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『幻日のヨハネ』1話感想。異世界のヌマヅ(沼津)設定や相棒役の日笠陽子さんに驚き。クオリティの高いソロMVにも期待高まる!

カワチ
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 アニメ『幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-』の第1話“はじまりのうた”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-』第1話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。

ヨハネもハナマルもよかった!

 『ラブライブ!サンシャイン!!』のスピンオフ作品でおなじみのキャラクターたちをモチーフにしているものの、設定が異なる別人として描かれる『幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-』。原作を知らなくても楽しめるような作品になっています。

 ただ、異世界の舞台となる“ヌマヅ”の設定など『ラブライブ!サンシャイン!!』を知っていればニヤリとする要素も満載。とくにキャラクターは元ネタのほうを知っていたほうが楽しめるので、ぜひアニメ1期だけでも観てもらいたいところ。(できれば、続けて2期と劇場版も観て欲しいですが!)

 この『幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-』はタイトルの通り、原作で“堕天使ヨハネ”を名乗っていた津島善子をモチーフにしたキャラクターが主人公。『ラブライブ!サンシャイン!!』では中学生のときに作ったヨハネのキャラクター設定が抜け出せずに悩む姿が描かれましたが、本作は異世界そのものが舞台。彼女も善子ではなくヨハネというキャラクターとして登場します。

 第1話は田舎から都会に出てきたヨハネがオーディションを受けて落選する場面から描かれます。文字は異世界のものになっているものの、建物は現代とほとんど変わりませんし、オーディションの審査員も現代人そのまま。「あれ? 異世界は?」と思ってしまいました(笑)。

 ヨハネが親に仕送りを頼もうと電話をするシーンで、彼女が14歳で家を飛び出し、2年間オーディションに落ち続けて結果が出せていないこと、実家に帰ってくる約束をしていたことが明かされます。

 母親に厳しいことを言われるヨハネですが、ふたりの会話によると、ヨハネは一生懸命やったという弾き語りも2日間しかやっていなかったそうですし、アルバイトも朝に起きないといけないのがツラくてやっていなかったようですし、ヨハネの自業自得のような気がしますね(笑)。

 都会に残りたいというヨハネに“大事なのはどこにいるかではなく、誰と何をするかであるか”を伝える母。ここは『ラブライブ!サンシャイン!!』の12話で千歌が“私は私の景色を見つけます あなたの背中ではなく 自分だけの景色を探して走ります”と語ったシーンを思い出しましたね。『幻日のヨハネ』も同じテーマに収束するのかな。

 ちなみにヨハネの母親を演じるのは本編と同じく椎名へきるさん。自分が学生のころに好きだった声優さんがキャリアを重ねて脇を固める重要な役で今でも登場してくれるのはすごくうれしいです。

 母の助言によってヌマヅに帰ることになったヨハネ。舞台も都会から自然豊かなファンタジー色の強いものに変わります。言い換えれば「東京から沼津に帰っただけ」とも思えるシーンですが、一気にファンタジー世界のような雰囲気になるのはおもしろいですね。沼津にはファンタジーの特色がある……?

 また、ファンタジー要素を強くしている要因にヨハネの相棒である狼獣・ライラプスの登場があります。公式サイトにはCVが記載されていなかったため、しゃべったときには驚きました。しかも声を演じているのは日笠陽子さん。豪華ですね~! なお、ライラプスと会話ができるのはヨハネだけで、ほかのキャラクターからはワンワンと言っているようにしか聞こえないようです。

 ヌマヅに戻ったヨハネは地元で野菜や果物を使ったお菓子を作って売っているハナマルを見つけます。「あの年齢で立派だ」「毎日楽しそうにしている」というライラプスに反論するものの、複雑な表情を浮かべるヨハネ。なんとなく都会に行き、無駄な時間を過ごしてくすぶっていた自分と比べてしまったのでしょうね。

 続いてヨハネが自分の心情を吐露するシーンが。ここはヨハネを演じている小林愛香さんの迫真の芝居が見れるところでもあるので、ぜひアニメ本編で。

 その後はヨハネの後を追ってきたハナマルと再会。ハナマルがお菓子屋さんをはじめた理由が明かされます。その理由自体はアニメで確認して欲しいのですが、視聴者もしっかりカタルシスを感じるようなものでした。スピンオフなので、ギャグ多めの作品になるかと思っていましたが、キャラクターの心情をしっかり描いていくようで、第2話以降が俄然楽しみになりました。

 クライマックスではハナマルがヨハネの歌を聴きたいと言ったことで、挿入歌“Far far away”を歌唱。幻想的な雰囲気のソロMVはとてもクオリティが高く見応えがありました。今後のMVにも期待が高まりますね~!

 今回は国木田花丸がモチーフのハナマルが登場しましたが、次回はどのメンバーが登場するのか、今からとても気になります。早く第2話が観たい!


カワチ:RPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。



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