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騎士の剣となり盾となる。『ブリガンダイン』の陰の主役はモンスター

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 ハピネットより2020年6月25日発売予定のNintendo Switch用ソフト『ブリガンダイン ルーナジア戦記』の魅力を徹底紹介していく連載企画。

 過去の記事では、“ゲームの概要”や“主要勢力とキャラクターの紹介”などを要素ごとに解説しています。本記事で本作を始めて知った、興味を持ったという方は、ぜひそちらもご覧ください(本記事の一番下にリンクあり)。

 第4回では、前回に引き続きユニット紹介の後編をお届け。前回は部隊の指揮役となる“ルーンの騎士”に焦点を当てていましたが、今回は彼らに指揮される兵隊の役割を担う“モンスター”について解説していきます。

部隊の大部分を占めるモンスターこそ、戦場の主役!

 攻撃部隊が敵国の拠点に攻め入ることで発生する戦闘では、敵味方がそれぞれ部隊を展開し、戦闘マップで勝敗を決する、というのは前回お話したとおり。

 各部隊は、部隊長となるルーンの騎士1人と、騎士に率いられる複数体のモンスターで編成されています。騎士は確かに強力なユニットではあるものの、倒された際のリスクが大きいのが難点。そこで、モンスターで騎士の安全を確保したり、敵の騎士に圧力をかけていくことが、戦術的なポイントとなります。

 つまりモンスターは、戦闘の主役といっても過言ではないほど重要な存在なのです。

  • ▲部隊には、モンスターの合計コストが騎士の統魔力(総統魔コスト)を超えないように編成します。

 モンスターにもさまざまな種族が存在し、固有のスキルを持っていたり、得意とする戦い方が違っていたりするのは騎士と同じ。ただし第3回で触れたとおり、騎士を中心とした統魔範囲(※)の中でなければ十分な力を発揮できないという制限もあります。

※統魔範囲とは、騎士を中心とした一定マス以内の範囲のこと。範囲外に出たモンスターの能力はガクンとDOWNします。

  • ▲騎士1人がモンスターを3~4匹率いることが多く、盤面を大きく動かすのはモンスターであることがほとんど。

 スキルには敵味方すべてに効果を発動するものや、ユニットを貫通して攻撃するものなども多いため、モンスターを統魔範囲内でどのように配置するかが、戦術の肝となるのは間違いありません。

  • ▲敵を妨害するように味方モンスターを展開し、騎士を守るのがセオリー。
  • ▲範囲攻撃を行う場合は、巻き込まれてしまう味方がいないか注意!

“召喚”で新たなモンスターを仲間にできる!

 戦闘でモンスターが倒されてしまった、統魔コストに余裕があるから新しいモンスターを追加したい……そんなときは、編成フェイズで“召喚”を行いましょう!

 編成フェイズ中なら、各拠点でモンスターを召喚して部隊に組み込むことが可能です。

 モンスターを召喚する際の注意点としては、呼び出す際に“保有マナ”を消費すること。保有マナとは、その名の通り、自勢力が保持しているマナを数値化したものです。

  • ▲モンスター召喚時には、ランダムで名前や個体値が決定! 時にはかなり能力値の高いモンスターが召喚されることも。好きな名前も付けられるため、愛着がグッとわいてくる!

 支配している拠点からは、毎ターンマナの収入があるため、多くの拠点を占領しているほど、保有マナはどんどん増えていきます。こうして貯蔵したマナを消費することで、モンスターを召喚できるのです。

  • ▲召喚できるモンスターは拠点によって異なります。召喚可能なモンスター目当てで攻める先を考えるのもアリ。

 また、モンスターには“維持マナ”という数値が設定されているのですが、これは毎ターン保有マナから消費されるマナの量を示しています。つまり、モンスターは存在するだけで一定のマナを必要とするということ。

 もちろん、収入マナの合計値を維持マナが上回れば赤字となり、毎ターン保持マナが減っていきます。保持マナがゼロになってもモンスターが消えたりすることはありませんが、マナ供給不足ということで、戦闘開始時のHPとMPが30%減少してしまうという大きなデメリットが発生……! 

  • ▲収入や維持費などのマナ状況は、召喚画面でも確認できる優しい仕様。

 召喚したモンスターは“解放”することで自発的に処分することは可能ですが、それまでの成長も消えてしまいます。育ててきたモンスターを泣く泣く処分することがないよう、マナ管理は徹底したいところ。

 別の召喚手段として“復活召喚”というのもあります。これは戦場で倒れてしまったモンスターを蘇生するという方法。愛情込めて育てたユニットを、采配ミスによって失ってしまうのは、シミュレーションゲームでも悲しい瞬間のひとつ。

 「リバイブストーン」というアイテムが必要なため、気軽に復活させられはしないものの、救済処置が用意されているのは嬉しいですね。なお、死亡したモンスターの記録は100体までストックしておけるようです。

モンスターもクラスチェンジでより強力な存在に!

 騎士同様、モンスターも経験を積んでレベルアップすることで、下級クラス→上級クラス→最上級クラスとクラスチェンジしていくことが可能です(※一部のモンスターは上級クラスまで)。

  • ▲最初のクラスチェンジ条件は、基本的にレベルが10以上になればOK。

 ただし騎士とまったく同じというわけではなく、モンスターならではの点も。モンスターは騎士のクラスチェンジとは異なり、別のクラス系統に移行することはできません。

 そもそもモンスターのクラスは、言い換えれば“種族”を表すもの。そのため、まったく違う種族になるということはできないのです。つまりモンスターのクラスチェンジは、“より上位の種族に進化する”と言ったほうがイメージに近いでしょう。

 ただし、属性の変化という意味で、クラスチェンジの枝分かれが存在するモンスターもいます。例えばドラゴンは、クラスチェンジで、氷系、炎系、闇系など、全5種類の属性への枝分かれが可能です。

■モンスターの下級クラス、上級クラス、最上級クラスの例

グール⇒レヴナント⇒リッチ

リザードマン⇒ハイリザードマン⇒リザードロード

マンドレイク⇒マンイーター⇒バジリスク

ワイバーン⇒コウアトル⇒バハムート

 なかには、特殊なアイテムを使うことで、強力なモンスターにクラスチェンジできる種族もいるようです。ただし、モンスターがクラスチェンジすると、統魔コストや維持マナが上昇する点には注意しましょう。

  • ▲騎士にあったクラス熟練度は、モンスターにはありません。スキルはクラスに応じて固定されています。

 モンスターは騎士ほど育成の幅が広いとはいえないものの、戦闘の中核を成す存在として、非常に重要な役割を担います。スキル構成だけでなく、戦場の地形にも得手不得手が存在するため、どこにどんなモンスターを連れていくかが思案どころ。

 かつ、勢力全体の収支を考えつつ、必要な場所に必要なだけモンスターを送り込む、という采配力も試されることでしょう。

 とはいえ、プレイしていると、性能に関わらずお気に入りのモンスターが見つかることもあります。ひたすら愛情を注ぎ、自分だけの最強のモンスターを育て上げるのも、楽しみかたのひとつです。

 騎士とモンスターの特徴を把握したら、いよいよ部隊の編成! 次回第5回では、より詳しく部隊の編成方法や仕組みについて紹介していく予定です。

連載記事の目次

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ブリガンダイン ルーナジア戦記 Limited Edition

  • メーカー: ハピネット
  • 対応機種: Switch
  • ジャンル: SLG
  • 発売日: 2020年6月25日
  • 希望小売価格: 11,800円+税

ブリガンダイン ルーナジア戦記

  • メーカー: ハピネット
  • 対応機種: Switch
  • ジャンル: SLG
  • 発売日: 2020年6月25日
  • 希望小売価格: 7,200円+税

ブリガンダイン ルーナジア戦記(ダウンロード版)

  • メーカー: ハピネット
  • 対応機種: Switch
  • ジャンル: SLG
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