アニメ『ゾン100』4話感想。リア充あるところにゾンビあり!? この世界のコンパは死亡フラグとの戦いだった

電撃オンライン
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 TVアニメ『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』第4話“CA オブ ザ デッド”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』第4話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。

新たな目標はCAとコンパ&でかいテレビでゲーム!

 3話でケンチョという頼もしい仲間を得た輝(アキラ)は、ゾンビ蔓延る街の中で優雅にベランピングを堪能中。

 これも“ゾンビになるまでにしたい100のこと”のうちのひとつなんですが、やっぱり辺りの状況との温度差がスゴイ……。

 なんだかんだ受け入れているケンチョもなかなかですね。流石アキラの友達です。

 そして、今回アキラが掲げる目標は大型テレビでゲームを遊ぶことと、CA(キャビンアテンダント)とコンパをすること! さらに言えば今日中に彼女を作るという宣言も。

 状況が状況だけに超難題な気がしますが、逆にこんな時だからこそ何かが起きそうな感じもします。

 まぁ大型テレビはどこも100%オフの持ってけ泥棒状態でしょうし、ひとつめの願いは比較的簡単に叶いそう? もちろん命の危険のことを忘れれば……ですが。

 今回の冒頭のシーンは全体的にコミカルに描かれましたが、個人的にはケンチョが“お笑い芸人になる”という自分の夢をノートに書き込むシーンはちょっとエモくて印象的でした。

 「これでもうコイツは俺のリストでもあるわけだ」というセリフとあわせて、アキラに仲間ができたことを強く認識させてくれるシーンです。

 アキラの対ゾンビ性能(というか度胸)が高すぎてひとりでも生きていけそうな感じがしてしまいますが、やはりこんな状況ですから仲間の存在は重要でしょう。

 これから増えていく仲間たちとも同じように夢や目的を共有したりするのかなぁと、今後の展開にも思いをはせてみたり……。気になりますね。

ゾンビから逃げた先で運命の出会い…?

 大型テレビを求めて移動している最中にハリウッドばりの大爆発カースタントを決めたアキラとケンチョは、ゾンビから逃げてたどり着いたデパ地下で生存者と出会います。

 ゾンビに追われる最中も大型テレビをあきらめずに行動するあたりは流石アキラといった感じです。あきれを通り越して、もうただただ感心します。終末世界でしぶとく生き残っているキャラクターとして説得力がありすぎる。

 そして、このデパ地下で出会った生存者というのが何を隠そうCA! 全く感動的ではありませんが超運命的な出会いを果たします。

 さらなる奇跡が起こりコンパみたいな空気まで発生しますが、想像通りの空回りをかますアキラ……果たして彼女はできるのか!

 でもこれゾンビモノだから下手にリア充になると……!?

無慈悲だけどちょっと切ない出会いと別れ…これも醍醐味!

 ですよね!

 やっぱりそうなりますよね!!

 だからゾンビや殺人鬼の類はリア充・パリピに厳しいとあれほど……! ちょっぴりセクシーなシーンもあって、「あ、この流れは……」としか思えなかったし!!!

 しかしこれもまた醍醐味。

 まさか「CAとコンパしたい! でかいテレビでゲームがしたい!」から始まってこんなに感動的で切ない展開になるとは思いませんでしたが、ゾンビものらしさはありつつアキラの心の成長にもつながりそうな良エピソードでしたね。

 ケンチョのお手柄で初志貫徹しちゃってるのも“らしさ”があって素敵。

 無慈悲なゾンビが蔓延る終末世界での出会いというのは、こういうことなんですよね。超頼もしいケンチョだって再会の仕方が少しでも違っていたらどうなっていたかわかりません。

 今後の“ゾンビになるまでにしたい100のこと”の進行、ゾンビ・アポカリプスの謎、三日月閑(ミカヅキ シズカ)の存在。などなど、気になることがたくさんありますが、アキラたちが今後どんな人たちと出会い、どんな関係を結んでいくのかにも注目していきたいですね。

 もちろん、恋愛フラグが死亡フラグになりかねないこの世界で、アキラに彼女ができるのかにも……!


©麻生羽呂・高田康太郎・小学館/「ゾン100」製作委員会

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