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感想:『SYNDUALITY Noir』アニメ3話で仮面のキャラきたー! でも主人公と出会う場所が独特すぎる!!【考察あり】

てけおん
公開日時

 7月24日(月)深夜より放送されたアニメ『SYNDUALITY Noir(シンデュアリティ ノワール)』の第3話“Behind the mask”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『SYNDUALITY Noir』3話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。

仮面の男きたー! カナタと出会う場所が独特すぎる!!

 第3話にして“仮面の男”――クレジットや公式サイトによると“黒仮面”――という、ロボットアニメ好きならテンション上がらざるを得ないキャラが登場しましたが、まさかまさかのエッチなお店の控え室で主人公と初遭遇という……。

 しかもカナタに声をかけたかと思えば大胆過ぎる告白!! うなるBGM!! カナタの驚き顔!! めっちゃ笑ってしまいました。

 話しぶりから察するに、黒仮面は部下がいる身分――何らかの組織のトップ(または上位に位置する役職)のようです。シュネーは「あの方は剣です」「御身は世界の担い手」と言っていましたし、黒仮面自身も「この身は無辜(むこ)の民を守る剣」と言っていたので、ドリフターとは異なる立ち位置にいるのかもしれませんね。

 部下の誤情報でエッチなお店に来たとのことですが、その部下への罰が“24時間耐久スクワット”というあたりからも、なんとなく黒仮面が“厳しい(厳しすぎるだろ…)けれど、罰で人を殺すような冷酷な感じではない”どういうキャラクターなのかがにじんで伺えるような気がしていいですね。

第3話も戦闘がカッコイイ!! そして黒仮面の機体・ギルボウもカッコイイ

 今回の戦闘の見どころは、なんと言っても黒仮面の駆るコフィン・ギルボウの活躍!! メチャクチャカッコよかったです。

 今回の戦闘、“機体のカッコよさ”や“戦闘技術の差”を見せるのがうまいなって思いました。

 まずカナタですが、エリーを助けに入ったはいいものの、“拘束と撃破”を1人でやろうとしてエリーにたしなめられています。またエンダーズと戦う時には足を止めて1匹ずつ射撃しています。まだ経験が浅いカナタが動きの素早いエンダーズに攻撃を当てられているのはノワールの能力があってこそ、という描写もきちんと織り込まれていて、説得力があるように感じました。ビッグゲイザーに接近されて固まってしまったのは、これまた経験の浅さゆえというものを感じさせる描写でした。

 また、戦闘の途中で自分の実力を目の当たりにしてもふてくされずに「ノワールにふさわしいドリフターになってみせる!」と言えるのは、カッコイイなと思いました。

 続いてエリー。カナタに弾切れのピンチを救われるシーンもありましたが、それ以降は高速移動しつつ銃撃と肉弾戦でエンダーズを撃破。さすがにカナタよりも戦闘慣れしているなということを感じさせました。

 最後に黒仮面。エリーやカナタが苦戦したビッグゲイザーをいともあっさりと一刀両断! エリーやカナタが地面を動き回っていたのに対し、バーニアみたいに常時空中移動し、エンダーズと渡り合っていました。また、シュネーが背後から迫ってきたエンダーズを氷の攻撃で撃破するシーンでは、シュネーがエリーたちに言った「背後が隙だらけなので……」というセリフを拾いつつ、メイガスにはこんな力が備わっているんだということを示していました。

 エリーやアンジェがシュネーが力を振るう様子を見て驚いていたということは、少なくともロックタウンではああいったメイガスの力を使う乗り手はいない、または使えるとしても隠しているってことな気がします。

 戦闘後のシュネーの「お許しを。ギルボウを汚してしまいました」というセリフからも、黒仮面たちにとっては余裕のある戦いだったということがうかがえました。ギルボウ、カッコイイな~。ちなみにプラモデルは8月11日に発売予定です!

 ……にしても、なんで戦闘後にシュネーと黒仮面にスポットライトが当たっていたんでしょう。思わず笑ってしまいました。第2話に登場したランゲとドルチェもそうですが、この作品に登場するキャラは結構クセがあってイイですね。

 そして放送終了後には第4話に登場する、さすらいのドリフター・クラウディアとその相棒であるメイガスのフラムが紹介されていました。この2人もどんなキャラなのか気になるところですね~。

 そして第4話の予告映像では、フラムとクラウディアがカナタに近寄っているシーンが……。エリーさーん! またしても危機ですよー!!

「SYNDUALITY Noir」WEB予告 第4話「Wild daisy」

その他気になったこと

●3話にしてOPが公開! 最後トキオがそこに入ってくるんかい(笑)。

●カナタの「夢半ばに果てた父さんと母さん」というセリフ、1話でカナタがちらっと見ていた写真に写っていたのがカナタの両親でしょうか。

●エリーとシュネーの会話から、この世界にはエンダーだけではなく、野盗のようなならず者が存在することが明らかになりました。雨でさえ脅威になるこの世界ですので、どういったところをねぐらにしているのかなどもちょっと気になりますね。

●番号札を呼びあげられるたびにビクって反応しちゃうカナタにも笑いました。

●話が進むごとにエリーを応援したい気持ちが……。第4話を見たらもっと応援したくなりそうな気がしています。そんなエリーの目線で語られるもうひとつの『SYNDUALITY』の世界を描いたコミック『SYNDUALITY ELLIE』が明日7月27日発売の『月刊コミックアライブ9月号』より連載開始となります。いじらしいエリーの姿がこちらでも見られることを楽しみにしています。

●ノワールを見たシュネーはこう言いました。「少し似ている気がしたので。マイロード(黒仮面)が探し求める女神の面差しに」と。しかし、ノワールを見たと思われる黒仮面はシュネーのような反応を見せていませんでした。これはちょっと気になる部分でした。黒仮面自身は女神の容貌を知らないのでしょうか? それとも知っていてわざと反応しなかったのでしょうか? 

●そもそも黒仮面はなぜ女神を探しているのでしょう? 現時点では推測にしかなりませんが、少ないながら彼やシュネーの言動から察するに、決して悪い目的とは思えません。この世界を少しでも良くするためのような気はします。あくまで推測なので外れている可能性もありますが……。今後見ていくうえで、黒仮面の動向も気になるところです。

●最後に気になったこととして、トキオのことを挙げておきます。今回、トキオはムートンとディザイアネストを走り回っていましたが……。いくつか気になる描写がありました。まずはトキオの「保護者同伴で……」というセリフと、ムートンの「鬼ごっことは久しぶりですなあ」というセリフ。トキオのセリフは比喩的なものかもしれませんが、ムートンは事実をそのまま言っていそうだなと。ひょっとすると、トキオの小さいころからムートンがそばにいたのかもしれませんね。

 そしてひと晩じゅう“鬼ごっこ”をしていたトキオとムートンはネストの外での戦いに気付いていませんでした。なので黒仮面と顔を合わせることはありませんでしたが、黒仮面とトキオの髪色が似ていること、そして黒仮面が戦いの後に言った「あの者(カナタ)から嗅いだ不思議に懐かしいにおい」というセリフ……。なんとも伏線めいたものを感じていろいろと想像しちゃいますが、どうなんでしょうね。

TVアニメ『SYNDUALITY Noir』(シンデュアリティ ノワール)作品情報

放送・配信情報
テレビ東京系6局ネット、BS日テレほかにて
2023年7月10日(月)より放送開始!

ディズニープラスで7月10日(月)より
毎週月曜24時30分から独占配信!

【放送局】
テレビ東京系列:7月10日(月)より毎週月曜24:00~
BS日テレ:7月10日(月)より毎週月曜24:30~
SBS静岡:7月11日(火)より毎週火曜25:25~25:55
広島テレビ:7月11日(火)より毎週火曜25:59~
NST新潟総合テレビ:7月13日(木)より毎週木曜26:20~
東日本放送:7月18日(火)より毎週火曜25:31~
テレビ長崎:8月6日(日)より毎週日曜25:00~

※放送日時は変更になる場合があります。

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©SYNDUALITY Noir Committee

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