『フランク＆ドレイク』はストーリーはもちろんパズルやミニゲームも楽しい！面識もない2人が協力して謎を解くミステリーアドベンチャー【電撃インディー】

　電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は、Appnormals TeamがSteamで配信中の『フランク＆ドレイク（Frank and Drake）』をご紹介します。

　なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます！

付箋紙に書いたメッセージを頼りに謎を解くミステリーアドベンチャー

　本作は、フランクとドレイクという2人のキャラクターを操作し、謎を解いていくミステリーアドベンチャー。

　この作品の面白いところは、主人公であるフランクとドレイクの2人が、同じアパートの住民であるにもかかわらず、まったく面識がないということ。お互いに見ず知らずの相手でありながら、協力して謎を解いていくことになるのです。

　なぜ面識がないかというと、ドレイクは日光アレルギーで日中は外に出ることができず、夜に活動しているためです。生活時間のズレによって、すれ違いが生まれているわけですね。

　そのため、昼間はフランク、夜間はドレイクといった形で、2人のキャラクターを交互に操作し、物語を進めていくことになります。

　見ず知らずの他人であるにもかかわらず、同じ陰謀に巻き込まれてしまったフランクとドレイクは、自分たちが住んでいるアパートのあちこちにメッセージを書いた付箋紙を残していきます。

　この付箋が唯一のコミュニケーション手段となっていて、ここに情報を書き込んで交換することで、協力関係を築いていくことになるのです。

　顔も知らない相手と協力して、はたしてどこまで謎が解けるのか……？　というストーリーが面白いのはもちろんのこと、作中で登場するパズルやミニゲームも楽しめる作品となっていますので、ぜひ遊んでみてはいかがでしょうか。

　フランクとドレイクは、お互いに会ったことがない同居人で、未知の力によって2人を脅かす陰謀に巻き込まれてしまいました。同じアパートの住人でありながら、決して出会うことのない運命にある彼らは、2人の存在を覆い隠す謎を解き明かすため、お互いに協力し合わなければなりません。

　フランクはオリオールシティの古びたアパートの管理人で、自分が正気を失い、周囲の世界とのわずかなつながりも失いつつあることを不安に思っており、ドレイクは日光アレルギーのため、夜に活動しています。

　2人とも幻覚を体験し、自分の過去についての答えのない疑問を持っています。彼らが求める答えは、この不思議な体験の中にあるのでしょうか？

　2人はアパートのあちこちに残された付箋紙でコミュニケーションを取るしかありません。しかし、この会えない状態にもかかわらず、彼らは関係を構築し、謎を解き明かし、生き残らなければならないのです。

　このゲームでは2人のキャラクターを、昼はフランク、夜はドレイクで交互に操作することになります。どんな選択を行うかで、相手の未来でできることが変わって来ます。2人は別々に行動しなないといけませんが、絡み合った2人の運命は、築き上げる信頼と友情にかかっています。

　ゲームの舞台となるオリオールシティは、細部まで描き込まれた美しいイラストの舞台で、謎や注目するべき人物、掘り起こすべき秘密に満ちています。フランクとドレイクは、これらの環境を探索し、パズルを解き、手がかりを見つけ、それぞれの悩める過去に、彼らが切実に求める答えを見つける必要があります。

　謎は分岐するストーリーで展開し、プレイヤーの選択がフランクとドレイクが体験する出来事に大きな影響を与えます。何度もプレイすることで、ストーリーの新たな展開や、ユニークなパズルやミニゲームを発見することができます。

　どの分岐を選択しますか？　世界に隠されたすべての秘密を知ることはできるのでしょうか。

　本作は、2人のキャラクターが周囲の世界に対して感じている不安や幻覚のような存在を、美しいグラフィックスタイルで表現しています。撮影された映像の上に手描きでフレームを描くという、とても手間のかかるロトスコープという手法です。

　この表現により、非凡な2人のキャラクターが平凡な世界に溶け込もうとしているという、フランクとドレイクの現実を反映しています。

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