『コール オブ デューティ ウォーゾーン』プレイレポ。『CoD:MW』のバトロワが基本無料で遊べる!【電撃PS】

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 世界中のプレイヤーが熱狂する人気FPSシリーズ最新作『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア』。本作をベースにした最大150人参加可能なバトルロイヤル『コール オブ デューティ ウォーゾーン』が、PS4とXbox One、PCでサービス開始されました。

 『コール オブ デューティ ウォーゾーン』は、『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア』を持っている人はゲーム内のモードのひとつとなり、プレイ結果は本編のランクやバトルパスの進捗に反映されます。また、『コール オブ デューティ ウォーゾーン』のみ遊べる無料ソフトも配信中です。

 なお、PS4でウォーゾーンをプレイする際はPlayStation Plusの加入は不要ですが、加入中の人は特典として『戦闘パック』をダウンロードできます。

“BATTLE ROYALE”でチームメイトと協力して最後まで生き残れ!

 『コール オブ デューティ ウォーゾーン』では、最後の生き残りをかけて戦う“BATTLE ROYALE”とチーム内の獲得賞金を競う“PLUNDER”の2つのルールが選択可能です。現時点では、いずれのルールも参加者は3人でスクアッド(分隊)を組んでバトルに参加します。

 BATTLE ROYALEは、最後の1チームが生き残るまで戦う文字通りのバトルロイヤル。プレイヤーはハンドガンのみのほぼ丸腰状態でフィールドに降下、マップ内に落ちている武器で装備を整えつつ遭遇した相手チームを倒していきます。

 相手の動向に常に注意を払いつつ装備を集めて相手を倒すバトルロイヤルは、ほかの対戦モードでは味わえない緊張感がたまらないですね。また、ルールが限られるとはいえFPSとしては最高峰のクオリティを誇る『コール オブ デューティ』の最新作が無料で遊べてしまう、というのは実に贅沢な体験だと思います。

3人のチームメイトと勝利を目指せ!

 バトルロイヤルルール自体は2018年に発売された『コール オブ デューティ ブラックオプス4』にも搭載されていましたが、今作はより細やかなコミュニケーションシステムが用意されていて、PS4版の場合は方向キーの上で照準で狙った場所やアイテム、相手プレイヤーなどにアイコンをつけて味方に位置を知らせることが可能です。

 その場でマッチングしたいわゆる野良のスクアッドでも、タッチパッドで全体マップを見ながらしっかりと意思の疎通をはかれば、生き残れる可能性はグッとあがると感じました。言葉を直接かわさなくても、なんとなくの連帯感が取れるシステムは遊んでいてうれしい要素ですね。

“契約”でお金を稼いでライバルに差をつけろ!

 また、本作独特の要素としては、マップ内でお金を稼いで、キルストリーク装備などを購入する“キャッシュ”や“契約”のシステム、そしてやられても復活のチャンスがある“強制収容所”の存在があります。

 本作には所持金の概念があり、マップ内に武器や弾薬と同様に落ちている札束を拾うと増えていきます。溜まったお金は“購入ステーション”と呼ばれるポイントで使用します。

 『コール オブ デューティ ウォーゾーン』はまだサービス開始されて間がありませんが、降下直後のカオスな状況から生き残った後は、相手プレイヤーの存在に注意しつつ“契約”を活用してキャッシュを稼ぐことが意外に重要なのでは、と感じました。というのも、プレイヤーの身を守るボディーアーマーやキルストリーク武器など、購入ステーションで買えるものはいずれも強力なほか、キャッシュがあればやられてしまった味方を確実に復活させるなど、味方チームの戦力維持にも利用できるからです。

 キャッシュを稼ぐ際に重要な要素となるのが“契約”です。契約はフィールドのあちこちにタブレット端末型のアイテムとして配置されていて、位置はマップ上のアイコンで確認できます。契約を取得すると目標が指定されて制限時間以内に達成すると貢献したスクアッドメンバー全員に報酬が与えられます。

 また、契約は達成するとガスによってフィールドが制限される範囲がほかの参加者よりも早く判明するなど、キャッシュ以外に得られる報酬も大きいため、積極的に達成していければほかのスクアッドに差をつけることができるでしょう。また、その場でスクアッドを組んだプレイヤー同士がチームワークを深める目的としても有効な契約はうまいシステムだと個人的に思いました。

やられてもタイマンバトルで復活のチャンス!

 もし、ほかのプレイヤーに倒されてもそこで終わりではありません。本作で倒されたプレイヤーは、“強制収容所”と呼ばれるエリアに送られ、そこでやられた者同士が行う一対一のバトルに勝利すれば再び戦場に復帰できます。ちなみに強制収容所は英語で“Gulag”。2009年に発売された『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2』で、プライス大尉が収容されていた施設をほうふつとさせる場所でもあります。

 強制収容所でのバトルはいわゆる“GUNFIGHT”に近いルールで、相手を倒すか一定時間経過後にエリア中央に現れるポイントを占領したプレイヤーの勝利。装備はランダムで、お互い同じものが支給されるため、その場で手にした装備を使いこなす臨機応変さが求められます。非常に狭いエリアで行われるサドンデスマッチは、バトルロイヤルとはまた異なる緊張感があり、すぐに勝負がつく非常におもしろいバトルが楽しめます。

 なお、ここで敗退したプレイヤーも味方が充分なキャッシュを稼いでいれば購入ステーションで復活させてもらうことが可能です。

 この原稿を書いている時点でまだサービス開始初日ですが、バトルロイヤルのおもしろさに『モダン・ウォーフェア』ならではの味付けが効いたなかなか楽しいルールに仕上がっていると感じました。

“PLUNDER”はライフではなく金を奪い合うバトルロイヤル

 もうひとつのルール”PLUNDER”は、合計キャッシュ額が一番高いスクワッドが勝利となるルール。プレイヤーは、マルチプレイヤーなどで使っているロードアウトから自分の装備を選んで参加可能で、倒されてしまっても十数秒後には自動的に復活できます。

 このルールで参加者が奪い合うのは、ズバリ金。プレイヤーはフィールド上に落ちている札束を拾ったり、契約を達成することで獲得できるキャッシュの額を競うのです。拾えるものをあらかた拾ったら、あとは相手の持っている金を奪うのみ。倒されたプレイヤーは持ち物といっしょに所持金を相手に奪われるため、戦闘に勝てればさらにキャッシュを稼げるというわけです。マルチプレイヤー対戦における“KILL CONFIRMED”ルールに近い、倒した相手の持ち物を奪わないと勝利できないあたりがこのルールの特徴と言えるでしょう。

 なお、稼いだキャッシュは、フィールドのあちこちにあるポイントでヘリを呼んで回収してもらうか、購入ステーションで“デポジットバルーン”を買って所持金を送ることで倒された際のリスクを抑えられます。ただし、いずれの方法も使用中にほかのプレイヤーに対してスキができるため安心は禁物です。

 PLUNDERは、やられても自動的に復活できるため、BATTLE ROYALEよりも1マッチあたりのプレイ時間が長くなるものの、やられた後にほかの人のプレイを見ているだけの時間が短いのが利点といえます。ただし、復活できるとは言っても倒されればすべてを失うのはこのルールも同様。3人のスクアッドメンバー以外はすべて敵という状況のなか、最後まで勝者が分からない大規模バトルのだいご味が楽しめるルールであるとも言えるでしょう。

 3月11日よりサービスが開始された『コール オブ デューティ ウォーゾーン』。先に書いたとおり、基本無料で『コール オブ デューティ』の“一番いいやつ”がプレイできるのはまさに破格の言って間違いのないところ。ゲーム内容もバトルロイヤルゲームの基本をきっちり押さえつつ、契約で味方同士が協力したり、強制収容所で敗者復活を賭けて戦うなど独自の要素が光るなかなかおもしろい作品に仕上がっていると思いました。

 なお、チュートリアルやAIキャラと戦う演習モードが用意されているので、はじめてバトルロイヤルゲームをプレイする人向けの内容とも言えます。『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア』を持っている人は新モードとして、まだ持っていない人は基本無料で遊べるバトルロイヤルゲームの新作としてそれぞれ楽しめるので、この機会にぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

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コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア

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