『龍が如く8』完成披露会レポート。長谷川博己さん、安田 顕さん、成田 凌さんたちが、レッドカーペットでファンと交流。出演陣による囲み取材の模様も

電撃オンライン
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 いよいよ1月26日に発売予定が迫った、セガが手掛けるドラマティックRPG『龍が如く8』(PC/PS5/Xbox Series X|S/PS4/Xbox One)。

 発売を心待ちにするファンを招いた完成披露会が、1月17日に横浜にある大さん橋ホール(神奈川)で開催されました。

 『龍が如く』スタジオの代表で、制作総指揮をとった横山昌義氏、主人公・春日一番を演じる中谷一博さん、もう1人の主人公である桐生一馬を演じる黒田崇矢さんに加え、彼らの物語に深く関わる登場人物を演じる長谷川博己さん、安田 顕さん、成田 凌さんが出演した、本イベントの様子をレポートします。

  • ▲写真左から横山昌義氏、中谷一博さん、黒田崇矢さん、長谷川博己さん、安田 顕さん、成田 凌さん。

『龍が如く8』完成披露会レポート。男の生き様を学べる本作の魅力とは?

ファンの期待を超える自信作と、横山氏が太鼓判

 完成披露会は、レッドカーペットセレモニーからスタート。横山氏とキャストのみなさんはレッドカーペットの上を華麗に歩きながら、サインやツーショット撮影など、ファンとの交流をしていました。



 完成披露会では、まず横山氏がステージに登壇。平日にも関わらず作品を愛するたくさんのファンが会場に集まってくれたことを喜びつつ、横山氏は「(ファンの)期待を余裕で超えられる自信がある」と力強く語ってくれました。

 すぐにでも発売したいと横山氏が明言するほど、素晴らしい作品に仕上がっているそうです。

 続いてキャスト陣がステージに登場し、それぞれが演じるキャラクターや、収録のエピソードなどが語られました。

 春日一番役の中谷一博さんは、ファンのみなさんへの感謝とともに、キャストやスタッフの力、そして想いによる奇跡がたくさんつまった作品だと言い、完成披露会を迎えられたことに感極まっている様子でした。


 桐生一馬役の黒田崇矢さんは、『龍が如く7外伝 名を消した男』の好評がとても嬉しかったとのこと。また「人間らしい部分が見えるようになった」と、桐生の変化も話してくれました。

 『龍が如く8』でも人間らしい部分を見せながらも、弱さを見せない桐生の生き様を意識して黒田さんは演じたそうで、完成が楽しみだったとのこと。


 横浜星龍会の若頭・海老名正孝を演じる長谷川博己さんは、「カッコよく、(キャラクターを)作っていただいて嬉しかったです。あんなにマッチョで、筋トレしたらこうなるのかとわかってよかった。最高です」とコメント。

 収録時に横山氏とランチでカレーを食べたそうで、その時に物語や制作時のリサーチについて聞き、流石だと思ったそうです。

 アフレコ初挑戦である長谷川さんは、距離感が難しかったそうで、ご自身の希望で何度も録り直したとのこと。普段のお芝居だと足りないと感じ、大きめに芝居をされたそうで、どこまで出すか調整が難しかったと話していました。

 前作から引き続き登場する難波 悠役の安田 顕さんは、約3年ぶりの収録ということもあり、最初は声が違うと指摘されたそうです。

 難波の人気は安田さんの耳にも届いているそうで、レッドカーペットでのファンの反応を見て、難波というキャラが独り歩きしていて、「安田を求めていない」と感じたと話して会場を笑わせます。さらに「難波の姿で来ればよかった」と、今後機会があれば難波姿を披露することにも意欲を見せていました。

 また安田さんは還暦のときに自分で用意しようかと考えるほど、レッドカーペットを歩くのが夢で、その夢が早めに叶ってよかったそうです。

 成田 凌さんは、春日がハワイで出会う車いすの青年・三田村英二を演じています。なお、イベント時点では何一つ言えることがないほど、重要なキャラクターとのことです。

 成田さんは兄が遊んでいたのがきっかけで『龍が如く』シリーズに出会い、ご自身もプレイするほどのファン。今回のオファーも、食い気味でOKを出したそうです。

 最後に登壇者のみなさんから、作品を期待するファンへの挨拶が。

 中谷さんは「人生いろいろなことがあると思います。本作をプレイし終わったあかつきには、上を見上げて、希望で輝く空を笑顔で見られる作品になっていると思います。ぜひ、期待して待っていてください」と涙声で語りました。

 横山氏は「3年の月日をかけて作った、『龍が如く』スタジオの集大成といえる作品。自信作なので、発売を楽しみにしていてください」と挨拶。

 なお、エンディングまでは80時間を超えるほどの大ボリュームとのことです。主人公の春日一番と桐生一馬に、どんな事件やドラマが待っているのか、発売が楽しみになるイベントとなりました。

成田さんは『龍が如く』で男を学んだ

 完成披露会のあとには、長谷川さん、安田さん、成田さんの囲み取材が行われました。自然な流れで安田さんが進行役となり、和やかな雰囲気のなかで、作品や収録の思い出などを話してくださいました。

――本作の収録で注意されたことを教えてください。

安田さん:私は2度目で、1日で録りきれる量ではないとわかっていたので、収録日を何日かに分けてもらいました。(長谷川さんは)1日で録ったんですよね?

長谷川さん:確かに僕も1日で録る量じゃなかったんですが、「なんとか1日で録らせてください」とお願いしました(笑)。

成田さん:僕は休憩ばかりしていました。距離感がつかめなくて、何をしているのかわからなくなるというか。目の前にマイクがあるのに、向こう側の人と会話しているという状況が、(いつもの芝居と違って)どうしても頭の中で整理がつかなくて難しいなと思いました。

安田さん:芝居のときって、動きの連動で声が出るもんね。今回は画面に自分が映っているのに、自分が語りかける不思議な感覚があった。

成田さん:セリフの間が、自分のものじゃないというのも大きかったですね。

――みなさんから見た『龍が如く』の魅力を教えてください。

成田さん:『龍が如く』で男を学ぶ感じですよね。行ったことがない新宿を、子どものころに学んで「新宿は怖い街だ」と思いました(笑)。

長谷川さん:作品のストーリーがいいですよね。かなりリサーチされていて、本当にあるのではないかと思う内容が描かれている。

安田さん:自分で(キャラクターを)動かすのも、楽しいですよ。『龍が如く7』を買わせていただいたんですが、普段ゲームをやらないから、春日一番がぐるぐる回って前に進まない。

長谷川さん、成田さん:(笑)。

安田さん:そのため、じつをいうと難波に会えていません(笑)。自分に会えていない。

――Z世代(若者)にオススメのポイントを教えていただけますか?

成田さん:主人公の春日一番をはじめ、キャラクターが魅力的。ほかにもそうそうたる役者さんが出ていますし、ずーっと魅力があります。街も見覚えがあるでしょうしね。

安田さん:ドラマや映画は、時代や世代によって流行り、廃りがあると思います。でもおそらくゲームは世代を問わず、変わらず楽しんでもらえているものなので、Z世代の方も必ず楽しめるから安心してください。
 
――演じているキャラクターの魅力を、お話いただける範囲で教えてください。

安田さん:(言えないことが多い三田村の)ここが好きなら、言えるんじゃない?

成田さん:え……。

安田さん:言えないそうです(笑)。

成田さん:本当に言えないんだよな(笑)。

長谷川さん:海老名は謎めいていて、底知れない怖さを感じる役じゃないかなと思います。そこまでしか、言えないですね。

安田さん:いろいろ言えないことが多いので、ぜひ想像していただきたいですね。難波は、より使い勝手がよくなっています(笑)。より、便利です。

成田さん:難波はいいですよね。どんな作品でも、あの立ち位置って。

――ありがとうございました。

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