『ウルトラマンブレーザー』1~23話の見どころまとめ。登場人物からストーリーの流れまでここを見ればわかる(ネタバレあり)

うま
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 現在毎週土曜日朝9時から放送されている、特撮ドラマ『ウルトラマンブレーザー』の物語も、いよいよ終盤へと差し掛かりました。

 防衛隊のリアルなミリタリー描写や、言葉も話さず野性味あふれるアクションを繰り広げるウルトラマンブレーザーなど、近年のシリーズとは異なる魅力を持つ本作。放送時間になると毎週Xのトレンドを賑わせる人気作となっています。

 そんな『ウルトラマンブレーザー』を「気になっているけど、まだ見たことがない」という人もいるのでは? そこで本記事では、『ウルトラマンブレーザー』の魅力のすべてを、およそ半世紀にわたってウルトラマンシリーズを観てきたライターが解説していきます。

目次

※本記事はウルトラマンブレーザー制作委員会の提供でお送りします。

『ウルトラマンブレーザー』とは?

 『ウルトラマンブレーザー』は、毎週土曜日朝9時からテレビ東京系にて放送されている、ウルトラマンシリーズの最新作です。テレビ放送後には、Youtube ウルトラマン公式チャンネルにて見逃し配信が行われているほか、TSUBURAYA IMAGINATIONやAmazonプライムビデオなどでも順次配信されています。

 本作の魅力として、近年の『ウルトラマン』シリーズ同様、別の宇宙が舞台となっている点があります。とくに本作では、ほかのウルトラマンも登場していない、独立した作品となっているので、以前のウルトラマンについて知らない人でも楽しめます。

 これまでの『ウルトラマン』シリーズが好きだった、という人が楽しめるポイントもバッチリ。まず、ほかの作品に登場した怪獣や宇宙人もゲスト的に登場するので、親・子・孫の3世代で一緒に見ても楽しめることまちがいなし。しかもかなりレアな怪獣も登場しているので、子どものころに怪獣博士だった人にはたまらないはず。

 また、本作の怪獣のほとんどが新たにデザインされたものなので、どんな能力を持っているのか、どんな風に暴れるのか、ワクワクして見られるのも嬉しいかぎりです。

■ウルトラマンブレーザーはここがすごい!
・ウルトラマンの知識がなくても楽しめる
・かなりレアな怪獣もゲスト怪獣で登場
・新規怪獣がたくさん登場するからワクワクできる

『ウルトラマンブレーザー』の登場人物

 続いて、本作に登場するウルトラマンのブレーザーと、怪獣と戦う特殊怪獣対応分遣隊“SKaRD”に関わる登場人物について紹介していきます。

●ウルトラマンブレーザー

 主人公・ヒルマ ゲントが変身する新たなるウルトラマンで、地球から遥か彼方の天体、M421からやって来たこと以外は謎に包まれた光の巨人です。

 右手から発生させた光り輝く二重らせん状の槍を投てきする光線技、“スパイラルバレード”が必殺技。この“スパイラルバレード”も多彩な使い方をするので、そこにも注目です。

 ちなみに、声の出演を務めているのは、ウルトラマンブレーザーのスーツアクターを担当している岩田栄慶さんです。

●アースガロン

 特殊怪獣対応分遣隊“SKaRD”が使う、怪獣型の巨大兵器です。機長と操縦手の2名が搭乗して、怪獣たちと戦います。

 のちにさまざまな装備が追加され、AI対話システム“EGOISS(イーゴイス)”を搭載して会話も可能に。ちなみに、声の出演を務めているのは石田彰さんです。

●ヒルマ ゲント

 ウルトラマンブレーザーに変身して怪獣と戦う本作の主人公で、特殊怪獣対応分遣隊“SKaRD”の隊長。

 主人公が妻子持ちの隊長で、ウルトラマンに変身するというのは、シリーズでも初めての設定です。

●アオベ エミ

 “SKaRD”の隊員で、諜報活動のスペシャリストです。エリート名門校を飛び級で卒業し、地球防衛隊にスカウトされた過去も。

 情報を集めるのがメインの仕事ですが、戦闘任務もこなせる身体能力の高さも見せてくれます。

●バンドウ ヤスノブ

 “SKaRD”の隊員で、主力巨大ロボットのアースガロンの開発にも関わったメカニックで、同機の操縦士も務めます。

 兵器や機械の整備が得意で、気に入った機械に名前をつける趣味があります。

●ミナミ アンリ

 “SKaRD”に配属されたアースガロンの操縦士で、素朴で生真面目な性格の持ち主です。

 歩兵任務が長く、生身での戦闘も得意としていますが、虫が苦手という一面も。

●ナグラ テルアキ

 “SKaRD”の副隊長兼作戦参謀で、怪獣生物学の見識を取り入れながら作戦を立案するなどの活躍を見せます。

 豊富な怪獣の知識と冷静な戦況分析能力を持っていますが、少し天然な性格の持ち主です。

●ハルノ レツ
 
 地球防衛軍日本支部司令部参謀長で、ゲントを“SKaRD”の隊長にスカウトした人物です。

 ゲントに無理難題を強いたり、かなり厳しい上官ですが、じつは犬好きという一面も。

『ウルトラマンブレーザー』クライマックス目前となる19話までの見どころをチェック

 11月25日時点で『ウルトラマンブレーザー』は、第19話まで放送されています。ここでは、それらのエピソードのあらすじと見どころを解説していきます。

第1話“ファースト・ウェイブ”

 怪獣被害の頻発する地球に、ついに50m級宇宙怪獣までもが現出した。怪獣の進攻を阻止するため特殊部隊を率いるヒルマゲントだったが、部隊は絶体絶命の危機に直面する。

 部下を救うため単身飛び出したゲントの腕に現れるブレーザーブレス。光に導かれ、今、ウルトラマンへと変身する…!

■ここがみどころ!
・本編の前日譚的なエピソードで、全編ほぼバトルという熱い展開

■ウルトラ豆知識
・1話のロケ地は夏の“ウルトラヒーローズEXPO(ウルサマ)”の開催でも有名な、池袋サンシャインシティ周辺
・エミが無線で返事をした際の「ウィルコォ」は、命令を受けて実際に行動する場合の返答で、「了解」とは異なる意味を持っている

第2話“SKaRDを作った男”

 バザンガを退けたゲントは、司令部参謀長・レツから新設の特殊怪獣対応分遣隊『SKaRD』の隊長に任命される。

 早速隊員たちに面会へ向かうゲント。エミ、テルアキ、アンリ…合流したのはひとくせもふたくせもある隊員たち。

 そんな折に飛び込んでくるゲードス現出の知らせ。人員も装備も整っていない中、SKaRDの初任務が始まろうとしていた…。

■ここがみどころ!
・オープニングテーマ『僕らのスペクトラ』が初公開
・地球人のあいだで、なぜ“ウルトラマンブレーザー”と呼ばれるようになったのかなど、設定の描写が丁寧

■ウルトラ豆知識
・メンバーを集めるシーンは、アドリブが満載
・スパイラルバレードの、とんでもない使い方が初登場。ちなみに技名は“ルアーバレード一本釣り”

第3話“その名はアースガロン”

 新戦力アースガロンの開発に携わっていたヤスノブを一員として迎え、ついに集結したSKaRD。対怪獣戦に向け訓練に励むことに。

 そのさなか、新たなエネルギー源の貯蔵タンクが一夜にして空になるという怪現象が、世界各国で発生しているとの情報が…。

 原因は怪獣であると踏んだSKaRDは、満を持してアースガロンを戦場に投入する。

■ここがみどころ!
・訓練をしているシーンなどがしっかり描写されているうえ、訓練の成果が実戦で生かされるのがポイント
・アースガロン出撃シークエンスはテンション上がることまちがいなし

■ウルトラ豆知識
・ティーテリウムエネルギー融合研究所に所属する大川を演じているのは、声優の関智一さん

第4話“エミ、かく戦えり”

 3か月前に突如現出した怪獣レヴィ―ラ。その唯一の対処方は、大手化学企業ノヴァイオが開発した新型殺菌剤『FK1』で一時的に追い払うことであった。

 だが、謎多きこの怪獣とノヴァイオ社との間には不可解な繋がりが…。真相を探るべく、エミはノヴァイオ社社長の曾根崎のもとで潜入捜査を行う。

■ここがみどころ!
・エミが見つけた機密資料に、本作の重要なキーワードの“V99”の文字が
・ゲントとエミの生身のアクションのキレがすごい。とくに、エミが手元を見ないで拳銃のマガジンを取り出しつつ、装填されている弾丸も解除するアクションに注目

第5話“山が吠える”

 アンリの故郷で新型レールガン『メガショット』の演習が実施される。そこでアンリは幼馴染のミズホと思いがけぬ再会を果たす。

 メガショットの設置工事で祠が撤去されたことにより、地元に伝わる守り神・ドルゴが目覚めてしまうと言って演習中止を訴えるミズホだが、アンリはそれを受け入れることができない。そうして無情にも演習が開始されてしまう。

■ここがみどころ!
・守り神のドルゴを封じようとするとき、漠然と古い巻物を信じるのではなく、裏付けをとる描写がリアル

■ウルトラ豆知識
・2門のメガショットを封じるために披露した、新しいスパイラルバレードの技名は“ダブルバレード”。
・アンリが御神体を祠に刺すときに下半身を安定させるためにとった動きは、空手の三戦立ち。なお、アンリを演じている内藤好美さんは、空手歴20年の黒帯

第6話“侵略のオーロラ”

 コインランドリーの洗濯乾燥機に『クルル』と名付け、それを愛でることで癒しを得ていたヤスノブ。そこに突如カナン星人・ハービーが現れる。

 ハービーは、『オーロラ光線』で機械を操ることができ、世間で頻発する自動車や飛行機の暴走事故を引き起こした張本人であった。そしてヤスノブは、ハービーが企てる恐ろしい計画を知らされる。

■ここがみどころ!
・スパイラルバレードを投げるとき(技名:“トルネードバレード”)、ウルトラマンブレーザーの身体がとんでもないことに

■ウルトラ豆知識
・コインランドリーでヤスノブとぶつかりそうになった男性は、本作のメイン監督の田口清隆さん
・カナン星人はウルトラセブン第24話“北へ還れ!”以来55年ぶりの登場で、そのときはカプセル怪獣のウィンダムを操った

第7話“虹が出た 前編”/第8話“虹が出た 後編”

 雨が降る前触れとされる『逆さ虹』が日本各地で発生。怪獣との関連を疑うゲントは、怪獣研究の第一人者であり、恩師でもある横峯教授のもとへ。

 そこで横峯から、ときに恵みの雨をもたらし、ときに荒神となりすべてを奪い去るという神のような存在、ニジカガチについて語られる。その時、ゲントのもとに巨大怪獣現出の知らせが届く。

 ニジカガチが作り出した強大な台風により、文明の洗い流しが行われようとしていた。ニジカガチ撃破のため、アースガロンの新装備”Mod.2”の実戦投入を決めるゲント。

 そして、今回の首謀者である横峯のもとへは、彼を心から尊敬していたテルアキが説得に向かう。

■ここがみどころ!
・『ウルトラマンブレーザー』初の前後編
・ニジカガチを止めるため、最悪の場合は横峯教授の命を奪わねばならないという緊張感がすごい

第9話“オトノホシ”

 アンリのもとに届いた1枚の手紙。それは、かつて音楽を通じて親交を深めたツクシホウイチが率いる楽団のコンサートチケットであった。

 そのさなか、宇宙より飛来した隕石から、ロボット怪獣ガラモンが姿を現す。ガラモンが謎の音波により行動をコントロールされていると気づいたアンリは、その音波に思い当たる節があって…。

■ここがみどころ!
・ツクシホウイチを演じる東儀秀樹さんが編曲した、『ウルトラQメインテーマ』が聴ける

■ウルトラ豆知識
・ガラモンがテレビシリーズに登場するのは、『ウルトラQ』第16話“ガラモンの逆襲”以来57年ぶり
・ガラモンが登場するシーンに流れるBGMのうち、『風の出逢い』と『チルソナイト創世記』は、東儀秀樹さんが作曲したオリジナル曲
・ツクシホウイチがチェロを演奏していたが、『ウルトラQ』でセミ人間はガラモンを誘導する機械をチェロケースに入れていた

第10話“親と子”

 息子ジュンの希望で謎の卵を見に訪れたヒルマ一家は、ベビーデマーガ誕生の瞬間に遭遇する。防衛隊による捕獲活動のさなか、デマーガが現れる。

 子の元へ歩みを進める親怪獣へ、防衛隊は攻撃を開始。避難の道中、身を挺して子を守るデマーガを複雑な心境で見つめるゲントの左腕に突如ブレーザーブレスが出現する。

■ここがみどころ!
・怪獣の親子とゲント親子を通じて、怪獣の命を奪うべきか否かのドラマが描かれる

■ウルトラ豆知識
・第10話に登場したデマーガは、『ウルトラマンX』第1話“星空の声”でウルトラマンXと戦った怪獣

第11話“エスケープ”/第12話“いくぞブレーザー!”

 デマーガとの闘いにおけるブレーザーの行動を受けて、ゲントは自らの身体に宿るもう一つの意思に戸惑いを隠せずにいた。

 その折、宇宙より飛来する隕石。防衛隊の迎撃をかいくぐり地球に降り立ち、怪獣ゲバルガへと姿を変える。アースガロンでの格闘は優勢に思われたが、ゲバルガには驚くべき能力が隠されていた。

 ゲバルガによるネットワーク汚染が拡大する中、SKaRDは新たな作戦を立案。ゲントは、ゲバルガとの戦いでまたしても自身の意と反する行動をとったブレーザーに対し、不信感を覚え、ストーンを自身のロッカーに置いて作戦に挑むことに。

 そうしてSKaRDは、開発部や特殊部隊と協力した一大作戦を決行する。

■ここがみどころ!
・前半のクライマックス的な、2話完結の重要エピソード
・1話で登場した特殊部隊のメンバーが再登場し、SKaRDと行動をともにするのが熱い
・ブレーザーの新たな武器、チルソナイトソードが登場

第13話“スカードノクターン”

 スカードの作戦指揮所に残り、これまでの戦闘記録を資料にまとめていたアンリ。ヤスノブやエミとともに、怪獣との交戦の記憶をたどる中で、話題は宇宙怪獣のとある共通点の話に。

 その一方、ゲントはテルアキから、ブレーザーについてどのように考えているのか問われて…。

■ここがみどころ!
・これまでの戦いを振り返る総集編的エピソードだが、バザンガとゲバルガが同じ軌道で地球に進入したことが判明。同じ星から来たのではないか、という説が浮上する

第14話“月下の記憶”

 大空をマッハ9で飛び回り、街を破壊する怪獣デルタンダル。アースガロンを凌駕するスピードのため、SKaRDは取り逃がしてしまう。

 一方、バザンガやゲバルガといった宇宙怪獣に関する『V99』という防衛隊の機密情報にたどり着いたエミ。それは、かつて行われた、とある実験とも大きく関わっていた。

■ここがみどころ!
・デルタンダルとの戦闘は、迫力ある空中戦
・後期エンディングテーマ『Brave Blazar』が初登場

■ウルトラ豆知識
・ドバシ ユウを演じる寺田農さんは、近年では『ウルトラマンジード』や『ウルトラマンマックス』などの出演が印象的。古くは『ウルトラマン』第14話にも出演されている

第15話“朝と夜の間に”

 ゲントの息子ジュンには、一風変わったクラスメイト・アラタがいる。ある日アラタの秘密基地に連れられていったジュンは、アラタが描いた怪獣の絵の熱量と彼の自由さを受け、心を開いていく。

 ジュンが自主性をもって描いた怪獣はガヴァドンと名付けられた。夜になり、秘密基地に空から怪光線がふりそそぐと、ガヴァドンの絵が鼓動し始める。

■ここがみどころ!
・ガヴァドンは『ウルトラマン』第15話“恐怖の宇宙線”以来のテレビシリーズの登場

■ウルトラ豆知識
・ガヴァドンの第一発見者を演じた内野惣次郎さんは、『ウルトラマン』第15話にも出演されている

第16話“恐怖は地底より”

 大きな穴を覗き込んだ人々がみな錯乱状態になってしまう事象が発生。その調査のさなか、テルアキ、アンリ、ヤスノブまでもがその餌食になってしまう。

 アースガロンに単身搭乗したエミは、AI対話システム「EGOISS(イーゴイス)」とともに、怪獣モグージョンとの戦いに挑むことになる。

■ここがみどころ!
・ストーリーはシリアスだが、演出がかなりコミカルなエピソード

■ウルトラ豆知識
・作業員たちが見た幻影として、ライバッサー、M1号、バラバ、タッコングも登場

第17話“さすらいのザンギル”

 過去に撃退した怪獣が、人や物をすり抜けて彷徨い歩く事案が立て続けに起こる。現場には必ず謎の男が現れ、大きな剣で怪獣を消し去っている。

 この原因を探るためゲントが怪獣出現予想ポイントに先回りすると、謎の男・宇宙侍ザンギルが現れ、ゲントと話がしたいという。ゲントは、ザンギルから彼の秘密について知ることになるが…

■ここがみどころ!
・ブレーザーとザンギルがジェスチャーで意思疎通している様子は必見

■ウルトラ豆知識
・喫茶店の主人を演じているのは、『帰って来たウルトラマン』の第16話“大怪鳥テロチルスの謎”と第17話で“怪鳥テロチルス 東京大空爆”で、小野由紀子を演じた服部妙子さん
・ザンギルを倒した剣の達人は、『ウルトラマンメビウス』に登場した宇宙剣豪ザムシャーに酷似している

第18話“そびえ立つ恐怖”/第19話“光と炎”

 地面を突き破って現れた怪獣、イルーゴ。その口から吐かれた気体は人体を蝕んでいく。

 司令部からイルーゴの調査を止められ、待機を命じられたスカード。エミはサード・ウェイブの可能性があると考え、第66実験施設とともに独自に調査を進める。

 一方、防衛隊は自走レーザー砲でイルーゴを切断する作戦に出る。

 倒したはずのイルーゴが複数体出現。防衛隊が調査を進めていると、地下からアースガロンをも凌駕する巨大な怪獣が現れる。

 エミは、父の研究仲間の西崎と接触。3年前の爆発事故の詳細について真実を告げられる。単独向かった第66実験施設でエミが見たものとは…

■ここがみどころ!
・言葉を話さないブレーザーと、SKaRDが意思疎通をしたうえでの連携が熱い
・第66実験施設で起こった爆発事故の真実が判明
・ブレーザーのパワーアップ形態が登場

■ウルトラ豆知識
・防衛隊の自走レーザー砲は、25年前のとある作品に登場したマシンがベース

『ウルトラマンブレーザー』の物語は終盤へ! 気になるポイントは?

 『ウルトラマンブレーザー』の物語もいよいよ終盤に差し掛かってきましたが、まだまだいくつかの謎が残っています。

 そこで、今後のエピソードで重要になりそうなポイントをピックアップしていきます。

バザンガやゲバルガは、何のために地球にやってきたのか

 バザンガとゲバルガ、そしてゲバルガの幼体であるイルーゴは、“V99”案件としてほかの怪獣とは区別されています。これらの怪獣は同じ軌道で地球にやってきたことから、何者かによって送り込まれている可能性があることが明らかになっています。

 19話で登場したブルードゲバルガが、繁殖を目的とした個体だということから、何者かがこれらの怪獣を地上で大量に繁殖させて、地球を滅ぼそうとしているのかも? 『ウルトラマンA』に登場したヤプールや、『ウルトラマンガイア』に登場した根源的破滅招来体のような存在がいるのかもしれませんね。

エミの父親が残した日記には、何が書かれているのか

 エミの父親が残した日記から、防衛隊の機密情報“V99”が何を意味しているのかが明らかになりました。

 しかし、その日記はドバシ ユウに奪われてしまい、内容のすべてはわからないままに。ドバシが「ずっと探していた」「これも地球の平和を守るためだ」と言っていたからには、ただの日記ではないと思われます。

 いったいこの日記には、ほかに何が書かれているのでしょうか。そしてドバシは日記を手に入れて、何をするつもりなのでしょうか。バザンガやゲバルガのような怪獣を倒すためだけに必要としているようには見えませんが……。

ウルトラマンブレーザーと3年前の爆発事故の関係は?

 第19話で、ワームホールからブレーザーの相棒的怪獣のファードランが出現しました。そういえば第12話でも、ブレーザーが3年前の実験の事故現場で、ゲントを助けようとワームホールから手を伸ばしていました。

 ブレーザーとファードランは同じ星から来たように見えましたが、もしかするとワームホールはブレーザーたちの星とつなげるためのものだった可能性もありそうです。

 例えば『ウルトラマンネクサス』の来訪者のように、怪獣を送り込んで地球を滅ぼそうと何者かに対抗して、地球を守るためにブレーザーたちが送り込まれたということもありそうです。

 これらの謎が明らかになるとき、SKaRDのメンバーやブレーザーにどんな物語が待ち受けているのでしょうか。クライマックスまで見逃せません。

 なお、『ウルトラマンブレーザー』はTSUBURAYA IMAGINATIONやAmazonプライムビデオなどで、配信中となっています。今からでも間に合うので、興味を持たれた方はぜひ全話を見て、『ウルトラマンブレーザー』の物語を一緒に最後まで見届けましょう!

『ウルトラマンブレーザー』番組情報

【放送情報】
テレビ東京系にて毎週土曜日あさ9時から放送中!

・広島ホームテレビ:7月16日~毎週日曜あさ5:35
・新潟放送:7月16日~毎週日曜あさ6:15
・長野朝日放送:7月30日~毎週日曜あさ5:20
・静岡第一テレビ:8月6日~毎週日曜あさ5:30
・石川テレビ:8月13日~毎週日曜あさ6:30
・琉球放送:8月20日~毎週日曜あさ6:15
・テレビユー福島:9月30日~毎週土曜深夜1:28

…ほかエリアも調整中! 決定次第順次発表!

※放送局の事情により放送スケジュール・放送時間が変更になる場合があります。

【スタッフ】
メイン監督:田口清隆
メイン脚本:小柳啓伍
シリーズ構成:小柳啓伍・田口清隆
監督:辻本貴則(※)・中川和博・越知靖・武居正能・宮崎龍太
※「辻」のしんにょうは1点しんにょう
脚本:小柳啓伍・継田淳・山崎太基・植竹須美男・足木淳一郎・中野貴雄・根元歳三
オープニング主題歌:きただにひろし「僕らのスペクトラ」
前期エンディングテーマ:MindaRyn 「BLACK STAR」
後期エンディングテーマ:TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND feat. MindaRyn 「Brave Blazar」
音楽:TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN FUND

【キャスト】
ヒルマ ゲント:蕨野 友也
アオベ エミ:搗宮 姫奈
バンドウ ヤスノブ:梶原 颯
ミナミ アンリ:内藤 好美
ナグラ テルアキ:伊藤 祐輝
ハルノ レツ:加藤 雅也

 

©円谷プロ ©ウルトラマンブレーザー製作委員会・テレビ東京

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