PS5対応、次世代VRシステムの新コントローラーが発表

電撃オンライン
公開日時

 ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、PS5に対応した次世代VRシステムに採用される新たなVRコントローラーの詳細を発表しました。

 先日発表されたPlayStation 5向け次世代バーチャルリアリティ(VR)システムに続き、VR体験において重要な役割を担う新しいVRコントローラーのデザインや特徴的な機能がPS.Blogで公開!

 この新しいVRコントローラーは、従来のゲーム体験を超える没入感と、まるでその場にいるかのような“センス・オブ・プレゼンス”のさらなる追求を目指しています。DualSenseワイヤレスコントローラーでは、PS5におけるプレイ感覚を劇的に進化させ、革新的なゲーム体験をお届けしています。このたびのVRコントローラーでも同技術を応用し、VRゲームでも革新的なゲーム体験をお楽しみいただけるようになります。

デザイン

 最初にご紹介したいのは、次世代VRコントローラーのユニークなデザインです。握った際に自然と手にフィットするオーブ型で、手の動きを妨げることなく自由度の高いゲームプレイが可能なことから、ゲームデベロッパーの皆さんにおかれましても、これまでにないようなゲーム体験を実現させることが可能になります。

 また、本コントローラーはエルゴノミクス(人間工学)も重視したデザインになっており、握った際もバランスがよく、しっくりと手になじむように設計しています。

 これまで数十年にわたってPlayStationプラットフォームで発売したコントローラーから得た知見も活かしながら、あらゆる大きさの手で検証を重ねてまいりました。結果としてVRのゲーム体験に革新をもたらすこの象徴的なデザインを採用いたしました。

特徴的機能

 新たなVRコントローラーでは、プレイヤーの皆さんはこれまで以上に直感的にゲームを感じ、操作することができます。DualSenseワイヤレスコントローラーを踏襲する機能をはじめとした、次世代のVRゲーム体験を可能にするその特徴的な機能をご紹介します。

●アダプティブトリガー

 左右のVRコントローラーそれぞれにアダプティブトリガーボタンを搭載しており、DualSenseワイヤレスコントローラーと同様に、押し込んだ際に抵抗を感じられるようになっています。

 PS5のゲームをプレイされたことがある方はL2あるいはR2ボタンでおなじみかと思いますが、たとえば、ゲーム内で弓を射る際にその弦の引き絞りを指先で感じることができます。この機能をVRにも適用することで、ゲーム体験を新たなレベルにパワーアップさせることができます。

●ハプティックフィードバック

 新たなVRコントローラーの形状に最適化したハプティックフィードバックを搭載しており、ゲーム内でのあらゆる感触をさらに強力に、あるいは手触りやニュアンスが感じられる表現を可能にします。

 岩石がごろごろと横たわる砂漠を横断している感覚や、近接攻撃で拳を交わし合う感覚など、感触の違いがはっきりと感じられ、VR体験の要である映像やオーディオをさらに際立たせることができます。

●フィンガータッチ機能

 コントローラーには、押さずとも触れるだけで指を認識する機能を親指、人差し指、中指が置かれる3ヵ所に搭載しており、ゲームプレイ中も自然なジェスチャーによる操作が可能となります。

●トラッキング

 オーブ表面に点在するトラッキング機構により、VRヘッドセットがVRコントローラーをトラッキングします。

●アナログスティック/アクションボタン

 左のコントローラーには、アナログスティック、△ボタン、□ボタン、グリップボタン(L1)、トリガーボタン(L2)、クリエイトボタンを、右のコントローラーには、アナログスティック、×ボタン、〇ボタン、グリップボタン(R1)、トリガーボタン(R2)、オプションボタンを搭載しました。グリップボタンの用途としては、たとえばゲーム内のオブジェクトを“つかむ”といったときに使えます。

 新たなVRコントローラーを採用したPS5向け次世代VRシステムは現在開発中で、来年以降の登場が予定されています。今回発表された新VRコントローラーの試作バージョンが、まもなく開発者のもとへ届けられるようで、発売に向けて着実にステップを踏んでいるようです。

(C) Sony Interactive Entertainment Inc. All Rights Reserved.

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

関連する記事一覧はこちら