『るろうに剣心』4話感想。八代拓さん演じる斬左の斬馬刀を使ったアクションが豪快で息を呑む。赤べこの妙さんの声は能登麻美子さんで癒やし

カワチ
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 アニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の第4話“喧嘩の男・相楽左之助”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』第4話の物語に関する記述や、この先の原作にまつわる記載が多々あります。そのため本編や原作をご覧になってから読むことをオススメします。

左之助の豪快なアクションはアニメだと映える!

 さっそく、第4話の感想に……。と、その前にちょっとだけ余談を。みなさんは本アニメのweb限定予告をご覧になっているでしょうか?

 本編だけを追っている人は知らなかったかもしれませんが、じつは本アニメにはweb限定の予告が存在します。公式TwitterやYouTubeのアニプレックスチャンネルで公開されているのですが、本編とは異なる、ゆる~い雰囲気の剣心と薫の会話を楽しむことが出来ます。

 『るろうに剣心』の日常シーンを切り取ったような会話を楽しめますが、なかには薫が「てへぺろ」と言ったり、本編では出来ないようなコメディも詰め込まれているのでオススメです。まだ観ていない人はぜひチェックしてみてください!

 今回の第4話はオープニングにも登場する牛鍋屋“赤べこ”や。その店主の娘である妙さんが登場。妙さんの声は演じているドラマCD版の根谷美智子さん、旧アニメ版の島本須美に続き、今回は能登麻美子さんが担当しています。最近は落ち着いた大人の女性を演じることも多い能登さんなので、妙さんの声もすごく合っていましたね。関西出身の京言葉も新鮮でよかったです。

 年上で頼りになる妙さんですがストーリーが進むとミーハーでノリがいい部分もあるので、そういったギャップを能登さんが演じてくれるのか楽しみですね。

 赤べこでは自由民権運動の議論をする男たちの騒ぎに喧嘩屋を名乗る男(左之助)が喧嘩を売るという流れ。隠し持った寸鉄で殴られるも、びくともしない左之助は、指一本のデコピンで男を吹き飛ばしてしまいます。なお、第4話の冒頭で薫が弥彦にデコピンをするシーンはアニメのオリジナル。薫に悪態をついた弥彦がお仕置きされるという展開は原作にもありましたが、デコピンではありませんでした。デコピンだけで男を倒してしまう左之助の凄まじさがより伝わるいいアレンジでしたね。

 その後は剣心に復讐するために脱獄してきた比留間兄弟が再登場。左之助に剣心を始末するように依頼します。左之助は剣心のことを調査するために2週間ほど姿を消しますが、弟である比留間伍兵衛は左之助のコスプレをしながら悪態をつきます。原作でもおもしろいシーンですが、高木渉さんの芝居でさらにコミカルになっているので、ぜひアニメでチェックしてみてください。

 後半は左之助と剣心の決闘へ。“斬左”の異名を持つ左之助の得物“斬馬刀”がお目見えになりました。敵将を馬ごと斬り倒すために作られたという巨大な刀剣“斬馬刀”を振り回す左之助と飛天御剣流の圧倒的なスピードで猛攻をかわす剣心の戦いは、アニメだととても見応えがありました。

 攻撃が当たらなければ左之助は不利……。しかし、彼の真の強さはまったく別のところにあることが明かされます。戦いは次週に続きますが、原作では戦いもドラマもとても盛り上がっていったので、とても楽しみです。

 また、左之助の声は前アニメのうえだゆうじさんの印象がとても強かったので、慣れるまで時間がかかると思いましたが、八代拓さんの芝居が素晴らしくてすんなりい入り込むことができました。斬左の荒々しさや力強さがしっかりと伝わってきたので、左之助として仲間になったあとの芝居も早く聴いてみたいですね。


カワチ:RPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。


©和月伸宏/集英社・「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」製作委員会

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