『劇場版ウルトラマンタイガ』の見どころは? 工藤ヒロユキ役の井上祐貴さんにインタビュー

電撃オンライン 終末のバンギア
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 毎週金曜21時から電撃オンラインがお届けしているネット配信番組“電撃四天王(3人)の対決Showdown”のオープニングテーマ曲を担当する音楽ユニット“終末のバンギア”(以下バンギア)が、特撮や音楽アーティストなどのレポーターを務める突撃レポート。

 今回は、ありがたいことに編集部からトップシークレットで特命取材の指令を受け渡されました!

  • ▲今回の突撃レポートは、なんと『ウルトラマンタイガ』の井上さんへ直撃インタビュー!

 最新のウルトラマンである、『ウルトラマンタイガ』の劇場版が公開されるということで、なんと! 主人公である井上祐貴(以下、井上さん)さんへの直撃インタビューを遂行せよとのこと。

 これはバンギアとしても大仕事……ふたつ返事でお受けして、さっそく意気揚々と突撃してまいりました!

【追記】3月3日、日本国内における新型コロナウイルス感染症拡大に伴う日本政府による発表を受け、公開日の延期が発表されました。

『劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』って?

 今回公開されるシリーズ最新作『劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』

 シリーズ好きの諸先輩方にはもはや説明不要と思われますが、一応知らない方もいらっしゃるかもしれませんので、僭越ながら軽く説明させていただきます。

 まずはこちらをご覧ください……。

 すみません! 軽く説明と言っておきながら、いきなりムービーのご紹介から入ってしまいました。このムービーを観るだけでも、なんだか凄い! なんだか熱い! ……そんな気持ちがこみ上げて来るかと思います。

 『ウルトラマンタイガ』とは、新元号“令和”初となるウルトラマンです。タイガはなんとウルトラマンタロウの息子! これを聞いて「ほう!?」ってなったお父さんたちも多いかと。

 そうなんです、タロウが父で、ウルトラの父がもはやおじいちゃんになるのですから昭和直撃世代にはたまらない設定。

 一瞬「う~ると~らのジジがいる~♪」と脳内変換して歌ってしまったのは内緒……。

 『ウルトラマンタイガ』はウルトラマンシリーズのなかでは初となる、主人公がタイガだけでなく、タイタス、フーマという複数のウルトラマンにも変身できるのが特徴。

 テレビ放映では昭和で熱くなったお父さん世代にはとっても嬉しい、あんな怪獣や、あんな宇宙人も出てきます。今回の劇場版は、そんなテレビシリーズ最終回からの半年後というお話し……。

 せっかくインタビューできたので、その劇場版の魅力は井上さんご本人に語っていただきました!

『ウルトラマンタイガ』の主人公、工藤ヒロユキ役を演じられた井上さんに直撃インタビュー!

 ここからは、井上さんへのインタビューをお伝えします。ええ、ええ、やっぱりバンギアの突レポですから……『タイガ』のことだけでなく、井上さんご本人にも触れられるような質問もしてみました。

 恒例となっているツーショットやスリーショットのお願いにも快くお受けしてくださり、とっても紳士な対応にお人柄が伺えました。それでは、インタビューをお楽しみください。

――まずはじめは、私たちの突撃取材で定番になっている質問なのですが、こどものころの夢を教えていただけますでしょうか?

井上さん:サッカー選手です。こどものころサッカーをやっていて、やっぱりプロになることを一度は夢見ましたね。

――サッカー選手ですか! なるほど。そのころ、特撮番組は観ていらっしゃいましたか?

井上さん:好きでした! ずっと観ていましたね……弟がふたりいて一緒に観ていました。

――その中でとくに印象に残っている作品はありますか?

井上さん:当時、再放送でやっていた『ウルトラマンコスモス』が一番記憶に残っています。ほかの作品もいろいろ観ていて全体的に好きなのですが、『ウルトラマンコスモス』が一番好きですね。

 いまこうやってステージなどに立たせてもらっているときに、その世代のウルトラマンや怪獣が出てくるとテンションが上がります。

――俳優になられたきっかけはなんだったのでしょうか?

井上さん:4年制の大学に通っていたのですが、3年になってまわりの友達が就職活動をはじめている時期に、僕はまだこの先なにをしようというのが決まっていなくて……。

 そのときに、友人を通じていまの事務所(ホリプロ)のオーディション(第42回ホリプロスカウトキャラバン)を知って、受けてみようかなぁと応募したのがきっかけです。

 受けたときは、まさか最後までいけるとは思っていなかったんですが……オーディションで審査を重ねるごとに、芸能の仕事をやってみたいという気持ちになっていって……賞(審査員特別賞)をいただくことができたときは嬉しかったです。

――『ウルトラマンタイガ』への出演はどんな感じで決まったのでしょうか?

井上さん:オーディションがあって、お芝居をして、質疑応答があって、人となりを見てもらって、決めていただいたという感じでした。

――決まったときはどんなお気持ちでしたか?

井上さん:プレッシャーも感じましたが、素直に嬉しかったです、子どもの頃に見ていたウルトラマンになれるんだと。『ウルトラマンタイガ』への出演が決まったのが、ちょうど大学卒業のころで、卒業しても仕事が決まらなかったらどうしようと思っていたのもあって、仕事が決まったという意味でも嬉しかったです。

――大学はどちらだったのですか?

井上さん:関西の大学です。2月に卒業して3月から撮影が始まって……なので、上京してちょうど1年経ちました。

――大学を卒業して、本格的に俳優としてのお仕事をスタートされたころはいかがでしたか?

井上さん:まず、お芝居って難しいなって思いました。自分が思うように中々できなくて……テストではできても本番になると緊張してできなくなったり……たくさんの人(撮影スタッフさんなど)に囲まれているこの空間はいったい何なんだろう? という気持ちになったり……特撮ならではのリアクションが難しかったり……初めてのことばかりで大変でした。

 でも、周りの方々に色々と教えていただき、『タイガ』の現場はすごく明るくて撮影の合間、みんなとワイワイ話すことでパワーをもらうことができて……いい現場に恵まれたなと思います。

――最初に撮影したのはどのシーンだったのでしょうか?

井上さん:一番最初の車のシーンです!

  • ▲“タイガスパーク”を着けるのに、まごついているバンビを見てそっとサポートする井上さん。さすが! 優しきヒーローです。

『劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』について

――『ウルトラマンタイガ』のテレビ放送は、ご自身でもテレビで観ていましたか?

井上さん:はい! テレビで自分の演技とかを観てわかったこともたくさんあって……怪獣が出てきたときにもっと大きくリアクションすればよかったとか……観ながら学びました。

――ドラマ版と劇場版の撮影を同時進行でされていたとお聞きしたのですが、ドラマ版の何話目の撮影あたりから劇場版の撮影がはじまったのでしょうか?

井上さん:24話と25話の撮影あたりからです。

 ドラマの半年後を描いたのが映画で、ドラマでは、戦っていてやられそうになるとホマレ先輩に助けてもらっていたのが、映画版ではもう後輩もいるし自分ひとりでも戦えるようになっていて、ちょっと調子に乗っている……というところからはじまるんですけど……その半年の差を一日で切り替えるのが大変でした。

――劇場版で、“ニュージェネレーションヒーローズ”が全員集合されて、同じウルトラマン作品の主役をされている方々と共演されていかがでしたか?

井上さん:劇場版で、“ニュージェネレーションヒーローズ”が揃うというのは、けっこう前から聞いていて知っていたのですが、いざ現場で一緒になるとテンションが上がりました。嬉しくて楽しくて……その気分を噛み締めながらやっていました。

――ご自身より前にウルトラマン作品に主演しているという点で、やっぱり、“先輩”という感じになるのでしょうか?

井上さん:はい。先輩って感じがあります。それこそ『ウルトラマンギンガ』の根岸拓哉さんは7年前に主演をされていますけど、同い年なんです。でも同い年に見れなくって、もう大先輩です。

 “ニュージェネレーションヒーローズ”の中でもトップバッターでリーダー的存在ということもあって、劇場版でもリーダーとして話しているシーンがあるんですけど、そういうのを見ていても貫禄があるなぁと……すごいなと尊敬しています。

――井上さんは令和初のウルトラマンということで、プレッシャーを感じたりなどありましたでしょうか?

井上さん:いい節目の年でありがたいなと思いました。令和初のプレッシャー……というよりは、ウルトラマンタロウの息子ということで、『ウルトラマンタロウ』の作品を改めて観かえしたりして……タロウファンの方々の期待もあるだろうなと考えるとプレッシャーを感じることはありました。

――今回劇場版で、タロウが闇落ちと聞いてどう思われましたか?

井上さん:素直におもしろそうだなとは思いました。親子が戦うってどうなるんだろうって……。

――ちなみに……井上さんは、宇宙人っていると思いますか(笑)?

井上さん:僕自身は……あんまり宇宙人がいるとは思っていないかなぁ(笑)……でも、いてもそんなに驚かないかもしれないです。

――今後、俳優としてやっていきたいことはなんでしょうか?

井上さん:まずはいろんな役に挑戦していきたいです。今アクションの勉強もしているので、それを活かせるような役とか……アクションシーンのある刑事役とかやりたですね。

――では最後に! 『劇場版ウルトラマンタイガ』のみどころを教えてください。

井上さん:みどころはいっぱいあるのですが……今回、“ニュージェネレーションヒーローズ”とタイガたちみんなが合身してウルトラマンレイガになるんですが……最強形態になったニュージェネレーションヒーローズも出てくるんです。

 彼らのアクションシーンもけっこうあったりして…ファンの方々はぜひ楽しみに観にいらしてください!

――井上さん、ありがとうございました。

  • ▲お忙しいなか、インタビューさせていただきありがとうございました!
  • ▲『劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』3月6日より全国ロードショー。

バンギアのふたりがそれぞれ140文字で締めくくり!

 いかがでしたでしょう? 今回の直撃インタビュー。それでは、毎度の締めくくりとして、バンギアのふたりがSNS時代ならではの140文字という縛りで、今回の記事を締めくくります!

バンビ(ボーカル)の締めくくり

 『タイガ』のドラマ版の続編であり、“ニュージェネレーションヒーローズ”の最新作となる『劇場版ウルトラマンタイガ』。贅沢なウルトラマン盛り合わせ感がたまりません! 主演の井上さんは、フレッシュな中に、地に足が着いた芯の強さもあり、ヒロユキも井上さんも共に成長していく姿が楽しみです!

ルギア(ギター)の締めくくり

 『タロウ』の息子。こう聞くだけで小躍りする世代です。実際に本編を観ても、出るわ出るわの思わずニヤけてしまうレジェンド怪獣たち。でもそれだけでないしっかりとしたテーマが『タイガ』にはあると思います。僕が感じたのは“共存すること”とは。それが今回の映画でも描かれているのか気になります。

『終末のバンギア』プロフィール

ボーカル:bamvi(バンビ)
ギター:LUGIA(市野ルギア)

 二面性音楽をコンセプトにした新機軸の男女音楽ユニット。ラジオ・司会・ボイスCMなどの仕事を中心に、舞台や地上波テレビ、映画などの俳優としても活躍していたバンビと、“ファミ通”などのゲーム系編集記者として活躍しながら、数々のゲームタイトルとミュージックコラボを果たした、市野ルギアが2019年2月に結成。

 そのサウンドは「白か?黒か?」。電撃オンラインのネット番組“電撃四天王(3人)の対決Showdown”の主題歌を担当。

 また、電撃オンラインの特撮系突撃リポーターも務める。新たに楽曲提供させていただけるコラボ先も絶賛募集中です!

 現在、結成1周年として『電磁戦隊メガレンジャー』のメガイエロー/城ケ崎千里役や、『仮面ライダークウガ』の“未確認生命体関連事件合同捜査本部”警官の笹山望見役を演じた、たなかえりさんと楽曲コラボ中!

 保護猫支援チャリティーもやってます。詳しくは公式サイトにて!

●“電撃四天王(3人)の対決Showdown”最新主題歌『負けず嫌いの言い訳ファイターの歌 ~サラリーマン編~』

※詳しくは“終末のバンギア”オフィシャルサイト公式Twitterもご確認ください。

©劇場版ウルトラマンタイガ製作委員会

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