『ポケットに冒険をつめこんで』6話感想。まどかと桧山の『ポケモン』対戦! “小さくなる”連発の桧山にまどかは…!?

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 毎週木曜日、深夜24時30分からテレビ東京系列にて放送中のドラマ『ポケットに冒険をつめこんで』第6話の感想を紹介します。

 本作は、1996年にGB用ソフトとして登場して大ヒットし、現代まで続く人気シリーズとなったRPG『ポケットモンスター(ポケモン)』をテーマにしたオリジナルドラマです。

 大人になって久しぶりに手にした『ポケモン』をきっかけに生活に小さな変化が起き始める赤城まどか(西野七瀬)を主人公に、心温まる物語が展開していきます。

 本記事では、ゲームになぞらえたドラマならではのオリジナル画面を始め、『ポケモン』要素が盛りだくさんのドラマの感想を紹介します。

第6話 感想

 前回、会社のみんなで力を合わせ、ネムロ商店街町おこし企画のプレゼンを成功させたまどか。

 広告代理店・ADventureの仲間の絆は深まりましたが、営業の桧山(笠松将)は、心の炎をくすぶらせたままでした。今回は、そんな桧山をフィーチャーしたエピソードとなります。

まどかと桧山の挑戦は……

 ある日まどかは、一応パートナー的な存在である桧山を土日のデート(?)に誘い、悪い気のしない桧山もほいほいついてくるのですが……。

 当日まどかたちが訪れたのは、若手クリエイターが参加するショートフィルムコンテストの発表会。

 広告業界では毎年恒例のコンテストらしいですが、まどかは勝手に自分と桧山の2人でエントリーしていたのでした。

 最初は騙されたと思って嫌がる桧山ですが、そこでたまたま以前の同僚に出会い、どこか忸怩たる思いを抱いたようです。

 このときの同僚の名前は、沢村と海老沢。元ネタは、ポケモンのサワムラーとエビサワーですね。ヤマブキシティの格闘道場で勝利するともらえるポケモンで、どっちか1体しか入手できません。ちなみにエンディングもサワムラーとエビサワーのバトルでした。

 またこのとき、まどかのライバルである工藤美登里が久々に登場。こんなところでも会うとはなかなかの腐れ縁ですが、出番はこれだけ。今回は絡んでこないようですね。

まどかと桧山ついに対戦

 コンテストに出展する企画について、まどかは桧山と一緒に会議するのですが、彼は自分は営業だからといってやる気なし。

 そんな彼を見て、“火の消えかけたヒトカゲ”と称するまどか。彼女は桧山のやる気を出させるため、『ポケモン』の通信対戦を申し出ます。

 まとかは、もし負けたらなぜクリエイティブに興味のない振りをするのか教えるように言います。逆にまどかが負けたら、リザードンを奪われることに。

 ここで登場するのが懐かしの通信ケーブル! 今ではワイアレスが当たり前ですが、昔はケーブルぶっ刺して対戦していたのですよ! 当時はまだ通信対戦が珍しく、持っている人は多くはなかった記憶があります。どっちかが持っていればいいので、持っている人は重宝されてました(笑)。

 物語冒頭で届いていた荷物はこれだったのでしょうか。実家から送ってもらったなら、まどかは意外にハードなゲーマーだったのかも。

バトルのはじまりだ!

 最初にルールを決め、そして本番はいつものキッチンCafe“ルージュ”で。見届け人はまどかの師匠、唐沢空くんです。

 初戦、まどかのガルーラ対桧山のゴーリキーは、決まり手“けたぐり”でゴーリキーの勝利。まどかはトキワの森(最初のダンジョン)からの相棒、ライチュウを繰り出し、ゴーリキーを倒します。

 さらに桧山がニドキングを出すと、まどかはライチュウをピジョットに入れ替え。しかしここで“冷凍ビーム”を喰らい、なんとピジョットは即退場!

 と、桧山の有利の状態で試合は進み……。

 最終的に、桧山はピクシーの“小さくなる”連発で勝ちを拾いにいきます。これをされると、攻撃が全然当たらないのです! 虎の子であるリザードンも倒され、ピンチに陥るまどかですが、彼女は決して諦めず……!?

進化のとき!

 対戦は、まどかの粘り勝ちで終わり、桧山は自分の過去のことを“選ばれなかったから”と自虐気味に語ります。

 そしてまどかは、選ばれるのではなく、自分で選ぶものだと言い、“思いを持った瞬間からクリエイターだ”と説きます。すると、

「……おや!? ヒヤマのようすが……!」

 こうして無事進化を遂げたヒヤマは、もう一度企画をやり直すことを提案。先ほどの戦いからヒントを得て、新たな企画を練り直すのでした。

コンテストの結果は

 結果発表の日、2人が提出した企画は準グランプリを受賞。沢村と海老沢にも一目おかれる存在となるのでした。

 こうして、過去の自分と決別し、心の炎を再び灯した桧山。また1人仲間が進化したのでした。

 ただこのとき、グランプリを獲ったのはなんと美登里! ここでもバチバチな様子で、2人の因縁はより深まったみたいです。

演者についても語りたい

 今回フィーチャーされた桧山を演じるのは、笠松将さん。『岸辺露伴は動かない』などに出演していて、連続テレビ小説『らんまん』にも出演していますね。

 あまり大きな印象を残す大役は少ないですが、映画・ドラマともにかなりの数に出演しており、結構色々なところで見かける印象。『相棒』とか『科捜研の女』とかの定番番組でも見た覚えがあります。

 今回のような、ちょっと斜に構えた感じのツンデレ男子にはピッタリ。今回のエピソードを見る限り、まどかには脈ありっぽい感じで、2人の関係性も気になりますね。ただ、まどかの方は、同僚としてしか見てないかも(笑)。

 また、今回登場した澤村、海老沢はサワムラーとエビサワーが元ネタですが、そのさらに元ネタもあり、エビワラーの元ネタは元ボクサーの海老原博幸さん、サワムラーの元ネタは元キックボクサーの沢村忠さんと言われています。

 そして、澤村役の富田健太郎さんはキックボクシング経験者で、海老沢役の本多遼さんは元プロボクサーの俳優さんです。なんとも細かいところまで凝っていますね。

まどかの『ポケモン』進捗状況は?

 今回も具体的なことはよくわからず。桧山はグレンジムを倒したところだと言っていました。

 まどかについては、少なくともそれより先に進んでいると思われます。まどかの『ポケモン』は、画面で見えてる限りだとリザードン、ギャラドス、ピジョット、ガルーラ、ライチュウ。レベルも高いですし、ほぼ終盤かな?

 というわけで、桧山の進化に成功したまどかですが、次回は空くんのお話になるようです。『ポケモン』師匠の空くんとの対戦はあるのでしょうか。楽しみです!

『ポケットモンスター スカーレット』

『ポケットモンスター バイオレット』

『ポケモンセンター スカーレット・バイオレット』ダブルパック

※画像は公式Xのものです。
©︎「ポケットに冒険をつめこんで」製作委員会

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