『チェンクロ』ユグド大陸の勢力&種族の特徴に迫る・後編【チェンクロ特集#5】
- 文
- アツゴロウ
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セガが贈るスマートフォン用RPG『チェインクロニクル(チェンクロ)』第3部完結記念特別企画の第5回をお送りします。
連載第5回は、ユグド大陸の勢力紹介の後編。第4回では聖王国、賢者の塔、迷宮山脈について触れましたが、今回は砂漠の湖都、精霊島、炎の九領といった、特徴的な3つの勢力の概要や登場人物に迫っていきます。
『チェインクロニクル』特別企画一覧
勢力・大陸解説~その2
【砂漠の湖都】古代の神秘が眠る砂漠の民の国
聖王国の北東に位置する、不毛な砂漠地帯に点在するオアシス都市群の勢力。各オアシスを治める豪族を、湖都に住む女王アシュリナが統治している。
砂漠という厳しい環境下ながら民衆は陽気で、芸能を愛する気質を持つ。そのため、演奏や演劇を生業とする人々が大陸中から集まってくる。
黒の軍勢が現れたとき、湖都では黒化病(体が黒く変色する原因不明の奇病)が蔓延していた。
この危機を救ったのが義勇軍で、アシュリナは彼らを強く信頼。黒の軍勢との決戦にも義勇軍を助けるべく、湖都の戦力を出撃させる。
白き異形の出現と時を同じくして、かつてこの地に存在した黄金の民の浮遊都市ビアルジャ復活を目論む男・ゼルザールが活動を開始。
黄金の民の兵器である黄金の尖兵や巨人アダードを操り、湖都の人々を窮地に陥れる。
だが人々はアシュリナのもとに結集し、反抗作戦を開始。劇団・砂の薔薇の人々の活躍もあり、湖都に平和を取り戻すことに成功する。
[KEYWORD]竜の民と黄金の民
竜の民は竜を信仰する人々の集まりで、現在の砂漠の民の大半を占める。アシュリナも竜の民だ。黄金の民は高度な文明を持ち繁栄を謳歌していたが、文明の衰退とともに弱体化した。
2つの民の間には、砂漠の支配権をめぐる対立の歴史があり、現在は竜の民が圧倒的に優勢。黄金の民は竜の民による迫害などで数を減らし、生き残りが各地で細々と暮らしている。
ゼルザールが起こした争いでは、多くの黄金の民が彼のもとに集い竜の民に敵対。しかし、一部の黄金の民は争いを止めるために竜の民に協力した。
今後、2つの民の融和がなされるかどうかは、アシュリナの手腕しだいといえるだろう。
【精霊島】自然とともに生きる森妖精たちの楽園
長命種である森妖精たちが住む島で、巨大な世界樹を中心に広大な森林地帯が広がる。世界樹のもとには大陸中の叡智が集まる図書館が存在。
森妖精は千河・海風・黄果・大樹という4つの氏族があり、それぞれの集落を形成。好戦的な千河や平和主義の黄果など、氏族ごとの特徴を持つ。
また、島外の者には非常に排他的。とくに炎の九領に住む鬼とは、幾度となく争いを繰り返してきた歴史がある。
義勇軍が世界樹の図書館を目指して精霊島にやってきたときも、森妖精たちは敵対行動を取った。
だが彼らは戦いの中で義勇軍を認め、以降はとくに排他的な者たちを除いて義勇軍と友好関係を築く。
白き異形が現れたころ、精霊島の守護者である幻獣ヴォルクリスが謎の敵との戦いで命を落とす。
その後、ヴォルクリス不在のスキを突いた九領の鬼の軍勢が精霊島に侵攻。さらに、世界樹の上空に現れた巨大な円盤からの攻撃まで受けることに。
だが、ヴォルクリスに育てられたセレステや若い森妖精、さらには外海から来た鉄煙の大陸の人々が協力し、この難局を乗り切っていく。
[KEYWORD]森妖精の四氏族
同じ森妖精でありながら、思想も性質も大きく異なる四氏族。その特徴をまとめて紹介しよう。
【千河の氏族】極めて好戦的な氏族で、戦いと酒をこよなく愛する。現族長はラファーガ。その娘で戦闘指揮に長けるビエンタが次期族長を目されている。
【海風の氏族】動物とともに生き、その祝福を受けた森妖精の氏族。精霊島の外洋に住む生き物から祝福を受けた者は“大海の渡り手”と呼ばれ、船乗りとしての優れた資質を持つ。現族長はオルオレータで次期族長はバリエナ。ともに銀狼の祝福を受けた強者だ。
【黄果の氏族】狩りや採取などで得られる森の恩恵を頼りに生きる氏族。争いを好まない穏やかな性格の者が多い。現族長のポテンシアは怠け者として有名。
【大樹の氏族】成長するにつれて特定の植物と同化し、最終的には植物そのものになるという氏族。現族長はアルボール。
【炎の九領】戦いに生き戦いに死ぬ鬼たちの領地
角を持つ鬼たちが住む北方の島国で、9つある火山の周辺を9人の領主が分割統治している。
鬼は子どもをすべて戦士として育てるという、非常に好戦的な種族。九領内の勢力争いは頻繁に巻き起こるが、ときには一致団結して精霊島へ攻め込むこともある。
九領では各領の代表による大宰御前試合が不定期で行われ、勝者となった領主が九領筆頭となる。
黒の軍勢がユグド大陸に襲来した際は、シュザがクロニクルの力を狙ってフィーナを誘拐。義勇軍と対立する。
だが、大宰御前試合での戦いやフィーナの説得を受けて一時休戦。円卓会議を経て、九領の総力を挙げて王都決戦に挑んでいく。
白き異形の出現と呼応するかのように、九領では火山の地下深くに封印されていた九頭竜オロチが復活。
シュザは九領の軍勢を率いて精霊島へ遠征し、森妖精のユグドからオロチへの対抗手段を聞き出す。
そしてオロチを封印するべく、九領の領主たちが第四領の火中の祠に集結。封印の儀式を成功させ、九領の危機を食い止めた。
[KEYWORD]忘れられた種族・火鬼
九領の火山には、“火鬼”と呼ばれる種族の村が存在する。
彼らは、はるか昔に火山の中へ消え、歴史から忘れられた種族と言われている。小さな獣の姿ながら長寿で、炎や熱の魔力の扱いに長ける。
[KEYWORD]九領の領主たち
九領の特色と、それを統治する領主についてまとめておこう。
【第一領】九領筆頭のシュザが治める領地で、兵の強さは随一。シュザに心酔する女忍のチヨメなど、諜報に長ける者も多い。かつての九領筆頭ゲンリュウサイの地位を、シュザが力づくで奪った。
【第二領】第一領に次ぐ強さを誇る領地で領主はヨシツグ。ヨシツグが病で動けない代わりに、弟のヨシカゲが代行として実務を行う。
【第三領】野心家の女領主ズイハが治める領地。領主候補はほかにいたが、ズイハが謀略をめぐらしその座に就いた。義勇軍のトウカ、ハルアキの家もこの地にあり、大きな戦力になっている。
【第四領】ほかの領地と極力交わらない鎖国政策を取っていた領地。前領主のメイゲツは白き異形を操る大妖怪シロガネと通じていたが、息子のオウシンに敗北。以降はオウシンが領主となる。
【第五領】領主代行のシダレが統治。鉄煙の大陸と交流し、九領製の鉄砲を製作&戦闘に運用する。シダレの親戚の次期領主は現在、鉄煙の大陸へ留学しているとのこと。
【第六領】温泉地などの観光で栄える領地。商才のある領主のアキカゼが先頭に立って経済活動を奨励している。なおアキカゼは、義勇軍の女剣客ヨシノの弟だ。
【第七領】九領筆頭を目指す血気盛んな鬼・シュレンが領主代行を務める。相撲取りや華道家など、さまざまな人材を取り込み軍勢を強化中。
【第八領】テングやカッパといった妖怪たちとの共存が実現している忌み地。領主のイザナミは強力な式神・イザナギを操る。
【第九領】義勇軍と関わりの深いツル姫が治める領地。武力によらない平和な統治を目指すツルには、ほかの領主たちも一目を置いている。
ユグド大陸の勢力振り返り、いかがだったでしょうか? 次回からは外の大陸について紹介していきますのでどうぞお楽しみに!
©SEGA
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チェインクロニクル 第4部 ―新世界の呼び声―
- メーカー: セガ
- 対応端末: iOS
- ジャンル: RPG
- 配信日: 2013年8月1日
- 価格: 基本無料/アイテム課金
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- メーカー: セガ
- 対応端末: Android
- ジャンル: RPG
- 配信日: 2013年7月26日
- 価格: 基本無料/アイテム課金