EXNOAの本気。鉄道×学園モノ×美少女にドキドキする『ミストトレインガールズ』レビュー

カワチ
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 EXNOAがDMM GAMESで9月16日に配信予定の『ミストトレインガールズ~霧の世界の車窓から~』について、世界観やストーリーを中心としたレビューとお届けします。

 本作は『FLOWER KNIGHT GIRL』プロデューサーや、『ガールズシンフォニー』、『リブレス』などのアートを手掛けた長谷川雄大氏(はせP)が立ち上げた“クリエイティブチーム くまさん”の第1弾となるタイトル。

  • ▲『FLOWER KNIGHT GIRL』。

 『FLOWER KNIGHT GIRL』は美少女キャラクターがたくさん登場する作品で、彼女たちのかわいさを追求したこだわりのグラフィックも見どころ。

 そのため、『ミストトレインガールズ』にもめちゃくちゃ期待していましたが、その点は期待以上!

 キャラクターたちは、アドベンチャーパート、バトルパートとともに、ぬるぬると動きます。とくにアドベンチャーパートは表情がコロコロと変わり、ひと目でキャラクターの喜怒哀楽が分かるのでアニメを観ているような感覚でストーリーを楽しめます。

魔導列車に乗り込み、特鉄隊の隊員とともに悪を討つストーリー!

 そんな本作のストーリーの舞台は深い霧に覆われた大陸・イリスクラウドです。

 霧のなかには凶悪な魔物が存在しており、世界は少しずつこの霧に侵食されている状況。

 そんななか、主人公は特別鉄軌隊(特鉄隊)と呼ばれる組織の隊長となり、世界各地から集まった学生たちを率いて、魔導列車“ミストトレイン”を移動しながら霧を晴らすための謎を解き明かしていくことになります。ちなみに、主人公は隊員たちからは隊長ではなく、“車掌”と呼ばれています。

 また、隊員たちには“トレインナイト”という呼称があり、主人公が魔力供給である“鉄分注入”をすることでさらなる力を発揮するという設定があります。うん、自分のなかの中2病をくすぐるワクワクするストーリーだ(笑)。

 シナリオ部分は『狂乱家族日記』や『ささみさん@がんばらない』などを手掛ける日日日さんが手掛けているので、今後明らかになっていく謎などについては期待していい部分ですね。

 また、今回プレイした部分だけでも本作独自の魅力は十分に伝わってくる内容でした。学園モノならではの授業シーンや特訓シーンもあり、青春モノとしての魅力が詰まっています。

 一方で“ミストトレイン”で霧の発生源に向い、謎の化け物と戦うシーンはそれぞれ命がけで誰がいつ犠牲になってもおかしくない状況。かなり緊迫感のあるものになっています。

 自分は、この学園での日常パートと特鉄隊での出動パートのギャップこそ本作の魅力なんじゃないかなと思います。学園での生活で少女たちの可愛らしい素顔を見ることができるからこそ、戦いに赴く彼女たちの姿が映えるんですよね。

 また、物語の描き方も丁寧。イリスクラウドは5つの国がある大陸で、各国軍学校の代表が主人公とともに各地を冒険することになります。ほかにも多彩なキャラクターが登場し、ガチャでも入手することができますが、一気に登場することはなく、まずはメインキャラクターたちの魅力が丁寧に描かれます。

物語を進めることで隊員たちの意外な素顔が見えてくる!

 それぞれわかりやすい個性を持った覚えやすいキャラクターですが、物語を進めると意外な素顔を見せてくれることがあり、そこでさらに彼女たちの魅力に気付かされます。

 最初に登場するのは雪国であるアイゼングラート軍所属のヤクーツク、品行方正な騎士学生のクインズウェイ、フレイマリンの海で育った海女ガールのプトラ、ニシキの仕立屋であるヨシノ、ヴェルフォレット出身でオシャレ好きの女の子・ヴィヴィアン。

  • ▲ヤクーツク

  • ▲クインズウェイ

  • ▲プトラ

  • ▲ヨシノ

  • ▲ヴィヴィアン

 本作の舞台となる国は平和と彩雲の国“セントイリス”、獣神と呪術の国“ニシキ”、雪と鋼鉄の国“アイゼングラート”、深緑と魔法の国“ヴェルフォレット”、熱砂と蒼海の国“フレイマリン”の5つ。

 彼女たちの暮らす国がどんなところなのか、メインキャラクターの5人の衣装や口調でわかるようになっています。そのため、本作の世界観が理解しやすく、親切だなと思いました。

 また、ナビゲートキャラクターとしてパディントンという女の子も登場。戦う力は持っていませんが、副官として主人公をサポートしてくれます。健気な姿がかわいく、ほかのキャラクターに負けない魅力を持っています。

  • ▲パディントン

 個人的に好きなキャラクターは鬼教官のフィンチリー。怒った顔が怖~い先生なんですが、彼女が過去を語るシーンや自分を犠牲に主人公たちを逃がそうとするシーンを見て、一気に好きになりました。



 ちなみに何気なくガチャを回したら彼女をゲットすることができ、「フィンチリーも仲間になるんだ!」と驚きつつも、すごくうれしかったです。

 ほかにもガチャで手に入るキャラクターたちはそれぞれ個性豊か。ステータスのプロフィールやバトルのボイスを聞いて好きになるキャラクターも多いです。まだストーリーに登場してないキャラクターだと、どんな活躍をするのかワクワクして早くストーリーを進めたくなります。また、メインストーリーとは別にキャラクターごとの個別シナリオも用意されており、そこでも魅力が掘り下げられていくことになります。


 さらに、キャラクターには異なるレイヤーが用意されており、多彩な衣装を楽しむことができます。レア度がSSのものはグラフィックが動くので、そちらも注目です。

 さまざまな部分でキャラクターを魅力的に描いている作品なので、美少女作品が好きな人はぜひチェックしてみてほしいです。

 また、第2回のレビューではシステム部分について紹介していくので、ぜひこちらもチェックしてみてください。

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