電撃オンライン

【ヘブバン感想】わかっていても泣いてしまう。新イベント“Letters on The Back”で『ヘブバン』の真髄を見た【ヘブンバーンズレッド日記#113】

カワチ
公開日時

 iOS/Android/PC(Steam)用ドラマチックRPG『ヘブンバーンズレッド(ヘブバン)』のプレイ日記をお届けします。

※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。

あかりんを励ます31Dの言葉に彼女たちの絆を感じる【ヘブバン感想】

 どうも! ライターのカワチです! 12月1日よりあかりんが主役の新イベント“Letters on The Back”がスタート。最初こそギャグが多めの展開で進むものの、後半はあかりんの壮絶な過去が明らかになり、彼女の葛藤と成長が描かれる怒涛の展開に。

 勘がいい人なら「これはもしかしてこういうことなのだろうか」と気付くような伏線でしたが、圧倒的な演出や声優陣の迫真の演技により、号泣させられることは必至。じつに『ヘブバン』らしい魅力にあふれたストーリーでした。

 イベントは31Dのメンバーがあかりんの背中に文字を書いて、彼女が見事に当てるという展開からはじまりますが、この特技がとても重要な意味を持っています。

 このシーン自体も、31Dの個性が光る文字や、ちょっと色っぽい反応をするあかりんの反応も必見です。

 その後、31Dは八王子にある廃病院で医療機材の回収の任務に向かうことに。ふぶきんが楽しそうにしていたり、みさりんがとても怯えていたりと、個々の反応がよかったですね。また、あかりんが息を潜めて消えてしまうシーンはメモリーストーリーの“伊達忍法帖”から。

 今回のイベントは過去に開催された“君に読む憧れ”“Peace of Cradle”のほか、メモリーストーリーの“伊達忍法帖”の内容も含むものになっています。これらのイベントをプレイしておけば、より理解が深まって楽しいですよ。

 あかりんの能力“過剰集中”のおかげで無事に機材を回収した31Dメンバー。

みんなでカフェテリアへ行き、りさママが作ったプリンを食べることに。

 仲が良さそうな31Dの姿はそれだけでも癒やされますが、毒物の抗体の血清の話など、後半につながるような伏線もサラリと語られているので要チェック。

 それ以外だと、あいちんの作ったにぼしが第31E部隊のいっちーからもらった塩を使って作られているというエピソードが興味深かったですね。同じ部隊同士だけでなく、違う部隊との交流はうれしいです。

 その後に、あかりんはテニス部時代に最上という先輩を慕っていたことが語られることに。最上先輩は毒を持つキャンサーの犠牲となって帰らぬ人となってしまったのですが、あかりんのその過去が今回のイベントではとても重要になります。

 また、あかりんは最上以外の先輩には嫌われていたようですが……?

 続いてDay2へ。朝食後に31Cと31Dが呼び出され、入間ドームの住民がキャンサーの毒で中毒症状を起こしていることを伝えられます。毒性の強い青い霧で姿を隠しながら移動しているキャンサーに対して、この毒の被害者で唯一の生き残りである、あかりんは抗体を持つ希少な存在であると語られます。

 かつてのことを思い出して卒倒してしまうあかりん。目を覚ました彼女は休むように促されますが、仲間たちとともに入間ドームへ。そこは絶望のような状況になっており、あかりんはかつて毒にやられてしまった先輩たちのことを思い起こします。

 そのとき、あかりんは毒によって一時的に視力を失っていましたが、そのときに背中に文字を書いて応援してくれていたのが最上先輩でした。序盤に背中の文字を当てるシーンがありましたが、この過去があったからなんですね。

 落ち込むあかりんを31Dのメンバーが自分たちらしい言葉で励ますシーンは必見です。

 また、ドームでは31Dが医薬品を運ぶ手伝いをおこない、バケツリレー方式で資材を搬入していくことになりますが、このバケツリレーもじつは伏線に。こまかい伏線がたくさん仕込まれているからこそ、後半の感動がより大きなものになるんですよね。

 基地に期間すると救護班が緊急搬送しており、アーさんが毒にやられてしまったことが判明。“君に読む憧れ”で描かれたとおり、アーさんにとって入間ドームは大事な場所なのでなんとしても守りたかったのでしょうね。

 また、ここでも“伊達忍法帖”の思い出シーンが。過去のイベントとつながるシーンを導入してくれることは、作品を追い続けているファンにはうれしいです。

 その後は、ツラい過去の記憶を思い出し、逃げ出してしまったあかりんをふぶきんが助けるシーンに。今回のイベントはふぶきんがすごくいいので、ぜひ注目してみて欲しいです。

 その後、物語はDay3へと続いていきますが、ここから先はぜひみなさん自身の目で確かめていただければと。感動的な展開が待っているので、ぜひハンカチを用意して読んでもらいたいです!


©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS ©VISUAL ARTS/Key

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

関連する記事一覧はこちら