感想:『豚のレバーは加熱しろ』1話“オタクは美少女に豚扱いされると喜ぶ”。豚は「ジェスたそ」だけど「たそ」と「たん」あなたはどっち派?

電撃オンライン
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 アニメ『豚のレバーは加熱しろ』1話“オタクは美少女に豚扱いされると喜ぶ”の感想をお届けします。
 
【注意】キービジュアルより先のテキストでは『豚のレバーは加熱しろ』1話“オタクは美少女に豚扱いされると喜ぶ”の物語に関する記述が多々あります。

豚さんのコミカルな魅力がアニメで大爆発!

 ついにスタートしたアニメ『豚レバ』。原作を読んだときからアニメになるとどんな感じになるんだろ~と興味津々でした。

 1話のあらすじを先に読んでからアニメを観ようと思い、公式サイトで確認しに行くと…

 フンンッンゴッンフンゴォンゴッン、ンゴッ(ンンンゴッ)ンゴッンゴッンン! フンンッンッンンゴッフンゴッンゴッン、フンゴッンオゴォンゴッンゴッフンンンッンッ。ンッフンンゴッンゴッフンンッンオゴォンフンンフンゴォ、ンゴッンゴッンフンゴォフンゴォンン。ンゴッンフン、ンッンッフンンゴッンフンゴッンンゴッンン!?

 と書いてありました。……え? これって豚語なの? と戸惑っていると“ジェスの力を借りる”というボタンを発見。そのボタンを押すと瞬く間に、豚語が理解できるようになりました。まだ見に行っていない方はぜひご覧ください!

 さて、豚さんといえばモノローグ部分とそうでない部分がどうなっているのか気になりますよね。小説では括弧で括られているのでわかりやすいですが、アニメだとどうなっているんだろうと思っていると、まさかのエフェクト!

 豚さんのモノローグのセリフにはエフェクトをかけることでモノローグを表現していました。なるほど、これならアニメでもどこがモノローグでどこがジェスに向かって話している部分なのかわかりますね。

 オタクらしい口調が特徴の豚さんですが、アニメでは松岡さんの素晴らしい表現力が加わり豚さんが話すたびに笑顔になってしまうほど面白い! そして、思っていた以上に豚さんの目がキラキラしていてかわいかったです。急にイケメンっぷりも発揮するので、さまざまな面を持っているキャラクターだなぁと感じました。

 私のオタク真っ盛り時代には「~ンゴ!」や「○○たそ」などたびたび聞く機会がありましたが、昨今オタクとそうでない方の境界線が曖昧になってきたこともあり、聞く機会がなかったのでなんだか懐かしい気持ちにもなりました(笑)。あ、でも私のオタク真っ盛り時代で「たそ」ではなく「たん」だったかもしれません(笑)。

 豚小屋の掃除シーンでは、どういう仕組みでほうきなどが動いているのかを気にしていたりと、理系っぽさも出ていましたよね! 私は仕組みなどまったく気にならず「わ~便利~☆ ほしいな」と思っただけだったので、なるほどこういう視点もあるのかと感じましたね。さすが理系の豚! 

想像していた5万倍癒しボイスだったジェスたそ

 豚さんだけじゃなく、もちろんジェスたそもとてもカワイイ。心の声がわかってしまう種族なのですが、いろいろ大変なことも多いだろうにこんないい子に育って……となんだかうるっときてしまいます。普通だったら引いてしまいそうな豚さんの発言にも、真摯に向き合って叶えてくれようとする姿はまさに天使! 

 さまざまな美少女キャラクターがいますが、ジェスは古き良きオタクが求める美少女の鉄板といった感じありませんか? 金髪、リボン付きブラウス、レースの付いたふんわりスカート、そして何かとは言わないですが白い布。さらに優しさ溢れているだなんて。これはみんな好きになること間違いなしですよね。

 そういえば、豚さんの言っていることがわかるということは、イェスマは動物がなにを考えているのかもわかるのでしょうか? そうなってくるとペットの考えていることがわかるのは羨ましいなぁなんて思ってしまいますね。

 ちなみにBlu-ray&DVDの発売が決定し、完全予約限定バンドルグッズのベッドに寝転がるジェスが可愛すぎるんです……。いつもはブラウスとスカートで清楚な服装をしているジェスがニーハイと下着姿になっていて、これは豚さんじゃなくても「ブヒブヒ」してしまいますよね? 気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!

 1話では豚さんとジェスのみの登場で、ほぼお話をしているシーンだったのにも関わらずまったくダレないのがすごい! 豚さん心の声がダダ漏れな裏表のないコミカルさとジェスのかわいい天使だけどどこかミステリアスな部分がいい感じにマッチして、テンポ良く見ることができました。

 いちゃラブファンタジー感が全開だった1話ですが、じつはそれだけじゃない『豚レバ』。これからアニメでどのような展開していくのかこれから楽しみですね! 


ハチ:ジェスのような純粋な心を失った限界アラサー独身女性ライターのため、ジェスたその天使っぷりが眩しいンゴ! ちなみに、生で食べたことはないですがレバーは大好き。


【STAFF】
原作:逆井卓馬(電撃文庫/KADOKAWA刊)
原作イラスト:遠坂あさぎ
監督:高橋雅之
シリーズ構成:赤尾でこ
キャラクターデザイン:渡辺 奏
サブキャラクターデザイン:倉橋N濘
プロップデザイン:ヒラタリョウ
美術設定・美術監督:中村嘉博(デザインオフィスメカマン)
色彩設計:吉里修耶
CGディレクター・2D:濱村敏郎(ワイヤード)
撮影監督:杉山大樹(project No.9)
編集:丹 彩子
音響監督:立石弥生
音楽:末廣健一郎・MAYUKO
アニメーション制作:project No.9


©2023 逆井卓馬/KADOKAWA・アニプレックス・BS11

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