塚原重義監督の劇場長編アニメ『クラユカバ』と最新作『クラメルカガリ』が4/12に同時公開と判明

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 2021年に序章が公開となった塚原重義監督初の劇場長編アニメ『クラユカバ』と、最新作『クラメルカガリ』が、2024年4月12日に2作同時公開されます。

 公開日決定にあわせて、ティザービジュアル&特報とキャストも解禁となりました。

 以下、リリース原文を掲載します。

-鬼才・塚原重義が放つ劇場長編アニメーション映画-2024年4月12日(金)に2作品同時公開が決定! ティザービジュアル&特報が公開! 新キャスト解禁! コメントも到着

 2023年ファンタジア国際映画祭長編アニメーション部門【観客賞・金賞】を受賞した塚原重義が原作・脚本・監督を務める長編アニメーション映画『クラユカバ』。構想から10年、国際的な映画祭で高い評価を集め、堂々の日本凱旋劇場公開が決定した!また今回新たに、シナリオ原案に成田良悟(『バッカーノ!』『デュラララ!!』(電撃文庫/KADOKAWA刊))を迎えた長編アニメーション映画最新作『クラメルカガリ』が発表され、2024年4月12日(金)より全国劇場にて2作品同時公開される。

 『クラユカバ』は探偵・荘太郎が集団失踪事件の謎を追い、‟クラガリ“と呼ばれる地下世界に足を踏み入れる大正浪漫風な雰囲気と迫力のあるガジェットが魅力のミステリーエンターテイメント。主人公・荘太郎役を今『最もチケットが取れない講談師』と言われる六代目 神田伯山が務める。さらに、「響け!ユーフォニアム」(黄前久美子役)「宝石の国」(フォスフォフィライト役)の黒沢ともよ、「彼女、お借りします」(八重森みに役)「私の推しは悪役令嬢。」(レイ=テイラー役)の芹澤優をはじめとする豪華声優陣も参加している。

 『クラメルカガリ』は、成田良悟が『クラユカバ』のスピンオフ小説として執筆したシナリオを原案として制作された映画です。個性豊かなキャラクターたちが躍動する炭鉱の町・“箱庭(はこにわ)“を舞台とし、日々迷宮の如く変化する町を地図に記す‟地図屋”を営む少女・カガリを中心に展開する痛快群像エンターテイメント。主人公・カガリは「僕のヒーローアカデミア」(麗日お茶子役) 「め組の大吾 救国のオレンジ」(中村雪役)の佐倉綾音が務めることが決定した!

 監督・塚原重義が創り出す『クラユカバ』『クラメルカガリ』は、幻想と現実が入り混じりながら、どこか懐かしさを漂わせる唯一無二のレトロな世界観が魅力。

 この度の同時公開に2作品あわせてお楽しみいただきたい。

ティザービジュアル&特報が2作品同時に公開!

 本日公開されたティザービジュアルでは各作品の主人公の姿が描かれている。

 『クラユカバ』は集団失踪事件の手がかりを追う荘太郎の姿が描かれ、“クラガリ”へ向かおうとする険しい表情が、これから待ち受けるミステリアスな展開を期待させる。一方、『クラメルカガリ』は舞台となる炭鉱の町・“箱庭(はこにわ)”の地図を書く少女・カガリが振り返る姿が描かれ、箱庭を象徴する建物やアイテムがミニチュアとなって彼女を囲む様子が印象的である。

 2人の主人公がどう活躍するのか、物語の展開に期待が高まる。

 また、2作品それぞれの特報も同時に公開された。

 『クラユカバ』は“クラガリに曳(ひ)かれるな”という印象的なセリフのリフレインで始まり、何かに囚われてしまいそうなミステリアスな雰囲気に惹きつけられる。荘太郎が追う集団失踪事件の謎は如何に、“クラガリ”の先に待ち受けるものは何か、物語の結末にご期待下さい。

『クラユカバ』特報

 対して、『クラメルカガリ』は軽快な音楽とともに個性豊かなキャラクターが次々と登場。主人公・カガリの可愛さもさることながら、奇々怪々な人物たちが織り成す群像劇に期待が高まる。“箱庭(はこにわ)”と呼ばれる町でどんな奇想天外な物語が展開されるのかご注目下さい

『クラメルカガリ』特報

キャスト・スタッフからコメントが到着! 『クラメルカガリ』のキャスト情報を解禁!カガリ役は佐倉綾音

 2021年に本編冒頭15分を『クラユカバ』序章として先行公開した、当時からご出演いただいている豪華キャスト陣から全編劇場公開に向けてコメントが到着。

 さらに、『クラユカバ』『クラメルカガリ』2作品の監督・塚原重義と『クラメルカガリ』シナリオ原案・成田良悟からもコメントが到着した。

キャストコメント『クラユカバ』

●荘太郎役:神田伯山

 講談師の神田伯山です。序章に引き続き、荘太郎役をつとめさせていただくことになり、大変光栄に思っております。映像の美しさとキャラクター、さらには脚本の面白さ。

 塚原監督初めての長編映画で『2023年ファンタジア国際映画祭』観客賞・金賞を受賞されて順風満帆です。しかし肝心の皆様のお目にかかるのはこれからです。私自身も映画館で観るのがとても楽しみです。是非、色々な思いをのせた映画が皆様に届きますように。

●タンネ役:黒沢ともよ

 序章の公開からもう2年と聞いて、驚きました。

 早くこの先が観たいと、ずっとずっと願っていたので、ついに公開が決まって本当に嬉しいです。

 大尊敬なスタッフ・キャストの皆様とものづくりを共にできたことを光栄に思います。

 監督の脳を覗き見るような特別な時間を、どうぞ、楽しみに!

●サキ役:芹澤優

 映画『クラユカバ』にて、序章から引き続きサキを演じさせていただきます芹澤優です。ついに、長編が完成いたしました!!序章がかなり謎の残る終わり方で、サキもどうなっちゃうの??というラストだったので私個人としても長編の収録をとても楽しみにしていました!アフレコのタイミングでは絵がほとんど完成していて、サキのまさかの姿での登場にびっくりしました。とっても可愛かったです!ふとした表情から読み取れるサキの気持ちがとても愛おしくて、より大好きになりました。不思議で抜け出せない魅力がたっぷりの映画『クラユカバ』ぜひお楽しみください。

キャストコメント『クラメルカガリ』

●カガリ役:佐倉綾音

 オーディションの時に頂いた資料を見て「私の大好きな世界だ…」と感じたので、その世界にカガリとして入ってゆけることをとても楽しみにしています(戻ってこられなくなりそうで、すこし怖くもあります)。
セピアで不思議な塚原作品を、ぜひいっしょに体感してください。

スタッフコメント『クラユカバ』『クラメルカガリ』

●原作・脚本・監督:塚原重義
・『クラユカバ』

 もとは自主制作として始まりクラウドファンディングで育ったこの作品が、海外映画祭を経て国内劇場公開されるに至りました。長く厳しい道のりでしたが、感慨深い限りです。苦しい時期にご助力頂いた諸氏に御礼申し上げます。

・『クラメルカガリ』

 直近作『クラユカバ』にて集まった最高の制作チームで、引き続き一から新作に挑む…という大変有り難い機会を頂きました。また、当方の過去作から様々な小ネタを拾って下すったシナリオ原案の成田先生との仕事は大変刺激的でありました。重ねて有り難い限りです。

●『クラメルカガリ』シナリオ原案・成田良悟
・『クラユカバ』

 塚原監督がこれまでの作品の中で積み上げてきた世界観の中でも、生々しさと幻想的な非現実感が絶妙な形で混在する一作です。まさに先に何があるか分からない、未知なる『クラガリ』を前にした人々が味わう恐怖と不安、そして高揚感の揺らめきを味わえる至上の映像体験です!

・『クラメルカガリ』

 『クラユカバ』のクラウドファンディングに支援させて頂き、その御縁でスピンオフ小説を書かせて頂く事になったのですが……その小説があれよあれよと映像化となり、私自身がクダギツネにつままれたような感覚です! クラガリの手前で踏み止まり日常を過ごす人々を描いた拙作が原案となり、塚原監督の細やかな監修とアレンジにより新しい映像活劇になった本作ですが、監督の過去作FLASHムービーで熱狂したファンの方々に楽しんで頂けたなら幸いです……!!

<第1弾>特典付き ムビチケカード 好評発売中!

 2023年12月8日(金)より『クラユカバ』『クラメルカガリ』のムビチケカードが発売開始!

 詳細は公式サイトもしくはメイジャー通販サイトをご確認ください。

<第1弾>特典付き ムビチケカード

■価格:1,500円(税込)
■特典:B2ハーフサイズポスター
※数量限定につき、特典は無くなり次第終了となります。
※2種類の絵柄からお選びいただけますが、
鑑賞時にはどちらの作品でもお使いいただけます。
※券面の絵柄と同じ作品の特典が付きます。

特典参考

『クラユカバ』作品概要

【あらすじ】

 「はい、大辻探偵社」紫煙に霞むは淡き夢、街場に煙くは妖しき噂…。今、世間を惑わす”集団失踪”の怪奇に、探偵・荘太郎が対峙する!

 目撃者なし、意図も不明。その足取りに必ず現る"不気味な轍"の正体とは…。手がかりを求め、探偵は街の地下領域"クラガリ"へと潜り込む。

 そこに驀進する黒鐵(くろがね)の装甲列車と、その指揮官タンネとの邂逅が、探偵の運命を大きく揺れ動かすのであった…!!

【スタッフ】
原作・脚本・監督:塚原重義 キャラクターデザイン:皆川一徳 特技監督:maxcaffy 操画監督:アカツキチョータ 美術設定:ぽち 美術監督:大貫賢太郎 音響監督:木村絵里子 音響効果:中野勝博 音響制作:東北新社 音楽:アカツキチョータ アニメーション制作:チームOneOne 配給:東京テアトル ツインエンジン 製作:クラガリ映畫協會

『クラメルカガリ』作品概要

【あらすじ】

 これは人と町とを紡ぐ物語。零細採掘業者がひしめく炭砿町…通称”箱庭(はこにわ)”。日々迷宮の如く変化するこの町で、地図屋を営む少女ーカガリと、”箱庭”からの脱却を夢想する少年・ユウヤ。やがて2人は個性豊かな住人たちと共に、町全体を揺るがす謀略へと相対することに…。

 果たして”箱庭”の命運は、カガリの描く地図の行末や如何に!

【スタッフ】
原作・脚本・監督:塚原重義 シナリオ原案:成田良悟 アニメーション制作:チームOneOne 配給:東京テアトル ツインエンジン 
製作:クラガリ映畫協會

【キャスト】
カガリ:佐倉綾音

塚原重義プロフィール

 アニメーション作家・塚原重義(つかはらしげよし)。1981 年東京生まれ。幼少の頃から旧い空想科学映画等に憧れ、2002 年頃よりアニメーションの自主制作を始める。数々のリジナル短編作品を発表し、第11回インディーズアニメフェスタ:大賞・三鷹市賞 (端ノ向フ / 2012)、第10回札幌国際短編映画祭:大林宣彦 審査員賞 (女生徒 / 2014)、ファンタジア国際映画祭長編アニメーション部門:観客賞・金賞(クラユカバ / 2023)をはじめとする数多くの評価を獲得。近年ではSEKAI NO OWARIのLiveステージデザイン協力など、映像以外の世界観構築も手掛ける。


※リリース文中の「塚原重義」の「塚」は旧字体となっております。
©塚原重義/クラガリ映畫協會

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