『魔王学院の不適合者II』10話・11話の感想。シンとレイ、それぞれの想いを乗せた剣が宿敵を追いつめる!

セスタス原川
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 現在放送中のアニメ『魔王学院の不適合者 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~』の第2期。

 電撃オンラインでは、その感想記事をお届けしています。今回は第10話、第11話の感想をお届けします。

 10話、11話の内容を多く含む感想となっているので、ネタバレにはご注意ください!

2000年前のアノスの行動が現代を大きく動かす

 9話までの過去編が終わり、ついに現代でアヴォス・ディルへヴィアことミサとの決戦の幕が上がります。

 現代では既にアヴォス・ディルへヴィアによる混血狩りが行われており、学院の生徒たちにも被害が及んでいました。まずアノスたちは生徒たちの救出を目指すことに。

 そこではどこか見覚えのある少年が周りの生徒を庇って処刑されようとされていました。その少年は2000年前にアノスが助けた少年イガレスの転生者でした。

 彼は敵陣営に潜んでいた純血魔族に救われるのですが、その正体は2000年前にイガレスを手にかけようとした魔族。まさかの2000年前にアノスが異なる意味で救った2人が、現代で協力するというこの上ない熱い展開に!

 アノスが改変した過去は無意味ではありませんでした。

 そして、各地で次々と2000年前からの転生者によってアヴォス・ディルへヴィアへの反抗が起こります。その合言葉は“アノシュ・ポルティコーロ”。2000年前にアノスが行った過去の行為がきっかけとなり、混血生徒たちを救ったのでした。

 2000年という時を越えてアノスが救った者たちが恩返しをするかの如く活躍する、目頭が熱くなる展開ですね……。

 この作品のウルっと来るポイントは、アノスの活躍だけでなく、彼の行動によって周りのキャラクターたちが動かされていくところにもありますよね。

 場面は移りアノスとシンの対面に。シンは自分の意思でアノスを襲うかと思えば、裏切りをしてしまった後悔と共に命を差し出そうとします。

 しかし、アノスはこれを拒否。正々堂々の真っ向勝負をすることになります。

 2000年をかけて極めたシンの剣技もアノスには未だ届かず。膝をつくシンでしたが、アノスの父親に対する思いを聞いたことで、娘であるミサを救うために再び立ち上がります。

 ここでアノスが転生後の父であるグスタがシン決起の要因になるとは……。確かに、アノスは父親の気持ちはわからないかもしれませんが、子供から見た父親への気持ちはわかる、というわけですね。

 しかも、グスタは完璧な父親というよりは、ちょっと不器用さもあるけれども息子想いという、ある意味シンと似ているようなところがありますね。

 こうしてシンは再びアノスの右腕として、そして父親としてミサを救うための戦いに身を投じるのでした。10話は戦いの下準備の物語。11話から本格的にアノスたちとミサの戦いが始まります。

シンとレイがそれぞれ因縁の相手と剣を交える!

 11話で始まったミサとの戦い。しかし、意外にもアノスが直接手を出す場面は少なく、レイやシンの戦いが中心となります。

 戦いの場には天父神ノウスガリアも参戦。いわゆる黒幕は彼なので、ミサに手を貸すのは当たり前と言えるでしょう。

 混血魔族の救出も終えていますし、アノスが一発手を下せば状況は解決しそうな気もしますが……。

 愛し合うレイとミサ、レノの仇でもあるノウスガリアとシン、それぞれが自身の手で決着を付けることに意味があると考えているのでしょうか? それとも何か大がかりな準備をしているとか? 魔王様の考えることは我々には想像しかねますよ本当に……。

 まず11話の注目ポイントは、アヴォス・ディルへヴィアとミサの決別です。レイは偽りの魔王となったミサと戦いますが、戦況は劣勢。その戦況は彼女の中に残るミサの意識によって覆ります。

 このときのミサのペンダントやレイの剣から出るエフェクトがハートマークなのがまた良いですね。“愛は勝つ!”とは良く言いますが、この2人の戦いはまさしく愛によって力が生まれています。

 ノウスガリアが介入してくるも、アノスは片手で彼を吹き飛ばします。神すら軽く手を振っただけで吹き飛ばす魔王様、頼もしすぎませんか。

 そして、ノウスガリアの相手はシンがすることに。シンも剣技を磨いて2000年で力をつけていましたが、愛を手玉に取るノウスガリアに翻弄されて劣勢に。

 そこを助けたのは愛の精霊フラン。シンが2000年持ち続けていたページの切れ端をきっかけに、自身の存在を認識。その対象であるレノとして現代に蘇ります。

 視聴者としては“フラン=レノの何か”という伏線はヒシヒシと伝わってきていたので、2期放送当初から考えると「ようやくこの時がやってきたか!」という感じです。

 その後は、レノの力で精霊全員と精霊の母、その力を受けた精霊王シンにより、ノウスガリアは根源を消失。神の思惑は精霊たちの力によって破られることになりました。

 場面はレイとミサの戦いへ。根源が残り1つとなり追い込まれたレイですが、その状況で放ったのは過去でシンから学んだ剣技。ここで義父(まだ結婚してませんが)から学んだ技を使うのは……最高の展開すぎますよ。

 その技でミサとアヴォス・ディルへヴィアを切り分けることに成功。封印されていたことで改めて自身の想いに気が付いたミサは、アヴォスに向けて想いをぶつけます。

 その際の稗田寧々さんが演じる1人2役の問答シーンは必見の名シーン。初見で見せられたら全く別の2人が掛け合いをしているようにしか見えない演じ分けです。

 以前の登場シーンでも触れましたが、こうして2人で直接掛け合うシーンだとお芝居のレベルの高さに改めて驚かされますね。

 ノウスガリアを倒したシンたちも合流して、いよいよ追いつめられたアヴォス・ディルへヴィア。アノスという切り札がまだ動いてない時点でアノスたちの勝利は揺るがない気がしますが、気になるのはアヴォス、ミサ、レイ、シン、レノの関係性がどのような着地点を迎えるのかという部分。

 求めるのはハッピーエンドですが、今回はいろいろな想いが複雑に絡み合っていますし、2000年という時間も経過しているので、全く結末が読めませんね。

 長く続いた『魔王学院の不適合者Ⅱ』も最終盤。魔王と偽りの魔王の戦いの決着を、みなさんもお見逃しなく!

放送・配信情報

2023年7月より第1話から放送再開決定!

【放送】
TOKYO MX……7月8日より 毎週土曜 24:30~
とちぎテレビ……7月8日より 毎週土曜 24:30~
群馬テレビ……7月8日より 毎週土曜 24:30~
BS11……7月8日より 毎週土曜 24:30~
読売テレビ……7月11日より 毎週火曜 27:22~
テレビ愛知……7月11日より 毎週火曜 26:05~
AT-X……7月8日より 毎週土曜 24:30~/リピート放送:毎週(水)20:00~/毎週(金)8:00~
※放送日時は編成の都合等により変更となる場合もございます。予めご了承下さい。

【配信】
dアニメストアにて地上波同時・単独最速配信!

【SATFF】
原作:秋
キャラクター原案:しずまよしのり
総監督:大沼 心
監督:田村正文
キャラクターデザイン:山吉一幸
シリーズ構成:田中 仁
美術監督:込山明日香
色彩設計:吉田隼人
撮影監督:木田健斗(株式会社チップチューン)
3D監督:江田恵一(株式会社チップチューン)
編集:瀧川三智(REAL-T)
音響監督:納谷僚介
音楽:井内啓二
制作スタジオ:SILVER LINK.

【CAST】
アノス・ヴォルディゴード:梅原裕一郎
ミーシャ・ネクロン:楠木ともり
サーシャ・ネクロン:夏吉ゆうこ
レイ・グランズドリィ:寺島拓篤
ミサ・イリオローグ:稗田寧々
エレオノール・ビアンカ:渡部紗弓
ゼシア・ビアンカ:久野美咲
シン・レグリア:羽多野渉
大精霊レノ:阿澄佳奈
熾死王エールドメード・ディティジョン:小山力也

【オープニングテーマ】
Lenny code fiction 「SEIEN」

【エンディングテーマ】
ももすももす 「エソア」


©2023 秋/KADOKAWA/Demon King AcademyⅡ

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