『ロックマンX』で十字キー左右を素早く2度押しでダッシュ！完全マスターして友だちから崇められました【メモリの無駄づかい】

　三つ子の魂百までと言われますが、幼少期に限らず、ゲームを遊んだ思い出は脳に深く刻まれるもの。

　何年、何十年たっても、「なんでオレ、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。

　そんな脳のメモリ（記憶・容量）を無駄づかいしている例を語ります！　今回は、アクションゲームの金字塔『ロックマンX』についてご紹介。

『ロックマンX』とは

　カプコンが誇る、名作アクションシリーズ『ロックマンX』。ファミコンで人気を博した『ロックマン』シリーズのおもしろさはそのままに、システムがよりパワーアップされ、SFC（スーパーファミコン）で誕生しました。

　ダッシュや壁蹴りによってステージを縦横無尽に駆け回る爽快感、隠されたパーツを見つけて主人公を強化していくシステムなどが魅力で、“ハイスピードアクション”の代名詞として今もなおファンから愛されています。

　『ロックマンX』の魅力を人に語るとき、自分は必ず“ダッシュ”の存在を挙げます。『ロックマン』シリーズにも横に素早く移動する“スライディング”というアクションがありますが、『ロックマンX』のダッシュはそれよりさらにスピード感を味わえます。

　ダッシュからのジャンプで大きく飛距離を伸ばしたり、壁蹴りからのダッシュジャンプで敵の攻撃を華麗に避けたり……。操作キャラがステージを高速でビュンビュン飛び回る様は、子ども心にもめちゃくちゃカッコよく映り、自分がアクションゲーム好きになった大きな要因だと思っています。

　そんな『ロックマンX』のダッシュの操作方法は2つあります。Aボタンを押すか、十字キーの左右どちらかを素早く2度押し（いわゆるコマンドダッシュ）するかです。

　本作はYボタンのショットで攻撃するゲームで、Yボタン押しっぱなしによるチャージショットも重要なアクション。普通にダッシュで移動するだけならAボタン連打がラクですが、攻撃しながらダッシュしたりチャージしながらダッシュしたりするには、コマンドダッシュが求められたわけです。

　しかし、この十字キー左右を“ポポン”と素早く押す動作は子どもにはけっこう難しかった！　いや、もちろん当時から使いこなしていた少年少女の方々はいたでしょうけど、少なくとも自分のまわりでコマンドダッシュをしっかり行えた子は少数でした。

　自分もうまく扱えるようになるまで練習した記憶がありますが、本作自体が大好きだったこともあってとくに苦もなくマスターしていました。これを友だち同士でプレイしているときに披露するとだいたい賞賛され、ぶっちゃけかなり気分がよかったです（笑）。

　あらためて『ロックマンX』のプレイ動画を見ても、ダッシュしながら敵を蹴散らしていく姿が印象的なので、ハイスピードアクションの真髄を体感するためにもコマンドダッシュの存在は大きかったなあと感じています。

　なお、今から『ロックマンX』を遊ぶなら『アニバーサリーコレクション』を買うのがベスト！　Switch、PS4、Steamとひととおりのハードで発売されており、シリーズ作が複数収録されているおトクな内容ですよ。

スズタク：RPGとアクションをこよなく愛するライター。近年、シミュレーションRPGのおもしろさに気づき始める。

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