感想:漫画『Lv1魔王とワンルーム勇者』はギャグ、ラブコメ、シリアス、バトルが全部面白い。しかもちょっとH…!

電撃オンライン
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 現在TVアニメも放送中の漫画『Lv1魔王とワンルーム勇者』の感想をお届けします。

【注意】この記事には『Lv1魔王とワンルーム勇者』単行本1~3巻までの物語に関する記述があります。そのため事前知識無く作品を楽しみたい場合は、先に本編をご覧になってから読むことをオススメします。

■漫画『Lv1魔王とワンルーム勇者』

再開した宿敵は予想外の姿で……

 『Lv1魔王とワンルーム勇者』の主役は魔王と勇者。ゲームや小説、漫画、アニメなどでも魔王と勇者を中心に据えた名作は数多くありますよね。

 そんな中でも本作はちょっと変わった魅力を持った作品です。

 まずはあらすじを少々。主人公は、10年前に魔王を倒した救世の勇者・マックスその人です。しかし、魔王討伐後はスキャンダルにまみれて落ちこぼれ、自堕落に暮らす冴えないおじさんに……という、なかなかどうしてなキャラクター。

 一方の魔王はマックスに倒されてから10年後に復活。しかし10年では当時の力を取り戻せずその容姿は小さな女の子……。

 気合だけは十分なので復活後すぐに自分を倒した勇者に会いに行き、お互い予想外過ぎる姿で再会を果たします。

 好敵手であったはずの勇者の落ちぶれ具合に怒りをあらわにする魔王でしたが、どうにも放っておけず勇者と一緒に暮らして世話を焼くことに……。

 こうして世話焼き魔王と落ちぶれ勇者の奇妙な共同生活がスタートします。

勇者一行の過去が物語のカギ?

 王国の魔導庁長官を務める僧侶・フレッドや、王国を離反し王国北部に共和国を建国したことでテロリストとして扱われている戦士・レオなど、物語が進むとマックスのかつての仲間たちが登場し、物語を意外な方向へ導いていきます。

 現代風の世界観で展開するので、マックスと魔王の日常を描いたシーンなどを見ていると忘れそうになりますが、本作は魔王や勇者が存在するファンタジー世界。

 勇者の仲間たちやその部下など、超常的な戦闘能力を持ったキャラクターも数多く登場します。

 そしてそんなキャラクターたちのバトルシーンも本作の魅力の一つ。もちろんマックスも戦います。

 ギャグやラブコメシーンでちょっと残念な姿を見せていたマックスですが、いざ戦闘となるとめちゃくちゃ強い。王道ですがこのギャップが格好いいんですよね。

 バトルの描写自体もかなり迫力があるので、特に少年誌系のバトル漫画が好きならささるはず!

ギャクとシリアスのバランスが絶妙! そしてちょっとエッチ

 ギャグやラブコメをやりつつ、シリアスなストーリーやそれに付随するバトルシーンも描かれる『Lv1魔王とワンルーム勇者』。

 こういった作品ってギャグとシリアスのバランスが取れていないと急に醒めてしまったりしますが、本作はそのあたりがかなり絶妙で、どちらかが浮いたりせずまとめてひとつの流れとして没入したまま楽しむことができます。

 さらに、本作にはもうひとつの魅力が。そう、この漫画ちょっとエッチなんです(小声)。

 魔王は子供形態から色々きわどい美少女形態に変身するし、魔王の秘書官であるゼニアは基本的にバニーガールみたいな服装で過ごしています。

 そして、そんなキャラクターがいるわけですから、必然的(?)にサービスシーンも多々描かれます。

 さらに、腹筋の割れたマッチョな美女など、フェチを感じるキャラクターやシーンも。

 もちろんそこがメインではないので、スパイス程度にちりばめられている感じですが、それを目当てに読んでも後悔はしないはずなのでぜひ!

■『Lv1魔王とワンルーム勇者』


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