アニメ『SYNDUALITY Noir』4話の感想&考察。ノワールの記憶がフラッシュバック? 気になるシーンも

てけおん
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 7月31日(月)深夜より放送されたアニメ『SYNDUALITY Noir(シンデュアリティ ノワール)』の第4話“Wild daisy”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『SYNDUALITY Noir』4話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。

カナタの修行回! ……だけで終わらないのが『SYNDUALITY Noir』流?

 4話は、カナタが自分の腕を磨こうと努力するところからスタート。ノワールの処理能力に頼れば、エンダーズとはある程度戦えるのはこれまでのストーリーでもわかるのですが、それをよしとしないのはカナタの性格なんでしょうね。

 トキオは「あの業突くババア(マム)も甘くなるわけだ」と苦笑していますが、トキオもトキオでいざ何かあった時のために同行していると思われます。このへんはいい兄貴分だなあと思わされました。

 やはりトレーニングで苦戦したカナタですが、そのピンチをフォローしたのはトキオ……ではなく、ナイスバディのお姉さん・クラウディアとその相棒であるゼロ型メイガス・フラム。3話のシュネーと似たような力をふるっていましたが、トキオやムートンは当然のように知っていましたね。

フラッシュバックするノワールの記憶

 4話で特に気になったのは、中盤くらいのフラムとノワールの会話シーンでした。

 フラムが荒野に咲き誇るデイジーの花言葉が“無邪気”であることに触れつつ、意味深な表情で「フーには取り戻せないものだからね……」と言いました。いったい彼女にはどんな過去があるのでしょうか?

 またそのやり取りに刺激されたのか、ノワールの記憶と思われるモノがフラッシュバックし、謎の人物の姿が描写されました。あの人物は一体誰なのでしょう? このシーンでノワールは「はい、守ります。私とカナタとあの子で」と口にしました。この言葉は、フラムに向けられたものなのでしょうか? 違うようにも思えました。とすると“守ります”という言葉の対象は?

 ……まだまだ情報が少ない本作ですが、ノワールはかつて、何かを守るよう命令されたことがあるのではないか? と思わされました。そしてそれは彼女の記憶と関係していそうです。

カナタは成長したものの……?

 さて、4話終盤の夜間戦闘では、カナタの強みのひとつが出ていたと思います。それはムートンが口にしていた「一度目の失敗を糧に次の策を打つ」というもの。トキオもそこはカナタの長所として評価しているようでした。経験を積み、着実に強くなっている様子が描かれていくのは、結構筆者は好きな展開なので、楽しく見ることができました。無双モノもいいけど、こういうのもいいよねってことで。

 助太刀に入ったトキオの無茶苦茶な挙動で実力差を描いているのも、よかったですね。これまでの感想でも書きましたが、『SYNDUALITY Noir』は、こうした戦闘の描写が上手いな~と今回も思いました。

そして5話では?

 公式サイトでは、早くも5話“Drifting the maze”のあらすじが公開されていました。それはこんなようなもの。

 ドリフターとして強くなるにはメイガスとの絆を深めることが必要だと教えられたカナタは、ノワールとともに迷路の遺跡“フェズ”へと向かうことに。

 一方、トキオはゼロ型と呼ばれるアメイジア産のメイガスを持つドリフターたちが何者かの集団に襲撃される事件が多発しているという情報をキャッチしていた。

 これを見てなるほどなー、と思った点がありました。本日公開された“しんでゅありてぃ科学講座”の第4回で、やたらとフラムがカナタとノワールをくっつけようとしていたこと。これはフラム(とクラウディア)なりの思いやりだったりするのでしょうか?

 ドリフターとして強くなるにはメイガスとの絆を深めることが必要とのことですが、単にチームワークが大事ってことなのか、それ以上の意味があるのかも気になります。特にノワールはゼロ型ということもあって、シュネーやフラムが使っていた“メイガススキル”との因果関係があるのかなども気になったところでした。

しんでゅありてぃ科学講座 第4話「エンダーズとは…」

 また、ゼロ型メイガスを持つドリフターが襲われているというのも、4話でにおわされていましたが、5話でさっそくその話が……。その目的が気になるところですね。

その他気になったこと

●4話では、トキオの過去がちょっとにおわされていました。クラウディア本人にカモにされたのか、それとも別の誰かなのかはわかりませんが、トキオもまた駆け出しの時にカナタと似たような経験をしたのかもしれませんね。ランチミーティングの最中、クラウディアの「足止めはもちろん……」という発言をトキオが気にかけているようなシーンがありましたが、トキオの抜け目なさを示しているようでいいなと思いました。

●クラウディアはカナタたちを利用しましたが、その理由は私腹を肥やすというよりはフラムのメンテナンスのためでした。他にもデイジーの群生地を守るためという理由もありましたが、それもフラムの維持のため。なんとなくクラウディアはお宝目当ての“悪い女”に思えないのはそのためかもしれませんね。カナタの純情をもてあそんだような気はしますが(笑)。

●クラウディアがカナタに……と言うところで今回気になったのは、幼なじみのエリーがいなかったこと! エリーがいない間にカナタのそばにまた新たな女の影が……。エリーがいないことで、彼女の不憫さがよけいに目立ってしまったと思えるのは筆者だけでしょうか?

●フラムによると、ゼロ型はお互いを識別できるということ。5話では“ゼロ型メイガスを持つドリフターが襲われる事件”が多発しているとあらすじにありましたが、襲っている犯人はなぜそのメイガスがゼロ型だとわかったのでしょうか? 襲撃者もゼロ型を所有しているのか、それとも別の認識方法があるのかなども気になるところ。

TVアニメ『SYNDUALITY Noir』(シンデュアリティ ノワール)作品情報

放送・配信情報
テレビ東京系6局ネット、BS日テレほかにて
2023年7月10日(月)より放送開始!

ディズニープラスで7月10日(月)より
毎週月曜24時30分から独占配信!

【放送局】
テレビ東京系列:7月10日(月)より毎週月曜24:00~
BS日テレ:7月10日(月)より毎週月曜24:30~
SBS静岡:7月11日(火)より毎週火曜25:25~25:55
広島テレビ:7月11日(火)より毎週火曜25:59~
NST新潟総合テレビ:7月13日(木)より毎週木曜26:20~
東日本放送:7月18日(火)より毎週火曜25:31~
テレビ長崎:8月6日(日)より毎週日曜25:00~

※放送日時は変更になる場合があります。

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©SYNDUALITY Noir Committee

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