『シャドバ』世界大会でsasamumu選手が優勝。“WGP 2020”も賞金1億円超で開催

電撃オンライン
公開日時

 去る2019年12月25日・27日、『Shadowverse(シャドウバース)』の世界大会“Shadowverse World Grand Prix 2019”が埼玉県・ソニックシティで開催されました。

 “Shadowverse World Grand Prix 2019(WGP 2019)”は各地の大会で上位を勝ち取った猛者たちが世界中から集合し、今年の『シャドウバース』世界一を決める大会です。

 大会の目玉となっているのは、1億1,000万円という超高額賞金。27日に行われたGRAND FINALSを勝ち抜き、優勝して賞金を手にしたのは台湾のsasamumu選手でした。

決勝戦の模様はこちら

 大会後には新情報の発表もあり、さまざまなアップデートの実施に加え、2020年に予定している『アイドルマスター シンデレラガールズ』『NieR:Automata』とのコラボも告知されました。

コラボ&アップデート情報はこちら

DAY1を勝ちぬいた選手によるGRAND FINALS

 “WGP 2019”は、12月25日、27日の2日間に渡り開催されました。27日のGRAND FINALSに参加できる選手は8人のみ。25日のDAY1では、24人の選手がGRAND FINALS進出をかけてスイスドロー6回戦を戦いました。

 その結果GRAND FINALSに進んだ選手は、Tabata/SHG選手、ZeNX選手、AzureCloud選手、pazuu選手、sasamumu選手、jupi/Qwert選手、Tsubaki選手、yoyo選手。DAY2では、BO5によるシングルエリミネーション方式(3本先取のトーナメント)で優勝者を決定します。

決勝はjupi/Qwert選手vs.asamumu選手

 激戦続きのGRAND FINALSを勝ち抜き決勝に駒を進めたのは、日本のjupi/Qwert選手と、台湾のasamumu選手。両選手ともに持ち込んだデッキのリーダーは“エルフ”“ドラゴン”“ビショップ”の3つでした。

第1試合 自然ドラゴンvs.自然ドラゴン

 第1試合では、考えていたデッキの使用順が同じだったのか、“自然ドラゴン”vs.“自然ドラゴン”の同デッキ対決となりました。お互い順調にPP加速を重ねていきますが、キーカードである“呪われし影・ヴァイディ”を先にプレイしたのはjupi/Qwert選手。

 sasamumu選手はその後を追う形になってしまい、速度で優ったjupi/Qwert選手が先にライフを削りきり勝利しました。

第2試合 アマツエルフvs.自然エルフ

 第2試合でも“エルフ”同士の対決が発生しましたが、jupi/Qwert選手の攻撃的な“アマツエルフ”に対して、sasamumu選手はそれに対抗するための“自然エルフ”を持ち込んでいます。

 jupi/Qwert選手は“フェアリーブレイダー・アマツ”を2枚絡めた動きで攻め立てますが、それでもsasamumu選手の守りを崩すことは叶わず。怒涛の攻めを耐えぬいたsasamumu選手が逆転し、勝敗数はお互いに1勝1敗となりました。

第3試合 自然ビショップvs.自然ビショップ

 第3試合はほぼ同カードを採用した“自然ビショップ”同士の対決に。お互いにライフを削り、盤面を取り合い、敗色濃厚かと思ったら持ち直す、といったシーソーゲームが数ターンに渡り続きました。

 最後にjupi/Qwert選手が総攻撃を仕掛けて勝利したかと思いきや、sasamumu選手がギリギリのところで攻撃の要である“ミュースプリンセス・ミルフィ”を引き込むことに成功。これにはsasamumu選手も思わずガッツポーズを見せます。

 sasamumu選手は生み出した疾走フォロワーとコストを軽減した“報復の白き刃・アニエス”でライフを削り切り、優勝に王手をかけました。

第4試合 アマツエルフvs.自然ドラゴン

 第4試合は、sasamumu選手が最後に残した“自然ドラゴン”と、jupi/Qwert選手の“アマツエルフ”の対戦。後がないこのタイミングでドローに恵まれないjupi/Qwert選手でしたが、それをプレイで補わんとばかりに攻撃の手を緩めません。

 そして、もう万事休すかという状態で疾走効果を付与する“神鉄圧錬法”をドロー。序盤に積み重ねておいた攻撃のおかげでsasamumu選手のライフは残りわずかとなっており、jupi/Qwert選手が勝利。

 ゲーム開始から引いたカードすべてを使い切る粘り強い戦いを見せました。これでお互いに2勝2敗となり、決勝戦は最終試合までもつれ込みます。

第5試合 自然ビショップvs.自然ドラゴン

 泣いても笑っても最後となる試合は、jupi/Qwert選手の“自然ビショップ”とsasamumu選手の“自然ドラゴン”による対決。jupi/Qwert選手は対自然ドラゴンの“安息の領域”で時間を稼ぎますが、sasamumu選手は“呪われし影・ヴァイディ”の効果“影の浸食”によってジワジワとライフを削ります。

 jupi/Qwert選手もギリギリ耐えられるタイミングで守護を貼りつつ勝負に出ますが、そこにsasamumu選手が“暴竜・伊達政宗”の能力で守護を突破して、場のフォロワーを打点に変換することに成功。“影の浸食”の効果と合わせて8点のライフを削り切り、見事優勝を決めました。

 昨年の世界大会では、決勝戦の最終試合にてふぇぐ選手が“ランプドラゴン”で劇的な勝利をつかんでおり、今回はその伝統を引き継ぐかのようにsasamumu選手が“自然ドラゴン”で優勝。ジンクスのようなものを感じずにはいられない決着の仕方に、会場は大きく盛り上がりました。

 優勝したsasamumu選手にはCygames専務取締役兼『Shadowverse』プロデューサーの木村唯人氏から、賞金1億1,000万円と副賞が贈呈。優勝者インタビューにてasamumu選手は「『Shadowverse』は私の命そのものです」とコメントしました。

“Shadowverse World Grand Prix 2020”開催決定

 大会終了後には、来年の世界大会“Shadowverse World Grand Prix 2020(WGP 2020)”の開催が発表されました。

 優勝賞金は同じく1億1000万円。日本からの出場枠は“RAGE Shadowverse”から8名と“JCG Online Preliminary Tournament”から2名の計10枠です。世界大会に関する詳細は後日発表されるとのことです。

『デレマス』『NieR:Automata』とコラボ決定

 2020年春ごろに『アイドルマスター シンデレラガールズ』。2020年夏には『NieR:Automata』とのコラボをそれぞれ実施予定です。コラボに関する詳細は後日発表されます。


新たなゲーム内機能が追加

 “2Pick”と“Open 6”に新たな称号“Challenge Master(チャレンジマスター)”が追加されます。“2Pick”と“Open 6”の両フォーマットを合わせて、期間内に5勝した回数を一定数達成すると、期間限定の特別称号などが獲得できます。

 12月28日のアップデートで“Grand Master”への昇格条件が“3カ月間で1万MPを達成する”に変更されます。また、新たに“Grand Master 0”から“Grand Master 3”までの段階的なランクが追加されます。

 ゲーム内機能として『シャドウバース』をプレイしている人なら誰でも簡単に大会を開くことができる機能が追加されます。こちらの機能は今後のアップデートで追加予定です。

 発表された情報の詳細は『シャドウバース』公式サイトのお知らせから確認できます。

(C) Cygames, Inc.

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

Shadowverse(シャドウバース)

  • メーカー: Cygames
  • 対応端末: iOS
  • ジャンル: カード
  • 配信日: 2016年6月17日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

Shadowverse(シャドウバース)

  • メーカー: Cygames
  • 対応端末: Android
  • ジャンル: カード
  • 配信日: 2016年6月17日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

関連する記事一覧はこちら