“コジマプロダクション”次回作は尖った作品? 4周年記念ファンイベントの様子をお届け

にじ
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 東京・新宿バルト9で12月17日に“ファミ通Presents KOJIMA PRODUCTIONS 4th Anniversary FAN STRAND NIGHT”が開催されました。

 本イベントは、“コジマプロダクション”のメンバーとともに設立4周年を祝うファンイベント。ゲームクリエイターの小島秀夫監督をはじめ、キャラクターデザイナー/アートディレクター・新川洋司さん、シナリオライター・矢野健二さん、声優・大塚明夫さん、MCの松嶋初音さんが登壇しました。

 本記事では、『DEATH STRANDING(デス・ストランディング)』の秘蔵映像や実機プレイを見られた会場の様子をお届けします。

最初からサプライズのイベントをレポート

 松嶋さんの呼びかけで、小島監督、新川さん、矢野さんが客席中段の通路に姿を見せます。3人はファンから指し伸ばされた掌にハイタッチしながらそのままステージへ登壇しました。

 思わぬサプライズに大きな拍手、歓声が贈られた他、感極まって口元を抑えているファンも見られました。

 小島監督は、新宿バルト9でのイベントは『ANUBIS』以来とのことで、「また戻って来られてうれしい」とコメント。新川さんが会場に向けて『デス・ストランディング』をクリアした人がどのくらいいるのかを聞くと、ほぼ全員が手を上げ、その様子に驚きを隠せずにいました。矢野さんは「今この舞台に立てることは皆さんのおかげ」と感謝を述べました。

  • ▲小島秀夫監督

  • ▲新川洋司さん

  • ▲矢野健二さん

 3人の挨拶が終わったところで、スペシャルゲストの大塚さんが登場。大塚さんは会場の多くのファンに向けて、「こんなにうれしいことはありません!」とコメントしました。

  • ▲大塚明夫さん

 イベント出演者がそろったところで、“コジマプロダクション”の設立4周年と『DEATH STRANDING』が“The Game Awards 2019”で多くの賞を受賞したことを記念して、会場全体でドリンクを掲げての乾杯が行われました。

 最初のコーナーは、“コジマプロダクション”を映像で振り返るというもの。映像では事務所や取材風景などが見られた他、制作段階の映像と完成した映像の比較、日本語キャストの収録時の様子も見られました。



 「一瞬でしたね」とコメントした小島監督は、そのまま“The Game Awards 2019”授賞式の思い出を語ります。授賞式にはサム役のノーマン・リーダスさんが同席していたようで、小島監督とともにトイレを我慢していたエピソードを披露し、会場の人の笑いを誘いました。

 トークが一段落したところで、会場のみで見られた秘蔵映像“『DEATH STRANDING』のNG集”が公開されました。

 カニの死骸を軍手で再現したり、スタッフが傘を持って銃を表現したりと『DEATH STRANDING』のトレーラーのベースになるような映像や、サムや敵が不思議な行動をとるバグを収録した映像が見られ、会場からは終始笑い声が聞こえてきました。

華麗なテクニックが披露された実機プレイ

 笑い声が落ち着いたところで、実機プレイのコーナーがスタート。天の声の“レッツさん”こと吉池博明さんによるプレイが映写室より披露されました。

 挑戦するのは“反物質爆弾”をマウンテン・ノットシティへ運ぶミッション。本ミッションは、目的地までの距離が長いうえに、爆弾を慎重に運ばなければならないという難しいものです。

 レッツさんは配送のために入念に装備を整えて出発。解説を交えつつ、道中に登場する敵・ミュールやBTとの戦闘を華麗にこなして荷物を目的地に無事届けました。

 その後に実施されたQ&Aのコーナーでは、小島監督、新川さん、矢野さんがキャラクターの衣装についての質問やノベライズについての質問に回答しました。

 「車両についている車検のステッカーのようなものは何ですか?」という質問に対して、新川さんは「細かいところまで見ているな~」と驚いていました。

 大塚さんには「オファーが来た時の心境は?」と質問があり、これに対して「また監督と仕事ができてよかった」とコメント。続けて小島監督は、大塚さんとはずっと仕事をするつもりだと、心の内を明かしました。

新作の情報が飛び出したトークパート

 イベントの最後には、“コジマプロダクション”の未来について語られるトークが展開。

 本パートで初めに聞かれたのは『DEATH STRANDING』が発売されてからの手応えです。松嶋さんの質問に対し、新川さんは「評判はいいです」と回答。その答えに小島監督も同意していました。

 プレイヤーのゲームの遊び方について聞かれると、小島監督は物語を終わらせず、配達に力を入れているプレイヤーが多いことに驚いたと発言していました。

 矢野さんが実感したのは、ゲームをプレイした人が、現実で配達している人の気持ちを労われるようになっていること。ゲームが与える影響のすごさを自身も実感しているようでした。

 小島監督は次にやりたいことを聞かれて、「今回のような大きなゲームは当然作ります。社員がいるので(笑)。ただもうちょっと尖った少人数での圧倒的に新しいものもやってみたいです」、「映画でもゲームでもない新しいデジタルエンターテインメントも作りたい。映像の方もやってみたいです」と語りました。

 松嶋さんが情報の発表タイミングを聞くと、「そこまでかからないと思います」と小島監督はコメント。会場からは「おおー!」という大きな歓声が上がりました。

 その後、出演者よりファンに向けて感謝の言葉が贈られ、大きな拍手とともにイベントは幕を閉じました。

 なお、本イベントはニコニコ生放送で配信され、アーカイブを見ることができます。実機プレイで披露されたテクニックの数々や本イベントでしか聞けないトークなどがあるので、『DEATH STRANDING』をプレイした人や、“コジマプロダクション”のファンはぜひ確認してみてください。

(C)Sony Interactive Entertainment Inc. Created and developed by KOJIMA PRODUCTIONS.

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