ネタバレあり感想:アニメ『葬送のフリーレン』27話感想。ヒンメルとフリーレン、もう運命では…絆を繋いだ“花畑を出す魔法”が良い

ハチ
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 アニメ『葬送のフリーレン』27話“人間の時代”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは『葬送のフリーレン』27話“人間の時代”の物語に関する記述が多々あります。

八つ当たりされるシュタルクの姿に懐かしさを感じてほっこり

 第二次試験が終わり、街へと帰ってきた受験者たち。さっそくフェルンとフリーレンが喧嘩をしたようで、シュタルクがフェルンに八つ当たりをされていましたね(笑)。この姿を見るのもなんだか久しぶり!

 フェルンの杖はハイターにもらったものですから、新しいものなんて考えられないですよね。でも、フリーレンもそんなことはわかっていたはずなので、フェルンのことを考えて新調を提案したんだろうな~とも思いました。2人の不器用さがうかがえます。

 壊れた杖をどうやってくっつけるのだろうと思っていたら、まさかのリヒターが直してくれましたね。大地を操るだけでなく、こんな繊細なこともできるんだなぁと感心してしまいました。じつはおばあちゃんっ子で、杖や道具の修理の方法を教わっていたのかもしれませんね。

 「いい杖だ」と言ったとき、フェルンがどれほど大切にしてきたかをわかってくれる人が修理してくれてよかったな、と感じました。

なでなでシーンにキュンキュン

 いつもは強気なラヴィ―ネですが、第二次試験を突破できなかったため、すごく落ち込んでいましたね。カンネが「なでなでしてあげようか」と言ったとき、私は「また殴られるぞ~」と思っていたんです。

 そうしたら……カンネの近くに行って、なでやすいように頭を下げるラヴィ―ネの姿が。え……まってこれはヤバいって、カワイイって! と、ときめく筆者。これが、ギャップ萌えってやつですか。侮れない……。

“花畑を出す魔法”がもっともっと好きになった

 久々にヒンメルたちとの冒険シーンも登場! ヒンメルの「君がいいと思ったんだ」というセリフ、かっこよかったですね。そして、ヒンメルは子供の頃にとフリーレンと出会っていたことがわかりました。もう運命では……? ですが、一言もしゃべらずに魔法で花畑を出すなんて、フリーレンっぽいなぁ(笑)。

 きっかけを作ったのが、師匠であるフランメのお気に入り魔法の“花畑を出す魔法”というのが良すぎます。この出会いがなければフリーレンは人間を知りたいと思うこともなかったですし、フェルンたちとオレオールを目指す旅をすることもなかったわけですから。この魔法が、師匠フランメがくれた最高のプレゼントだったのかもしれませんね。

 第三次試験はゼーリエの面接。一目見ただけで不合格を決めていくゼーリエでしたが、フェルンのときは違いました。

 ゼーリエの魔力のゆらぎが見えるとのことですが、ゆらぎということはゼーリエもフェルンと同じように常に魔力を制限しているのでしょうか。このゆらぎはフリーレンよりももっと自然で、これまでどんな優秀な魔法使いにも見えなかった。けれど、フェルンにはそれが見えた……なぜ見えたのか詳しいことはわかりませんでしたが、フェルンはもともと魔力の扱いが上手ですし、フリーレンという師匠の隣で修行をしていたこともあって、魔力感知にも優れているかなと思います。

 そもそも“魔力を制限している”という考えすら浮かばないという魔法使いも多いでしょうが、魔族との戦いなどを経てフェルンの感覚は研ぎ澄まされていったのかな~と予想。答えが出る日は来るのでしょうか?

 どちらにせよ、フリーレンが師匠だったから見えたのだろうと思います。ゼーリエの弟子にならないかという誘いも、スパッと断っていて清々しかったですね(笑)。次回はいよいよ最終話。楽しみな気持ち半分、終わってしまう寂しさ半分なのですが……フリーレンの冒険を楽しみたいと思います!

“フリーレン巻き”を食べに行ってきました!

 そういえば先日“TVアニメ『葬送のフリーレン』カフェ”へ行ってきました。

 フリーレンやヒンメルたちのカフェ店員さん姿がかわいすぎて……。それぞれの衣装の解釈が一致すぎて嬉しくなりました。ヒンメルは紐で結ぶタイプの革靴なんですが、他の男性陣は紐ではないんですよね。こだわりを感じます。シュタルクのエプロンの紐がちょろっと前から見えるのですが、私は「店員さんとして一生懸命に働いているうちに、エプロンが回り少しズレちゃったのかな?」と思っています。かわいい。

 といった具合に、色々と妄想が捗っちゃいます。フードやドリンクの紹介もしているので、ぜひ読んでみてくださいね。


ハチ: 原作を読んでいないため、毎回ドキドキしながら鑑賞中! フリーレンにどんどん人間味が出てきて、なんだか子供の成長を見守る親のような気持ちになっている今日この頃。得意な魔法は“春はくしゃみが止まらない”と“春のこの時期はアウターに悩む”。


【STAFF】

原作:山田鐘人・アベツカサ「葬送のフリーレン」(小学館「週刊少年サンデー」連載中)
監督:斎藤圭一郎
シリーズ構成:鈴木智尋
キャラクターデザイン・総作画監督:長澤礼子
音楽:Evan Call
コンセプトアート:吉岡誠子
魔物デザイン:原科大樹
アクションディレクター:岩澤 亨
デザインワークス:簑島綾香、山﨑絵美、とだま。、長坂慶太、亀澤蘭、松村佳子、高瀬丸
美術監督:高木佐和子
美術設定:杉山晋史
色彩設計:大野春恵
3DCGディレクター:廣住茂徳
撮影監督:伏原あかね
編集:木村佳史子
音響監督:はたしょう二
アニメーション制作:マッドハウス

CAST
フリーレン:種﨑敦美
フェルン:市ノ瀬加那
シュタルク:小林千晃
ヒンメル:岡本信彦
ハイター:東地宏樹
アイゼン:上田燿司
クヴァール:安元洋貴
フランメ:田中敦子
アウラ:竹達彩奈
リュグナー:諏訪部順一
リーニエ:石見舞菜香
ドラート:大鈴功起
ザイン:中村悠一

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

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