『ドラクエ6(ドラゴンクエストVI)』魔術師の塔で熟練度稼ぎをし過ぎた結果…勇者がズラリ!【メモリの無駄づかい】

スズタク
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 三つ子の魂百までと言われますが、幼少期に限らず、ゲームを遊んだ思い出は脳に深く刻まれるもの。

 何年、何十年たっても、「なんでオレ、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。

 そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります! 今回は、『ドラゴンクエスト(ドラクエ)』シリーズ6作目、『ドラクエVI』についてご紹介。

■ドラゴンクエストVI(スマートフォン版)

『ドラゴンクエストVI』とは

 国民的RPG『ドラクエ』シリーズの第6作。『ドラクエIV』から続く“天空シリーズ”の最終作でもあり、2つの世界をめぐる壮大な冒険が繰り広げられました。

 1995年12月9日に発売されたSFC(スーパーファミコン)最後のナンバリングタイトルで、高い完成度が特徴。とくに、パワーアップした転職システムは非常にやり込みがいがあり、多くのプレイヤーを夢中にさせました。

熟練度稼ぎの聖地“魔術師の塔”。稼ぎ過ぎた結果、パーティーは“勇者”だらけに!?

 『ドラクエVI』の魅力といえばいろいろありますが、代表的なのはおそらく転職システムでしょう。『ドラクエIII』に登場した同名のシステムがパワーアップされ、より遊びやすくよりハマるシステムになって帰ってきました。

 別の職に変更してもレベル1には戻らず、各職で上げた熟練度に応じて呪文や特技をどんどん習得していく本作の転職システム。特定の職を極めると上級職が解放されたり隠し職業があったりと、従来以上にやり込み魂をくすぐられる要素となっていました。

 たくさんの職を極めようとすると、必要になってくるのが熟練度稼ぎに適した場所。熟練度はキャラのレベルより極端に弱い敵を倒しても上がらず、「スライムを延々と倒して熟練度を荒稼ぎ!」といったことはできないよう制御されていました。しかし、そんななかでプレイヤーに発見された熟練度稼ぎの聖地が“魔術師の塔”です。

 魔術師の塔と呼ばれるダンジョンでは、キャラのレベルがどれだけ上がった状態でも熟練度を稼げました。しかも、比較的早いタイミングで訪れることができるうえ、ダンジョンなのに“ルーラ”の移動先に登録されるという利便性も!

 当時『ドラクエVI』を遊んでいた自分も、ご多分にもれず魔術師の塔に通い詰めました。自力でこの稼ぎスポットを見つけた記憶はないので、たぶん友だちか兄貴に教えてもらったのかな。あの頃は、インターネットで攻略情報を調べるなんてできませんでしたし。

 昔から“小さなことをコツコツ積み上げて何かを成す”というのが好きなタイプだったので、職業の熟練度稼ぎにはみるみるハマっていきました。今でもまぶたを閉じれば、魔術師の塔の“インパス”で開く扉の前で、ひたすら“くちぶえ”を吹いて戦った日々が浮かび上がります。きっとあの扉の周囲には、倒しまくったモンスターの山が塔以上の高さになってそびえ立っていたことでしょう。

 あまりにも熟練度を稼ぎ過ぎた結果、この時点で“勇者”の職業を極めたキャラが何人も出てしまったのはいい思い出。その後はパーティー全員で“ギガスラッシュ”や“ジゴスパーク”を連発するような大味な戦闘となってしまいましたが、子どもの頃はその無双ぶりがたいへん楽しかったです。

 初プレイ時の記憶はやはり強く残っているもので、のちにDS版『ドラクエVI』を遊んだ際も魔術師の塔の存在はすぐさま思い出しました。今後遊び直す機会があってもたぶん魔術師の塔で熟練度稼ぎをすると思いますが、そのときは“上級職1つを極める”程度に留めておこうかなと(笑)。

■ドラゴンクエストVI(スマートフォン版)



スズタク:RPGとアクションをこよなく愛するライター。近年、シミュレーションRPGのおもしろさに気づき始める。


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