サイゲームス最大規模の展覧会『Cygames展 Artworks』レポート。『神撃のバハムート』から期待の新作まで5,500点以上のイラストが展示されている様子は圧巻

電撃オンライン
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 サイゲームスのゲームに登場するデザインやイラストなどのアートワークを集めた展覧会『Cygames展 Artworks』が、9月2日から10月3日にかけて上野の森美術館で開催されます。

 展覧会は、原点である『神撃のバハムート』から、『ウマ娘』や『Shadowverse』、新作コンシューマーゲーム『GRANBLUE FANTASY: Relink(グランブルーファンタジー リリンク)』、『Project GAMM』までのアートワークが一同に会しています。

 そんな展覧会の開催に先駆けて、メディア向け内覧会が9月1日に開催。本記事ではその模様をレポートします。

ガイドアプリを使うと展覧会をさらに楽しめる!

 その前に展覧会をさらに楽しめるガイドアプリが配信されていることは知っていますか?

 ガイドアプリでは、『神撃のバハムート』アルベール役の緑川光さん、『Shadowverse』アリサ役の優⽊かなさん、『グランブルーファンタジー』ルリア役の東⼭奈央さんなど各作品に出演する声優さんがキャラクターの声で展⽰の見どころやこだわりなどを紹介してくれます。

 展示を見ながらガイドアプリを使用すればさらに楽しめるので、事前にダウンロードしておくのをおすすめします。

 ただし、会場でガイドアプリを使用する際にはイヤホンを使用して、ほかの方の迷惑にならないようにしてください。

Cygames展 Artworks 公式ガイドアプリ

出演声優(敬称略)
緑川光(アルベール役/『神撃のバハムート』より)
優⽊かな(アリサ役/『Shadowverse』より)
東⼭奈央(ルリア役/『グランブルーファンタジー』より)
佐藤利奈(千川ちひろ役/『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』より)
M・A・O(ペコリーヌ役/『プリンセスコネクト︕Re:Dive』より)
ゆかな(ナーム役/『ドラガリアロスト』より)
逢坂良太(アルク役/『ワールドフリッパー』より)
藤井ゆきよ(駿川たづな/『ウマ娘 プリティーダービー』より)

※本アプリをご利⽤いただくには、展覧会会場でのチェックインが必要です。
※会場では、周囲のお客様のご迷惑にならないよう必ずイヤホンをご利⽤ください。

外観からメインビジュアルがお出迎え

 会場となる、上野の森美術館は外観から今回の展覧会仕様。外壁に大きく描かれたメインビジュアルが出迎えてくれました。

 かなり遠くから見えますが、近くで見てみるとかなりの迫力。ほかにも、外観には各作品のキャラクターの集合イラストも描かれていて、会場に入る前から展覧会が非常に楽しみになりますね。

 そして、会場の入り口近辺では、まずサイゲームスが関わった作品の年表を見ることができます。こうして見てみると、「いまプレイしているゲームがこんなに前から配信されていたのか」や「こんな作品があったのか」などを知ることができるのもうれしいですね。

神撃のバハムート

 そんな年表の後に展示されているのはサイゲームスの原点とも言える『神撃のバハムート』。これまでの歴史を振り返る映像が壁いっぱいに映し出されて、長い歴史を持つとともにサイゲームスの作品がここから始まったと感じられます。作品を彩る美麗なイラストの数々も見逃せませんね。

 また、メインビジュアルにも描かれた巨大なバハムート像も展示されています。その大きさは幅約5メートル、高さ約3メートルと迫力満点。さらに細部まで作られていて本展覧会の目玉のひとつとなっています。ガイドアプリでARカメラを起動すれば、演出付きの写真を撮影できるので、こちらも試してみてください。

Shadowverse

 『神撃のバハムート』エリアに続くのは『Shadowverse』エリア。ここでは、これまでに登場したカードのイラストが液晶パネルに表示されています。

 さらに、カードイラストをタッチするとカードが裏返るおなじみの演出とともに進化後のビジュアルが大写しに! かなりの迫力なので、お気に入りのカードを探してタッチしてみるのもいいかもしれませんね。

 ちなみに、連続でタッチすれば複数枚の進化演出を同時に見ることもできます。こんなことゲームではできないですよね。

 リアルカードゲーム『Shadowverse EVOLVE』に登場するカードもこちらに展示されていました。

グランブルーファンタジー

 『グランブルーファンタジー』のエリアでは、アートワークだけではなく、“グランサイファー”の模型も展示されていました。壁などにかけているわけではなく360度見渡せるので、いろいろな角度から見てみれば意外な発見ができるかもしれませんね。

 キャラクターのイラストもたくさん展示されているので見応え抜群。さらにキャラクターの設定画などが壁一面に敷き詰められた光景は圧巻です。

 各イベントのロゴが展示されていたり、イベントのキービジュアルと関連キャラクターがまとまって展示されていたりするので、これまでのイベントに思いを馳せてみるのも良さそうです。

アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ

 『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』(デレステ)には、190名のアイドルが登場しています。展示では190名のイラストと名前や所属ユニットなどのプロフィールが紹介されています。

 やっぱり、190名もいるだけあって、それだけのアイドルのイラストが一度に見れるのは壮観。配置は五十音順になっているので、自分がプロデュースしているアイドルが見つけやすくもなっています。

 さらに、1周年から最新の8周年で発表された衣装の実物も展示。こちらも一度に見る機会は限られているので見逃せません。

※一般の方は衣装展示は撮影禁止となっております。

プリンセスコネクト!Re:Dive

 『プリンセスコネクト!Re:Dive(プリコネR)』のエリアではキャラクターにフォーカスした展示が行われていました。

 各キャラクターの通常バージョンや別衣装バージョン、そして“夢の世界”の姿がまとめて展示。さらに、ユニオンバーストの演出やSDキャラクターのアクションなどを動画で楽しむことができました。

 設定資料や絵コンテも豊富に展示されており、ふだん何気なく見ていることでも、こだわりのポイントがたくさんあることがわかります。また、これまで未公開だったものも展示されているので、探してみるのも面白いかもしれませんね。

ドラガリアロスト、リトル ノア、ナイツオブグローリー、三国志パズル大戦、ワールドフリッパー

 『ドラガリアロスト』、『リトル ノア』、『ナイツオブグローリー』、『三国志パズル大戦』の展示では、作中のさまざまなキャラクターなどのイラストを見ることができます。

 懐かしさを感じますが、それ以上にサービスが終了してしまった作品のキャラクターやイラストにふたたび会えるのはうれしいですね。

 『ワールドフリッパー』では、『ピンボール』がベースになっているゲームということもあって、特徴でもあるドットイラストを使用したゲーム画面の展示が行われていました。

ウマ娘 プリティーダービー

 実在の競走馬の名前と魂を受け継いだ“ウマ娘”たちを題材にした育成シミュレーションゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』。そのエリアでは、ストーリーの章ごとに中心となるウマ娘や関連するイラストが展示されていました。

 イラストのほか、絵コンテやモデルとなった馬の写真とプロフィールが展示されています。本作のプレイをきっかけに、競馬や競走馬に興味を持つ人も少なくないので、本展覧会で両者を一度に見られる機会があるのもうれしいところですね。

グランブルーファンタジー リリンク、GARNET ARENA: Mages of Magicary

 コンシューマーゲームの新作『グランブルーファンタジー リリンク』と、『GARNET ARENA: Mages of Magicary(ガーネット アリーナ:メイジ オブ マジカリー)』のアートワークも展示されています。

※『GARNET ARENA: Mages of Magicary』は、これまで『Project GAMM』とされていたタイトル。

 両タイトルのアートワークは撮影NGだったので、『GARNET ARENA: Mages of Magicary』のオフィシャルフォトのみ掲載。『グランブルーファンタジー リリンク』のアートワークは来場してのお楽しみです。

 ほかにもゲームの世界観や内容を知ることができる映像を見ることができます。大画面で見る迫力のある映像は数分間にわたって再生されますが、是非最初から見ることをおすすめします。

グランブルーファンタジー リリンク

Project GAMM

物販エリア

 物販エリアでは、展示されているイラストを収録した公式図録やTシャツ、ロゴ入りのスケートボードなど70種類以上の商品が販売。NEW ERAとのコラボキャップなど実際に商品を見ることができます。

サイゲームス担当者インタビュー。過去最大規模の展示会の開催に至った経緯は?

 また、内覧会ではサイゲームス担当者へのインタビューが実施。展覧会の開催に至った経緯や苦労した点をお聞きしました。

――展覧会の開催に至った経緯をお聞かせください。

 サイゲームスではこれまでに背景・アート展を開催したことがありました。そのときと同じようにコンテンツをひとつひとつ展示することを計画していましたが、キャラアートや武器などを含めたものを展示したいと考えて、このような形になりました。

 展覧会はサイゲームスのゲームをプレイしている方だけではなく、クリエイティブな仕事に携わっている方や携わりたい方に見てほしいです。

――開催に当たって苦労した点をお聞かせください。

 サイゲームスには、今回のようにすべてのゲームタイトルを集約した展示会の前例がありませんでした。そのうえでコンテンツごとにさまざまな世界観を持っているので、どのような展示をすれば、楽しんでもらえるかを考えるのに苦労しました。

 これまでに前例がない展示会なので、開催する場所を決めるのも大変でした。上野の森美術館での開催を決めたのにはふたつの理由があって、ひとつ目はゲームのイラストを“美術”として扱ってくれる皆さんが知っているような有名な美術館であること。これまでにゲームやエンタメの展覧会を行っていて親和性があると感じたので、上野の森美術館で開催する運びになりました。

――展示会では新作の『Project GAMM』が発表されましたが、展覧会で発表した理由をお聞かせください。

 展覧会のコンセプトとして“最高のコンテンツの系譜”というのがあって、サイゲームスの歴史がたどれるようになっています。その中で、これからはコンシューマーにも力を入れたくて、新作を開発中のスタッフにも相談させていただいた結果、展示することになりました。

――東京以外での開催予定はあるのでしょうか。

 現状、ほかの場所での開催は決まっていません。ですが、今後開催できればとは思います。

『Cygames展 Artworks』概要

展示タイトル
・神撃のバハムート
・Shadowverse
・Shadowverse EVOLVE
・グランブルーファンタジー
・アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ
・プリンセスコネクト!Re:Dive
・三国志パズル大戦
・ナイツオブグローリー
・リトル ノア
・ドラガリアロスト
・ワールドフリッパー
・ウマ娘 プリティーダービー
・GRANBLUE FANTASY: Relink
・Project GAMM

会期
9月2日(土)~10月3日(火)

会場
上野の森美術館(東京都台東区上野公園1-2)

開館時間
10:00~17:00(入場は閉館30分前まで)

一般チケット

料金:大人2,000円(税込)、大学生・専門学生1,500円(税込)、中学生・高校生800円(税込)
販売期間:2023年7月3日(月)12:00~

※全日日時指定制
※小学生以下無料
※なくなり次第販売終了

特典グッズ付きチケット

  • ▲特典グッズ

料金:3,000円(税込)
販売期間:7月3日(月)12:00~
特典:ステッカーセット9枚入り、フォンタブストラップ

※先着3000枚
※なくなり次第販売終了

来場者限定Xハッシュタグキャンペーン

 本展覧会の開催期間中、会場で撮影した展⽰物や購⼊したグッズの写真に指定のハッシュタグをつけてX(旧Twitter)からポストしていただいた⽅に、声優・緑川光さんのサイン⼊りロングスリーブTシャツが抽選で5名様に当たる“来場者限定Xハッシュタグキャンペーン”を実施します。

 キャンペーンに関する注意事項や詳細は9⽉2⽇(⼟)に本展覧会公式サイトのキャンペーンページでお知らせします。

【期間】
9⽉2⽇(⼟)10:00〜10⽉3⽇(⽕)23:59まで
【応募⽅法】
STEP1:Cygames公式X(旧Twitter)アカウント(@Cygames_PR)をフォロー
STEP2:期間中に会場で撮影した展⽰物や購⼊したグッズの写真に「#Cygames展⾏ってきた」をつけてポスト(ツイート)

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