アニメ『葬送のフリーレン』21話感想。デンケンの漢気や試験の参加理由に惚れた…最後まで諦めない姿がとても好印象(ネタバレあり)

電撃オンライン
公開日時

 アニメ『葬送のフリーレン』21話“魔法の世界”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは『葬送のフリーレン』21話“魔法の世界”の物語に関する記述が多々あります。

やっぱりフリーレンとゼーリエは知り合いだった!

 先週から気になっていたゼーリエ。フランメの師匠で、フリーレンにも会ったことがあるとのこと。1000年ぶりとのことだったのでフランメと一緒に会いに行って以来、ゼーリエとは会っていないのかもしれませんね。でも、2人の魔法への考え方は違っていそうです。

 印象的だったのはフリーレンの「魔法は追い求めているときが一番楽しい」という言葉。純粋に魔法が好きなんだろうな~と感じました! それを聞いたフランメがにっこりしていて、優しい瞳をしていたところにグッときました。フリーレンが平和をもたらすと信じている目でしたね。

 また、フリーレンとデンケンのバトルは、私が想像していたものとは違いました。もっと血生臭いものになるのではと思っていましたが、フリーレンが圧倒。実力の高さを見せつけていましたね。

 デンケンには権力争いを経て宮廷魔法使いになったということもあって、冷酷なイメージを抱いていたのですが、そんなことはありませんでした。フリーレンと同じように「魔法は追い求めているときが一番楽しい」という考えを持っていましたし、きっとデンケンも魔法が好きなんだろうな……。

 それを聞いたフリーレンが嬉しそうな顔をしていたのですが、このような考え方の魔法使いは少ないから「やっと会えた」という気持ちだったのかも? 参加した理由も“故郷の墓参りがしたいから”なのが良すぎます。

 リヒターとカンネ&ラヴィ―ネの戦いは、お互い物質を操るということもあってド派手でしたね。物質を操る魔法が主流になっているそうですが、たしかに受験者もそういった魔法を使う魔法使いが多いような気がします。

 フリーレンはカンネたちが勝つと断言していましたが、まさか結界を破ってしまうとは驚きました。「カンネが可哀想だったから」と結界を破っちゃうフリーレン、かっこよすぎ! ゲナウはゼーリエが施したものと話していたので、結果を破ったフリーレンはゼーリエに匹敵するほどの魔法使いということですよね。ゼーリエがどんな反応をするのか、2人が対面する日が楽しみです!

デンケンの漢気に惚れた!

 今回、とても気に入ったシーンが2つありました。まずは、カンネの魔法で流されてきたリヒターをデンケンが足でキャッチしているシーン。あの水の中、キャッチしてくれたデンケンと大人しくキャッチされているリヒターがなんだか可愛くてよかったです(笑)。いいパーティになったなぁ、と感じる瞬間でした。

 2つ目はデンケンが「殴り合いじゃぁぁぁぁッ!!!!」と拳を振り上げているところ。って、お気に入りシーンがデンケンばっかり(笑)。こうやって最後まで諦めずに足掻く姿って、すごくかっこいいと思いませんか? 大人になるといろいろなことを諦めがちになると思うんですが、デンケンはおじいさんになっても、挑戦する気持ちや最後までやり遂げようとする気持ちを失っていないというところに憧れを持ってしまいました。

 ということで、第一次試験が終わり次は第二次試験! どんな試験内容になるのか、想像もつきません。ですが、サブタイトルが“次からは敵同士”だったので、パーティではなく個人戦になりそうですよね。フリーレンとフェルンが戦うことにならなければいいな……。


ハチ: 原作を読んでいないため、毎回ドキドキしながら鑑賞中! フリーレンにどんどん人間味が出てきて、なんだか子供の成長を見守る親のような気持ちになっている今日この頃。得意な魔法は“土鍋でごはんを炊く”と“爪が割れる”。


【STAFF】

原作:山田鐘人・アベツカサ「葬送のフリーレン」(小学館「週刊少年サンデー」連載中)
監督:斎藤圭一郎
シリーズ構成:鈴木智尋
キャラクターデザイン・総作画監督:長澤礼子
音楽:Evan Call
コンセプトアート:吉岡誠子
魔物デザイン:原科大樹
アクションディレクター:岩澤 亨
デザインワークス:簑島綾香、山﨑絵美、とだま。、長坂慶太、亀澤蘭、松村佳子、高瀬丸
美術監督:高木佐和子
美術設定:杉山晋史
色彩設計:大野春恵
3DCGディレクター:廣住茂徳
撮影監督:伏原あかね
編集:木村佳史子
音響監督:はたしょう二
アニメーション制作:マッドハウス

CAST
フリーレン:種﨑敦美
フェルン:市ノ瀬加那
シュタルク:小林千晃
ヒンメル:岡本信彦
ハイター:東地宏樹
アイゼン:上田燿司
クヴァール:安元洋貴
フランメ:田中敦子
アウラ:竹達彩奈
リュグナー:諏訪部順一
リーニエ:石見舞菜香
ドラート:大鈴功起
ザイン:中村悠一
カンネ:和氣あず未
ラヴィーネ:鈴代紗弓
ヴィアベル:谷山紀章
ユーベル:長谷川育美
デンケン:斉藤次郎
ラント:小松昌平
リヒター:花輪英司
ラオフェン:石上静香
エーレ:伊藤かな恵
ゼンゼ:照井春佳
ゲナウ:新垣樽助
ゼーリエ:伊瀬茉莉也
クヴァール:安元洋貴

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

関連する記事一覧はこちら