが、例えば通勤通学の間だけプレイしたい、ということであれば2時間で充分かなといった印象。自分がどんなゲームをメインに遊んでいるかを考えながら、検討するのが良いかもしれません。

 急速充電にも対応しているため、バッテリーが切れてしまってもスピーディに充電することができます。

  • ▲背面の通気口。

 最後に発熱について。本製品は小型ながら冷却ファンを2つ搭載しており、かなりのこだわりが感じられます。また、特殊な技術によって、どのような角度でも効率的に冷却できるよう設計されています。

 どういうことかと言うと、例えば寝っ転がりながら本製品を使用しても、きちんと内部を冷やしてくれるということです。筆者はよくソファやベッドに寝転がりながらゲームを遊んでいるので、こちらも有り難いです。

ワンタッチで呼び出せるコマンドセンターで使いやすく! 外付けGPUを使えばさらなる拡張性も

 画面向かって左側の下にあるボタンを押すことで、本体の設定を変えられるコマンドセンターを呼び出すことができます。ゲームプレイ中でも操作可能で、中断する必要はありません。

 画面の明るさや画質モード、マイクのオンオフなどを素早く切り替えできるため、プレイ中のゲームに合わせて環境設定をすぐに変更できます。

 また、コントローラーやキーボードのキー割当を変更する機能も備わっており、さらに本体のジョイスティックやトリガーのデッドゾーンも調整できるなど、ゲームプレイを快適にする機能がかなり充実しています。

  • ▲外付けGPUと接続した状態。

 そして、同じASUSの外付けGPU“ROG XG MOBILE”を併用すれば、さらにグラフィックに関する性能を強化した状態で遊ぶことができます。

 外出先では“ROG Ally”のみ、帰宅したら“ROG XG MOBILE”とセットで、という形で使い分けていくのも良いかもしれません。

 今回発表された“ROG Ally”は、これまでポータブルゲーミングPCなどにはちょっと手を出しづらいな、と感じていた方にもオススメしたくなるような製品だと感じました。

 重さや発熱など、どうしても気になるポイントにも対策がされていて、使うときの快適さが重視されている印象。コマンドセンターによる本体設定の幅の広さも、ゲーマーにとっては有り難いですよね。

 5月29日に発表された情報によれば、“ROG Ally”の実機を体験できる店舗イベントなどが開催予定のようです。まずはそちらへ参加して、使い心地を確かめてみるのはいかがでしょうか。

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