『ロックマンX3』でゼロを操作できて感動。ゼロサーベルをXが使う隠し要素も激アツだった!【メモリの無駄づかい】

スズタク
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 三つ子の魂百までと言われますが、幼少期に限らず、ゲームを遊んだ思い出は脳に深く刻まれるもの。

 何年、何十年たっても、「なんでオレ、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。

 そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります! 今回は、SFC(スーパーファミコン)の『ロックマンX3』についてご紹介。

『ロックマンX3』とは

 世界中に名を轟かせるアクションゲーム『ロックマンX』シリーズの第3作。ドップラー博士が率いるレプリロイド軍団が人類に宣戦布告を行い、Xはみたび世界の脅威に立ち向かいます。

 新たにキャラクターチェンジシステムが導入され、一時的にゼロを操作することが可能に! 複数のライドアーマーや強化チップなども登場し、SFC最後のシリーズ作にふさわしい豊富な遊び要素が楽しめました。

ゼロからサーベルを託される隠し要素がアツすぎる!【ロックマンX3】

 主人公・Xの親友であり、イレギュラーハンターとしての先輩でもあるゼロ。シリーズ1作目から登場しているこの赤きイケメンを自分の手で操作できた感動は、今でも忘れられません。

 正確にはステージ攻略中にゼロを呼び出して一時的にXとチェンジするシステムで、使用場面は限られていました。それでも、X以外のキャラを操作できることや、超威力のビームサーベルなどがプレイしていて新鮮だったのを覚えています。

 オープニングステージでは、道中でXが敵キャラのマックに捕らわれてしまい、途中からゼロを操作してXを助けに行きます。本作の目玉であるキャラクターチェンジシステムを、自然な流れのなかで体験させていたのがうまいですね。ゼロ操作時に流れるBGMがめちゃくちゃカッコよかったのもいい思い出!

 『ロックマンX3』で限定的とはいえゼロを動かせた衝撃は大きく、のちの『ロックマンX4』で完全プレイアブル化を果たしたことで、シリーズの人気は盤石なものになったと思われます。

 また、本作ではある条件を満たすと、ゼロが持っていたサーベルをXが使えるようになる隠し要素もありました。単純にXがサーベルを使うだけでも盛り上がるうえ、負傷したゼロがXに託す形で使用可能になるので、こんなの胸がアツくならないわけがない!!

 ゼロから引き継がれたサーベルだけあって、この攻撃は威力が非常に高く、なんとボスのライフを一気に半分消し飛ばすほど。2回当てればどんなボスだろうと倒せちゃいます。

 『ロックマンX』の“波動拳”や『ロックマンX2』の“昇龍拳”はボスをワンパンできる威力だったので、そこだけ見ると『ロックマンX3』のサーベルは隠し技としてグレードダウンしたかのように映ります。しかし、本作のサーベルはXのライフ残量にかかわらず使えるという点が重要。

 “波動拳”も“昇龍拳”も使用するにはライフが満タンである必要があり、絶大な効果の代わりにノーダメージプレイを強いられました。それはそれでリスクとリターンが釣り合っていておもしろかったのですが、神経を尖らせながら操作していたのもまた事実。

 これに対し本作のサーベルはライフが減っていても使えたので、気軽さという意味では段違いに魅力的。しかもほかの攻撃に比べたら威力も申し分ないので、個人的にはシリーズのなかでもお気に入りの隠し技です。

 『ロックマンX3』は今なら『アニバーサリーコレクション』で手軽に遊べるので、興味がある人はぜひ!



スズタク:RPGとアクションをこよなく愛するライター。近年、シミュレーションRPGのおもしろさに気づき始める。


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