感想:『豚のレバーは加熱しろ』5話。よく考えたら豚って美少女の前で全裸ってこと!? イケメンがかすむくらい豚がかっこよく見えるから不思議

ハチ
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 アニメ『豚のレバーは加熱しろ』『豚のレバーは加熱しろ』5話“イケメンは十中八九ゲス野郎”の感想をお届けします。
 
【注意】キービジュアルより先のテキストでは『豚のレバーは加熱しろ』5話“イケメンは十中八九ゲス野郎”の物語に関する記述が多々あります。

完璧なイケメンに眼鏡ヒョロガリクソ童貞の豚は太刀打ちできるのか

 事件のあった修道院へお花を供えにいくと、前回スカーフを買った店で出会ったイケメンが登場しましたね。いきなりヘックリポンの首をはねる謎の行動にビビりましたが、ビジュアルがいいので許しましょう。

 このイケメンはノットというらしく「そのスカーフは首輪を隠していることがバレバレだ」と、肌色に馴染むスカーフに付け替えろと言ってきました。せっかく豚さんが選んでくれたのに……とも思いましたが、狩人の助言は聞いた方がよさそう。

 ノットはスカーフをくれただけでなく首に付けてくれたのですが、クールなイメージのノットがなんだか照れていて可愛かった~! 女の子のうなじにグッとこない人はいないということですね。豚も人間の姿だったら、結んであげたかっただろうな。でも、髪とか巻き込んじゃってあわあわしそう(笑)。

 ジェスは豚さんが選んでくれたスカーフもしっかり腕に付けていましたね! むしろ、腕に付けていた方がいつでも目に入るしいいかも。

 豚のサービス入浴シーンもありましたね。まあ、豚は服は着ていないのでそのまま水に入っているだけではありますが(笑)。って、よく考えると豚って常に美少女の前で全裸ってコト⁉ あくまで豚なので服を着ないのが普通ではありますが、感覚としては「今服を着ていないんだ」という気持ちとかスース―した感じとかあるんでしょうか。ぜひ豚にインタビューしてみたいですね。

 ちなみに、ブラシが当たる“王都(おうと=おおと)への旅キャンペーン2回目”が開催中なので、こちらもお見逃しなく! 

豚とジェスの会話がもうカップル

 その後、夕食を食べに旅籠へ。酒も試してみろと奢ってくれましたが、ジェスははじめてお酒を飲むそうなので心配になってしまいました。ノットは“ヘックリポンは不幸を呼ぶ”と話していましたね。ヘックリポンにはいろいろな噂があるとジェスが話していたのですが、この村では修道院の事件の前にヘックリポンが集まってきたため“不幸を呼ぶ”とされているそう。ヘックリポンの存在も謎なので、なにか秘密がありそうですよね。イェスマのなれの果ての姿、とかだったらどうしよう……。

 お酒を飲んだ後にノットはジェスを部屋まで送り届けてくれたのですが、豚さんを部屋へ入れないうちに扉を閉めてしまいました。お酒に酔って眠そうにしている、ジェスになにをする気なの⁉ 「胸を貸してくれ」との声も聞こえてきましたし、これは……まさかオ・ト・ナな展開なの⁉ と豚と共に焦っていたのですが、どうやらなにもなかった様子。一体なんだったのでしょう。気になる……。

 セレスはノットのことが好きなようで「ノットはジェスと一緒に王都に行くつもりで、シャビロンになるつもりだから止めてほしい」と相談してきました。シャビロンとはなんだかよくはわかりませんでしたが、ざっくり言うと運命共同体みたいな感じ? 突然出てきたノットがシャビロンになると言われても……と思ったのですが、豚が人間だと知っている私から見るとそう思うだけで、ノットから見たらただの豚を連れた女の子ですよね。

 さらにジェスがイースに似ているなら「また、死なせたくない」と感じ、手を貸したくなるのも無理もないかも。今回のタイトルが“イケメンは十中八九ゲス野郎”だったので用心深くノットを見ていましたが、いまのところゲスな部分は見えないですね(笑)。

 朝、ジェスが起きると豚がなんだか不機嫌。眉間のしわがすごい! 「昨日はすぐ寝ちゃってごめんね」「怒ってないよ(拗ねながら)」などの会話をしていたのですが、これって……これって……もうカップルの会話やないかーい! 豚がめちゃめちゃ不機嫌そうだったのに、口ではなんでもない感じを出しているのがなんだかリアル。

 豚の気持ちがわかるジェスの表情は、ちょっと照れているような嬉しそうな感じに見えませんでしたか? このときの豚のモノローグは聞こえないのですが、もしかしたら「ジェスになにかあったんじゃないか。俺の方がジェスを好きなのに」とかそんな感じかな~と想像しちゃいましたね(笑)。

 ノットに豚が人間であることを伝え、豚が「自分がシャビロンだから、来なくていい」と言うのかと思ったら「一緒に来てくれないか」と衝撃の発言もしたところで、エンディングへ。ちょっと待って、豚の真意が気になる! 

 視聴している私からすると、もちろんイケメンは好きなのですがこの作品に限ってはそうでもないかも、と感じました。豚とジェスが2人でいるときの空気感が好きというのはもちろん、お互いがしっかりとお互いのことを想っていることがわかるのがいいんですよね。

 それは口だけじゃなくて、ジェスは黒のリスタを使って豚を救っていますし、豚もジェスを守るためにイェスマ狩りにナイフで刺されているし、行動でもはっきりと示されているので心から信用できるんです。行動が伴っているこその説得力、そこがこの作品の魅力のひとつなんじゃないかなと思います。たくさんの仲間と冒険をする物語が好きな私ですが『豚レバ』は豚とジェスさえいれば満足できるんですよね、不思議。

 最後に恒例の放送記念イラストコーナー! 今回はコミカライズ担当・みなみ先生が描いたセレスです。

 うさぎのぬいぐるみを抱いて寝転んでいるセレス、かわいすぎる~。セレスのファッションで1番好きなところは、ガーターリング。靴下が落ちないようにするものなのですが、なんでこうも人を惹きつけるんでしょうね……。もっと日常生活にも浸透してくれればいいのに。JKの間でガーターリングが流行してくれ~~~!


ハチ:ジェスのような純粋な心を失った限界アラサー独身女性ライターのため、ジェスたその天使っぷりが眩しいンゴ! ちなみに、生で食べたことはないですがレバーは大好き。1番好きなホルモンは腎臓。


【STAFF】
原作:逆井卓馬(電撃文庫/KADOKAWA刊)
原作イラスト:遠坂あさぎ
監督:高橋雅之
シリーズ構成:赤尾でこ
キャラクターデザイン:渡辺 奏
サブキャラクターデザイン:倉橋N濘
プロップデザイン:ヒラタリョウ
美術設定・美術監督:中村嘉博(デザインオフィスメカマン)
色彩設計:吉里修耶
CGディレクター・2D:濱村敏郎(ワイヤード)
撮影監督:杉山大樹(project No.9)
編集:丹 彩子
音響監督:立石弥生
音楽:末廣健一郎・MAYUKO
アニメーション制作:project No.9

CAST
豚:松岡禎丞
ジェス:楠木ともり
ノット:伊東健人
セレス:富田美憂
ブレース:能登麻美子


©2023 逆井卓馬/KADOKAWA・アニプレックス・BS11

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