感想:アニメ『アイドルマスター ミリオンライブ!』4話。原っぱライブを軸にアイドルの個性が少しずつ見られる回

イマイチP
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 アニメ『アイドルマスター ミリオンライブ!』第4話“原っぱライブ はじめます!?”の感想記事をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『アイドルマスター ミリオンライブ!』4話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。

 テレビ東京系で現在放送中のアニメ『アイドルマスター ミリオンライブ!』。ニコニコチャンネルでは最新話1週間無料、他のストリーミングサービスでも幅広く配信されるので、見逃した人は利用してください。

 本記事では、アニメ『アイドルマスター ミリオンライブ!』の各話の感想を、コミック『アイドルマスター ミリオンライブ! Blooming Clover』の担当編集をしている私、イマイチPがお届けしていこうと思います。今週もよろしくお願いします!

原っぱライブ! このアイデアが劇場を動かす!!

 「原っぱ~~~~!?」で締めた3話。何かを思いついた未来が、劇場のアイドルたちにメッセージを送ります。いろんなアイドルのスマホが見られてほくほくです。この回は少しずつ、各アイドルがひと言しゃべっていく演出もいいですね。1人も手放さない! ジュリアと麗華、このみ・莉緒・風花の大人組み宴会、桃子・環・育の小学生トリオなど、37人のなかの関係性もさりげなく教えてくれます。

 「原っぱでライブしちゃおう!」という突拍子もない未来のアイデアに対するリアクションもさまざまですね。プロデューサーのリアクションが、まさに……というものですが、楽しみにするアイドルもいて、これからどうなるやら…。

 原っぱライブについて説明する未来・静香・翼。そこに茜ちゃんが乱入するのですが、この茜ちゃん、めちゃくちゃよく動きますね! パーカーの胸元から下がっているポンポンがにぎやかに動いていて、細かいなぁと思いました。

 そんな茜ちゃんによって、なかば強引に決定する「原っぱライブ」。未来たちと茜ちゃんによって、その話は劇場中に広まります。「検討することだらけ」と頭を悩ますプロデューサー。決まっていないことに対するリアクションもそれぞれですよね。不安になる子もいれば、自分からアイデアをポンポン出す子もいて、それぞれの個性がうかがえます。

 ニコニコで見ていたのですが「もう覚えられない…」というコメントが。それでもいいと思います! それこそまだ1人ひと言レベルでしか話していませんし、ぶっちゃけ全話見終わっても全員の顔と名前と性格が一致しない人も多いかもしれません。ただ、なんとなくでも「こういうことが起きたとき、こういうリアクションをする子なんだな…」という形で気に入った子ができれば、このアニメを入り口にゲームやコミカライズで深く知ってもらいたいなと。

 なんでもあり→お祭り→屋台→ストラックアウトと、どんどん話が加速していく原っぱライブ。茜ちゃんが「なんでもありすぎる…」と心配するところが、意外と常識人側なんだなと笑わせてくれます。ちなみに動画サイトの登録者は14人。

ライブ実現に立ち込める暗雲……

 ここでシーンは再び、未来・静香・翼の3人に戻ります。突然の大雨、崩れるロコアート……。突っ走り続けた原っぱライブ計画、いったんストップになります。ここの未来の泣き出しそうな表情、ものすごくいいなぁと思いました。

 建設中の劇場ステージに、プロデューサーとアイドルが全員集合。プロデューサーが謝罪するわけですが、大人の姿としてまず謝罪から入るのが偉いなと思いました。ここでもアイドルそれぞれが原っぱライブについて思っていることを口にします。重いシーンです……。桃子の指摘がもっともなだけに、未来の気持ちになるとつらくなりますね。そんななかで小麦粉を仕入れた奈央に「仕入れ仲間……」とシンパシーを感じる茜ちゃんが一服の清涼剤。

 桃子の感情が爆発! 桃子も桃子なりに大切にしていること、考えていることがあるので悪気があるわけではないんですよね。ここで瑞希がマジックを披露してくれるのが、本人も言っているのですが「グッジョブ」なんですよねぇ。4話の名シーン! 桃子を心配そうに見つめていた琴葉に優しく声をかけるまつり。さすが気配りの鬼! 今回も空気を読んで動いていますね。

 未来・静香・翼の3人のフォローには、プロデューサーが向かいます。ここでプロデューサーが未来に、「どうしてライブをやりたくなったか」を聞くのですが、本当にいい質問ですよね。だいじなことを聞き出そうとして、それをみんなに伝えようとマイクのスイッチを入れる翼がホントいいフォローしています。

 アイドルに憧れている仲間が増えて、早くステージのキラキラを一緒に見たくて動き出した未来。その想いが1つ1つの言葉から伝わっていきます。アイドルがステージに立ちたいという、ものすごく『アイマス』にとって大事な純粋な想いなんですよね。

最後は笑顔で終わってくれて一安心!

 未来とプロデューサーの想いを聞いて、原っぱライブへの想いを新たにするアイドルたち。ここで「セブンカウント」が流れてくるの、めちゃくちゃエモいんですよね。全体的に重いお話だった4話ですが、それを1話のうちに問題を解決するところまでやってくれたのも、1週間重い気持ちを引きずらずによかったなぁと思いました。

 さっきとは逆に、「なんでもできる」が前向きにアイドルたちの背中を押してくれます。最後に桃子と奈緒が肩組んでるところ、「よかった~!」って思いながら見ていました。雨降って、地固まる!

最後に宣伝:コミック『ミリオンBC』1~5巻無料配信中

 最後に宣伝させてください。『アイドルマスター ミリオンライブ!』のアイドルたちが活躍するコミック『アイドルマスター ミリオンライブ! Blooming Clover』は、現在14巻まで発売中。最新15巻は11月26日に発売されます。

 可奈・志保・星梨花・海美の4人ユニット「Clover」を中心とした内容ですが、アニメで知ったアイドルたちの魅力をもっともっと知りたい! という人にオススメの劇場群像劇にもなっています。長く続いているのはダテじゃないですよ!

 今は特別に1~5巻までを“Comic Walker”で無料配信しているので、この機会にぜひ読んでみてください!

アニメ『アイドルマスター ミリオンライブ!』概要

【スタッフ】(※敬称略)
企画・製作・原作:バンダイナムコエンターテインメント
監督:綿田慎也
CG監督:塩谷大介
シリーズ構成・脚本:加藤陽一
アニメーションキャラクターデザイン:石井哲哉 蔦 佳穂里
コンセプトアート:白田真人 緒方菜海 肥田竜二
美術・設定:坂本夏海
美術ボード:ビック・スタジオ
色彩設計:滝川ひかる 佐藤美由紀
撮影監督:織田賢太郎
編集:齋藤朱里
音響監督:菊田浩巳
音楽:ランティス
協力:バンダイナムコスタジオ
アニメーション制作:白組
配給:松竹ODS事業室

【出演】(※敬称略)
春日未来:山崎はるか
最上静香:田所あずさ
伊吹 翼:Machico
エミリー スチュアート:郁原ゆう
大神 環:稲川英里
北上麗花:平山笑美
北沢志保:雨宮 天
木下ひなた:田村奈央
高坂海美:上田麗奈
桜守歌織:香里有佐
佐竹美奈子:大関英里
篠宮可憐:近藤 唯
島原エレナ:角元明日香
ジュリア:愛美
白石 紬:南 早紀
周防桃子:渡部恵子
高山紗代子:駒形友梨
田中琴葉:種田梨沙
天空橋朋花:小岩井ことり
徳川まつり:諏訪彩花
所 恵美:藤井ゆきよ
豊川風花:末柄里恵
中谷 育:原嶋あかり
永吉 昴:斉藤佑圭
七尾百合子:伊藤美来
二階堂千鶴:野村香菜子
野々原 茜:小笠原早紀
箱崎星梨花:麻倉もも
馬場このみ:髙橋ミナミ
福田のり子:浜崎奈々
舞浜 歩:戸田めぐみ
真壁瑞希:阿部里果
松田亜利沙:村川梨衣
宮尾美也:桐谷蝶々
望月杏奈:夏川椎菜
百瀬莉緒:山口立花子
矢吹可奈:木戸衣吹
横山奈緒:渡部優衣
ロコ:中村温姫
天海春香:中村繪里子
如月千早:今井麻美
星井美希:長谷川明子
秋月律子:若林直美
我那覇 響:沼倉愛美
菊地 真:平田宏美
四条貴音:原 由実
高槻やよい:仁後真耶子
萩原雪歩:浅倉杏美
双海亜美・真美:下田麻美
三浦あずさ:たかはし智秋
水瀬伊織:釘宮理恵
青羽美咲:安済知佳
音無小鳥:滝田樹里
プロデューサー:中村源太
チーフプロデューサー:赤羽根健治
高木順二朗:大塚芳忠

(C)Bandai Namco Entertainment Inc.

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