『オクトパストラベラー』新要素“名もなき町”先行体験でわかった3つのこと【電撃オクトラ日記#82】

そみん
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 スクウェア・エニックスのiOS/Android用RPG『OCTOPATH TRAVELER(オクトパストラベラー) 大陸の覇者』のプレイ日記をお届けします。

 この記事では、RPGが好きな筆者(そみん)が、新要素“名もなき町”を先行体験してわかった3つのことについて語ります。

新要素“名もなき町”を先行体験してわかった3つのこと

 いよいよ12月10日に大幅アップデートが行われ、大型新コンテンツの“名もなき町”が実装されます! わくわく!!
(もちろん、同タイミングで追加される新章“授けし者”も楽しみですけどね! 富、権力、名声と3つが同時に追加されるので、どれから遊ぶか悩みます!)

※映像にはストーリーのネタバレ要素が含まれますので、閲覧の際にはご留意ください。

 公式Twitterではさまざまな情報が発表されてきましたが、それでもいろいろ気になるところだらけ! というわけで、取材して先行プレイをしてきました!!

 まだ明かせない部分や、詳細を体験できなかった部分もありますが、筆者的に気になった3つのポイントをレポートします!

そもそも“名もなき町”はどんな要素なの?

 “名もなき町”はメインストーリーとは別の連続ストーリーとなっており、美少女建築士のネフティちゃんが、子猫のミィとともに、夢で見た町の再建を目指す内容となっています。

 具体的なプレイ可能条件は、“富・権力・名声を極めし者”それぞれについて2章までクリアしていること。条件的には、かなりゆるめですね。

 というのも、開発スタッフいわく、この“名もなき町”はメインストーリー後半で難易度が高くなって苦戦しているプレイヤーへの救済策的な側面も備えているとのこと。

 そのため、難易度自体は低めで、冒険に役立つ報酬をしっかりと入手できるコンテンツになっています。12月時点では未実装ですが、ナッツ畑で経験値獲得アイテムのナッツを収穫できたり、牧羊場で羊の毛皮を売ってお金を稼いだりと、いわゆる放置ゲー的な要素も追加されていくとのこと。

 と聞くと、すでにメインストーリーを完全クリア済の方は「なんだ。じゃあもう、自分には関係ないや」なんて早合点してしまうかもしれませんが、そうではないのでご安心を!

 という前振りから、実際に遊んで感じた3つのポイントを紹介していきます!

ポイント1:建物が増える! 住民が増える! 町が大きくなっていくのが単純に楽しい!

 町の再建は主に2種類。建物を建てることと、住民を増やすことです。

・建物:素材をネフティにわたすことで建築。素材入手には実時間が必要なことも。成
・住民:各地で住民を見つけ、その住民の家を建築することで移住

 という流れ。建物を建てるための素材は、主に特殊なダンジョンのシンボルエネミーから入手することになるので、1日で一気に素材を集めるというより、何日かかけて、気長に素材を集めていく感覚です。


 住民については、クエストを進めることで増えていきます。

 こういう町づくりコンテンツと聞くと、「自分だけの町が作れる!」と期待する方も多いと思いますが、残念ながら現状はカスタマイズ要素やランダム要素はなく、誰が遊んでも同じ形で発展していきます。


 ……個人的には、一部の建物だけでも位置を変えたり、屋根の色を変えられたりと、ちょっとしたカスタマイズ要素が今後追加されてほしいと思いますが、自由度の有無と、町が大きくなっていく楽しさは、またベツモノ!

 当然ながら、宿泊施設やショップなど、施設系も増えていくので、町の発展を感じられます。普通に拠点が大きくなっていく感覚が楽しめるので、遊んでいてわくわくできますよ!

ポイント2:これなら子供にも遊ばせられる!? 絶望に満ちたメインストーリーとは違い、安心してストーリーを楽しめる!

 今はまだ多くは語りませんが、『オクトパストラベラー』はSwitch版の時点でなかなか心をえぐるオトナ向けのストーリーが多かったのですが……スマホ版は、ある意味でもっとヤバイです(苦笑)。

 いい意味で……いや、悪い意味で(?)後味が悪い展開が多々あるというか……端的に言うと、人間不信になるような展開が多いんですよねー。

 光が……見えない……と、うめきたくなる展開も多く、うちの小学生の息子にはまだ早いかなと思ってしまうほど、人間の汚さや生々しさに満ちています(誉め言葉)。

 でも、“名もなき町”は……明るい! コミカル!! メインストーリーで闇に堕とされそうになってしまった心が癒される!!! ネフティたん、マジ天使!!!! みたいな。

 まあ、話の流れ上、ネフティの前に立ちはだかる悪役も存在はするんですけど、これがまあ、ポン&コツな感じで和みます。Switch版のトレサのミック&マックをもっとダメにした感じ。お前ら、メインストーリー本編に出てきてたら、死んじゃうかもしれないぞ……なんて、余計な心配をしたくなるほど(苦笑)。

 正直、「いや、これは罠だ! どうせ希望を与えるだけ与えておいて、ストーリー後半ではネフティちゃんが絶望に打ちのめされる鬱展開があるに違いない!!」と、まったく『オクトパストラベラー』を信じられなくなっていた自分ですが、開発スタッフの方に詰めよったら、そういう裏切りはないと断言してくれましたので、どうやら本当に大丈夫そうです。本編の息抜きとして、安心して楽しんで欲しいとのこと。

 ……まあ、Switch版のトレサくらいまでなら、個人的には許しますけどね。これがプリムロゼとかのレベルになると、「話が違うじゃないか。うわーん」と、泣きながら開発スタッフに抗議に行くかもしれません。

 余談ですが、実装が当分先となるキャラも含めて何人か住民を見せてもらったのですが……けっこう、ツッコミどころが満載のキャラも多かったです(笑)。個性派というより、クセが強い!


 そんな住民たちにもフィールドコマンドを使えるので、もう、遊び応えはかなりのものになることを確信できました!

 ……開発者インタビューによると、学者猫のアイラもいつかは“名もなき町”に来るかもしれないそうですよ!

ポイント3:エンドコンテンツにもつながる育成要素が存在!

 そして、すでにメインストーリーを完全クリアしている方への朗報です! “名もなき町”と関連した“追憶の塔”は、装備品を育成するやり込み要素となっているそうです。

 “追憶の塔”は“名もなき町”の実装当初には登場せず、少しあとの追加になりますが、ぜひお楽しみに!

 また、エンドコンテンツとはちょっと違いますが、ナッツ畑や牧羊場を広げていくのもやり込み派にとっては楽しい要素かと。現時点でもNPCからナッツ畑や牧羊場のアイテムをいくつか確保しておけるので、今のうちに集めておいてもいいかも!?

 もっとも、レベルを上げまくったガチのやり込み派に対するハイエンドコンテンツは、別途で用意されています。2月ごろ予定のアップデートで追加される“闘技大会”は歯ごたえ十分なだけでなく、いろいろな楽しい仕掛けも用意されているそうなので、こちらも楽しみですね!

まとめ:初心者救済用だけど、全プレイヤーが楽しめる充実コンテンツ!

 プレイするまでは、どちらかというとカスタマイズが楽しい箱庭系要素かと思っていましたが、実際は大ボリュームのサブクエストのような感覚でした。

 今後のアップデートで段階的に町が広がっていき、要素が追加されていくので、最初から物語の結末まで遊べるわけではありませんが、長編の番外編というか、劇場版アニメというか、メインストーリーとは別軸で物語や育成要素を楽しめるのはうれしいですね。

 町を広げるための素材集めも、短時間で一気にというより長時間でじっくりな感じなので、なんだろう、デイリーミッションが拡大されたような感覚で遊べました。語弊があるかもしれませんが、討伐依頼にストーリーがついたような感覚で、日課的に素材集めを楽しみ、町が広がっていくのを楽しむことになりそうです!

 “追憶の塔”に関連したやり込み要素は、もうちょっと先にならないと詳細が明かされないかもしれませんが、こっそりと先の話を聞いた感じでは、頑張るメリットはちゃんとありそうでした!

 というわけで“名もなき町”は、これから遊び始める人も、すでに遊んでいる人も、メインストーリーの寄り道の1つとしてたっぷり気長に楽しめる新コンテンツとなっていました。もうすぐ実装とのことで、期待して待ちましょう!

 ちなみに12月の大幅アップデートについては、開発者インタビューでも詳しく聞いてきました! ぜひ、あわせてチェックしてみてください!

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OCTOPATH TRAVELER 大陸の覇者

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応端末: iOS
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2020年10月28日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

OCTOPATH TRAVELER 大陸の覇者

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応端末: Android
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2020年10月28日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

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