『新空港占拠』8話感想と考察。獣たちは2つの派閥に分かれていた!? 警察内部の裏切者の発覚に、武蔵最大の危機!(ネタバレあり)

電撃オンライン
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 TBS系列2024年1月期より日曜夜9時から放送中の、櫻井翔主演のタイムリミットサスペンスドラマ『新空港占拠』第8話の感想と考察を掲載します。

神奈川県警捜査一課の武蔵三郎(櫻井翔)の“最悪の1日”が再び!

 昨年7月に放送され、出演者の名前を伏せたキャスト陣や、先の読めない展開で大きな話題になったドラマ『大病院占拠』。

 その待望の続編がこの1月からついに放送! あの事件から1年、今度は舞台を“空港”に移し、獣の面を被った武装集団と、神奈川県警捜査一課の武蔵三郎(櫻井翔)の頭脳戦が開始されます。

 前作でも活躍したさくら(ソニン)ら県警の精鋭たちのほか、新たなキャストも登場。武装集団の目的は? 人質たちの運命は? 目の離せないタイムリミット・サスペンスが幕を開けます。

 謎をはらんだ展開で、視聴者を湧かせたドラマの続編として期待のかかる本作。その感想記事を、ちょっとした考察を交えて紹介していきます。

この記事には、ドラマのネタバレが含まれます。

『新空港占拠』第8話 感想

武蔵は妻の裕子の罪を暴く

 妻の裕子が鼠に捕まり、武蔵は妻の罪を暴くミッションを課せられることに。鼠は獣たちの仲間でしたが、やり方が生ぬるいと反発して離脱。独自に動いていたようです。

 鼠の配信から、即座に場所を突き止めた捜査陣。武蔵はさっそくその場所に向かうのですが、すでにもぬけの殻でした。

 結局捜査は警察に任せ、武蔵は自分の妻の罪を探ることに。病院占拠の事件のあと、妻の裕子は横浜の別の病院に移っていました。

 その病院を調べると、武蔵の妻を非難する女性に遭遇。あの第1話で、裕子を非難していた女性です! 裕子が手術の順番を変えたから娘は死んだと主張しており、その言葉をヒントに、武蔵は外科部長の棚倉という人物にたどり着きます。

 この棚倉が、手術の順番を変えた張本人でした。そして1年前、謎の男の姉も、同じような理由で亡くなっていました。謎の男はその弟で、それで武蔵の妻を恨んでいるようです。

 だとすると、ほぼ濡れ衣のような気がするのですが……。

獣の裏切者は誰か

 一方空港では、何者かが外にいる鼠と連絡をとっていたことがわかり、獣たちの裏切者探しが始まります。互いに疑惑の目を向けあう、緊迫した場面が続き、判明した裏切者、それは、浜松姉妹でした。

 彼女たちもまた、罪を暴くだけでは生ぬるいという鼠の言い分に同調していたのでした。

 ちなみに今回、前作で登場し、罪を暴かれた者たちのその後が少し語られました。逮捕され、社会的制裁を受けはしましたが、たった1年経った今は、全員普通に暮らしているようです。

 それを聞くと、前作の鬼のやり方が生ぬるいというのはわかります。個人的にもそう思ってましたし(笑)。

鼠の行動ってどうなのよ

 鼠の配信が始まり、武蔵は調べたことを発表しますが、鼠は制裁を加える過激派なので、解放してくれません。

 普通に考えれば、100%、いや120%逆恨み(笑)。ちょっとここまでする動機とは思えないのが正直なところなので、これはさらに何か裏がありそう。

 本当にこんな理由で事件を起こしたのなら、こいつが一番のサイコパスでしょう。ちょっとこのシーンで、謎の男の印象は最悪になりました。

裏切者は警察にも

 また、ここで鼠は、獣で今まで正体を明かされてなかった犬が、警察に入り込んでいると明かします。

 武蔵は、その言葉から犬が女性であると推理し、志摩にこっそり女性捜査陣の通信記録を探らせます。そこへ、突然の犬からの配信が! 配信内容は3日前に撮影されたものだったのですが、この映像のなかで、犬はいきなりマスクを取ります。

 最後の獣……犬の正体は、新しく入った捜査官の岩槻でした! 「ウソだろー(やっぱりー)」。

 そのとき当の本人も捜査本部にいたので、全員でゆっくり岩槻を見る演出は面白かったですね。この時点ではまだフェイクかもと疑ってましたが(笑)。

 しかし岩槻が獣であることは事実で、彼女は小さな爆弾を爆破し、その場を支配します。しかも武蔵が耳に付けているヘッドホンには爆弾が仕掛けられており、起爆装置を握っていたのでした。この伏線も前回ありましたね。

 見事武蔵を人質に、捜査本部を占拠した形になった岩槻の、ここにきての大活躍に、白石聖ちゃんファンも大喜び(私です)。

 そこへ、再び獣たちの配信が開始。今回のミッションは、武蔵の姉に、武蔵家の長男の失踪の秘密を探ること。そして人質は武蔵本人! やはり最終的なキーマンは、今まで一度も出てきてない、武蔵の兄となってくるようです!

『新空港占拠』第8話 考察

 今回、ラストシーンで、獣たちの猪が、拘束された裏切者の羊と兎を助ける場面が。そこには妊娠している鶏の姿も。なんと裏切者は5人いたのでした!! どうやら兎と羊があえて捕まり、猪たちが動きやすいようにしていたようですね。

 つまり獣たちは最初から2つのグループにわかれていたことになります。

 龍をリーダーとする穏健派が、龍、蛇、虎、猿、馬、牛。

 鼠をリーダーとする過激派が、鼠、羊、兎、猪、鶏。

 犬が過激派だとおさまりがいいのだが(笑)。いや、その可能性はありそうか。

 前作の鬼に比べ、どうにもまとまりがないと思ってましたが、そもそも2つの派閥が互いを騙し合っていたからなのですね(笑)。恋人同士である鶏と猿が分かれているのが面白い。この2人がどうなるかも見どころですね。

これまでに判明した“獣”たち

龍:駿河悠月(演/高橋メアリージュン)紗季の双子の姉
蛇:駿河紗季(演/宮本茉由) 前作の情報分析官
虎:丹波一樹(演/平山浩行) 元警察 前作のSAT指揮者
猿:丹波直樹(演/岩瀬洋志) 元警察 丹波一樹の息子
馬:堀江海斗(演/竹内まなぶ)  百首事件の犯人(濡れ衣)
牛:掛川瑠美(演/サーヤ) 百首事件の犯人(濡れ衣)
犬:岩槻澪(演/白石聖) 警察に潜入していた情報分析官

過激派

鼠:大河(ジェシー) 武蔵の妻を拉致
兎:浜松奏(演/安斉星来) 百首事件の犠牲者の遺族
羊:浜松詩 (演/山本千尋) 百首事件の犠牲者の遺族
猪:松長仁(演/後藤剛範) 百首事件の犯人(濡れ衣)
鶏:重原瀬奈(演/山谷花純) 冤罪で自殺した女性の友人

※画像は公式Xのものです。
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