『スーパードンキーコング』101%クリアを最後まで阻んだステージは…“オイルこうじょう”でした【メモリの無駄づかい】

スズタク
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 三つ子の魂百までと言われますが、幼少期に限らず、ゲームを遊んだ思い出は脳に深く刻まれるもの。

 何年、何十年たっても、「なんでオレ、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。

 そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります! 今回は、SFC(スーパーファミコン)の『スーパードンキーコング』についてご紹介。

『スーパードンキーコング』とは

 1994年に任天堂より発売されたSFC用アクション『スーパードンキーコング』。パワー自慢のドンキーコングとスピードが売りのディディーコングを操り、仕掛け満載の多彩なステージを乗り越えていきます。

 当時としては最高峰の美麗グラフィック、耳に残る印象的なBGM、バラエティ豊かなアクションやステージなどが多くのプレイヤーを魅了。いま遊んでも色あせない楽しさが感じられる、不朽の名作です。

“オイルこうじょう”の最後のボーナスステージだけが見つけられなかった

 『スーパードンキーコング』といえば、セーブデータにゲーム全体の達成率が表示されることで有名。この達成率は、ステージをクリアしたりボーナスステージを見つけたりすることで増えていき、最大で100%……ではなく101%まで記録されることが特徴でした。

 初めて本作を遊んだときはエンディングまで到達できただけで大満足でしたが、のちに達成率のことを気にかけるようになり、どうせやるなら101%まで目指そうとドンドンのめり込むことに。

 ステージ内でボーナスステージをすべて発見すると、そのステージ名に“!”が付くので、これを頼りに当時の自分は島中を駆けめぐりました。この“!”のシステムはあらためて見てもすごく親切で、ゲームをやり込むプレイヤーのモチベーション維持に貢献していたと感じます。

 そんなこんなでチマチマと達成率を上げていったわけですが、とうとう残り1ステージというところで攻略が詰まりました。いまでも忘れないそのステージの名は……“オイルこうじょう”!

 レベル5エリア“カントリーファクトリー”の最初のステージである“オイルこうじょう”。ここに残っているボーナスステージだけがどうしても自力で見つけられず、いつまでもステージ名に“!”が付かない苦しみを味わっていました。この時点で達成率は100%で、一見するとコンプリートしているかのように見えたのがまた空しい。違うんだ、僕が求めているのは“101%”なんだ!

 結局、当時は101%制覇を諦め、歳月がたってからインターネットで攻略情報を調べてしまいました。自力で解決法を発見できなかったのは屈辱の極みでしたが、“オイルこうじょう”のボーナスステージ全発見は作中屈指の難しさだったと知り、ちょっぴり溜飲が下がりました。

 ちなみに、ゲーム中でクランキーコングから聞ける話のなかにはこのボーナスステージに関する情報もあり、まったくのノーヒントではなかったようです。やはり年長者は大事にするべきですね……。

 『スーパードンキーコング』は、Switchの有料サービス“Nintendo Switch Online”に加入している人なら無料ですぐにプレイできます。まだ遊んだことがない人は、往年の名作を味わうと同時に101%達成を目指してみてください!



スズタク:RPGとアクションをこよなく愛するライター。近年、シミュレーションRPGのおもしろさに気づき始める。


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