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リード、ムーブ、イマジンは三種の神器。エナジーを使った謎解きに頭がオーバーヒートしつつも夢中になった日々【黄金の太陽 開かれし封印:メモリの無駄づかい】

スズタク
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 三つ子の魂百までと言われますが、幼少期に限らず、ゲームを遊んだ思い出は脳に深く刻まれるもの。

 何年、何十年たっても、「なんでオレ、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。

 そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります! 今回は、GBA(ゲームボーイアドバンス)の『黄金の太陽 開かれし封印』についてご紹介。

『黄金の太陽 開かれし封印』とは

 キャメロットが開発し、2001年に発売されたファンタジーRPG。古代人の血を受け継ぐエナジストの少年少女たちが、大いなる錬金術の脅威から世界を救うために旅立ちます。

 各地に存在する精霊“ジン”を集めて行うキャラクターのクラスアップや、超能力“エナジー”を使った謎解きがおもしろく、世界中に多くのファンを生み出しました。

 2002年には続編となる『黄金の太陽 失われし時代(とき)』が発売。2作セットで完結する一大ストーリーは、GBA屈指の大作RPGとしてプレイヤーの記憶に刻まれました。

全住民にひたすらリード! 怪しい場所はとにかくイマジン!!【黄金の太陽 開かれし封印の思い出】

 おそらく僕がGBAで一番ハマったであろうゲーム、『黄金の太陽』。世界観もシステムもグラフィックも音楽も最高なのですが、何が一番印象に残っているかというと謎解きなんですよね。

 本作はファンタジー世界を舞台にコマンドバトルで戦っていくTHE・王道RPGなのですが、一風変わっているのが街やダンジョンなどのフィールドにたくさんの謎解き要素が散りばめられていること。主人公たちはエナジーと呼ばれる超能力を操れ、これを戦闘中だけでなくフィールド上でも使うことで、さまざまなギミックを解くことができました。

 たとえば“ムーブ”というエナジーは、離れた位置の物体を移動させることが可能。直接届かない場所の石像を動かして隠し通路を出現させる……という風にダンジョン攻略でよくお世話になりました。

 “リード”というエナジーは相手の心を読み取ることができ、情報収集で欠かせないエナジーです。街の人全員に話を聞いても次に何をすればいいかわからない、なんてときは“リード”を試してみると役立つ情報が! しかも、このエナジーは人間だけでなく動物にも可能で、そこからひも解かれるギミックもあります。“リード”を使って初めてひとつの謎を解いたときは、興奮とワクワク感がすさまじかったです。

 さらに、“イマジン”という本来見えないアイテムや通路などが見えるようになるエナジーも。こんなの手に入れたらもう、怪しい場所は片っ端から試すに限りますよね。ゲーム中にはほかにも多くのエナジーが登場しますが、とくに汎用性の高い“ムーブ”、“リード”、“イマジン”は三種の神器として扱っていました

 謎解きが多いと当然行き詰まる場面も多く、攻略法がわからず頭がオーバーヒートすることもしばしば。当時はネット検索もできなかったしゲーム内のヒントも最低限だったので、わからない部分は本当に何時間(ヘタしたら何日?)も詰まりました。このあたりの謎解きの難しさと突破できたときの達成感は、個人的に『ゼルダの伝説』に近いものがあるかなと。

 また、これは『開かれし封印』と『失われし時代』共通でいえるのですが、操作キャラは1マスの距離ならジャンプして進めるという点が意外に忘れがち。マップをくまなく調べてエナジーも全部試したけど進み方がわからず、「どうすりゃええねん!」と顔を真っ赤にしてたら、普通にジャンプで移動できたときのあの瞬間……。覚えておいてください、1マスジャンプは忘れたころにやってきますよ。

 そんな『黄金の太陽』ですが、1月17日よりSwitchオンラインの追加パックに2作とも追加されました!

 Switchオンラインの追加パックに加入して、『ゲームボーイアドバンス Nintendo Switch Online』を無料ダウンロードすれば遊べます。この名作RPGをまだ体験したことがない人は、ぜひ手に取って豊富な謎解きに挑んでみてください。



スズタク:RPGとアクションをこよなく愛するライター。近年、シミュレーションRPGのおもしろさに気づき始める。


©2001 Nintendo/CAMELOT

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