『幻日のヨハネ』6話感想。『ラブライブ!サンシャイン!!』とは違う出会いをした“ギルキス”の関係性が尊い。成長と優しさを描くストーリーに涙

カワチ
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 アニメ『幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-』の第6話“ひとみしりのハーモニー”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-』第6話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。

リコの心に寄り添うヨハネとマリがよかった!

 『ラブライブ!サンシャイン!!』のスピンオフ作品でおなじみのキャラクターたちをモチーフにしているものの、設定が異なる別人として描かれるファンタジー作品『幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-』。インティ・クリエイツによる本格2Dアクションゲーム化も発表され、ますます盛り上がっています。

 今回は動物学者のリコが再登場するストーリー。前回のヨハマリが素晴らしかったので、もう少しだけふたりだけのイチャイチャを見たいな~と思ったりもしましたが、リコを加えた3人の関係性もすごくよかったですね。ヨハネ・マリ・リコといえばユニット“ギルキス”のメンバーとしておなじみですが、『ラブライブ!サンシャイン!!』と『幻日のヨハネ』では出会い方も違うし、それぞれの性格も異なるので新鮮です。

 『幻日のヨハネ』でのヨハネ、マリ、リコは3人とも人見知りで不器用なので、そんな3人が絆を深めていき、親友になっていく姿は胸を打ちましたね。

 なお、性格や設定が違うといっても、根幹は『ラブライブ!サンシャイン!!』と繋がっているのは面白いところ。リコに関してはヌマヅの外からやってきたという設定は分かりやすいですし、前回のストーリーでマリが隠していた本音を相手にぶつけるといった描写も『ラブライブ!サンシャイン!!』の設定を落とし込んだものでしたね。

 動物がニガテなハズのリコが『幻日のヨハネ』では動物学者の設定には笑いましたが、今回はなぜ彼女が動物学者になったのか明かされるエピソードがキモとなっています。心が暖かくなるので、ぜひアニメで確認してみて欲しいです。

 今回のストーリーはリコの研究室に集まり、“異変”が動物たちに与える影響について3人が調べていくというストーリー。前回に続いてシリアスな展開が中心であるものの、リコがライラプスやマリに仕える使い魔のペラピー、さらにはルビィにまで興味を示して目を輝かせるというコメディ要素も。

 珍しい生き物に興味があるリコですが、ルビィも同じカテゴリーなんだ……。まぁ、『幻日のヨハネ』のルビィは妖精族なので仕方がないのかもしれませんが(笑)。

 中盤にはリコが明日には町を出るからこれ以上は一緒に調査に行けないと発言するシーンが。せっかくだから思い出を作ることを提案するヨハネですが、リコは「思い出なんかいらない」とつぶやき、ふたりの元から去ってしまいます。

 じつは町を出るというのはリコが自分を守るためについたウソ。人と足並みを揃えることがニガテで、人見知りな彼女はふたりから距離を取ろうとしていました。

 ぜひ注目して欲しいのは、その翌日のシーン。ヨハネとマリは自分たちの境遇や性格をリコに素直に打ち明け、静かに彼女の心に寄り添います。その言葉を聞き、リコも心を開き、なぜ自分が人見知りになったのかを教えてくれます。ヨハネがヌマヅの人たちとの交流で成長し、そんなヨハネがマリを助け、今度はふたりでリコの心を救う。この展開はすごくよかったですし、その後に流れるMV“Hey, dear my friends”が心に沁みました。

 ついに『ラブライブ!サンシャイン!!』でおなじみの9人が本当の意味で集結したということでこれからのストーリーもすごく楽しみ。次回は女子会が題材らしいですが、いったいどんな展開に!? 早く観たい~!


カワチ:RPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。



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