『ガンダム 閃光のハサウェイ』完成会見で小野賢章たちが魅力を語る&[Alexandros]も登場!

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 5月7日に全国ロードショーされる映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(以下、閃光のハサウェイ)』。その完成報告会見が開催されました。

 会見には、ハサウェイ・ノア役の小野賢章さん、ギギ・アンダルシア役の上田麗奈さん、ケネス・スレッグ役の諏訪部順一さん、レーン・エイム役の斉藤壮馬さんが登壇。作品やキャラクターの見どころについて語りました。

 本項では、そのレポートをお届けします。

公開を目前に控えた4人の心境は?

 ステージは、今回登壇した4名に対しての質問形式で進行。劇場公開が目前に迫った心境を問われると、小野さんは、ついに完成した、この日を待っていたなどの言葉で、作品の完成をずっと心待ちにしていたこと語ります。

 小野さん自身はまだ完成した本編を見ていないとのことで、どんな作品に仕上がったのか見ることが今から楽しみだそうです。

 上田さんは、本作に期待しつつ不安も抱えながら待ってくれているファンもいるはずと述べた上で、今のチームでできる最大限のものを出して作ったので、ぜひ楽しみにしてほしいとコメント。

 諏訪部さんは、すでに本編を見たとのことで、自分が出演していることを差し引いてもおもしろい、素敵な作品であると感想を口にしました。

 斉藤さんさんは、責任と覚悟を持って収録に臨んだことや収録の様子を振り返りつつ、多くの人に見てもらいたいとアピールしていました。

 映像化不可能と言われた『閃光のハサウェイ』でしたが、公開されている予告編を見たり、出演声優陣の言葉を聞いたりすると、ついにあのお話を映像で楽しめる瞬間が近づいてきていると実感が湧いてきます。

各キャラクターの印象は?

 続いては、それぞれのキャラクターについての話題に。

 ハサウェイを演じた小野さんは、アムロとシャアの想いを受け継ぐ人物として、葛藤を意識して演じたとのこと。ここでいう葛藤とは、地球連邦の体制に反発しながらも、ブライトの息子でもあるということ。この裏表の部分は特に考えながら演じたそうです。劇中ではどのような演技が楽しめるのか、その二面性に注目したいところです。

 上田さんはギギを女性のようでも少女のようでもある魅力的な存在と捉えており、ハサウェイたちと関わることで、彼女自身にも変化が見えてくるような部分を意識しながらのお芝居だったそうです。

 諏訪部さんは、演じるケネスについてどう表現するか一瞬悩んだ後、“普通の人”と表現していました。軍人であり社会人であり、プライベートでは柔らかい部分もある人物であると話してくれました。さらに諏訪部さんは、もともと『機動戦士ガンダム』からのガンダムシリーズファンであり、世界観の予習についてはバッチリとのこと。そんな諏訪部さんが演じるケネスが、連邦軍人としてどのようなキャラクターに仕上がっているのか気になるところです。

 斉藤さんは、自身が演じたレーンを、他の3人に比べてストレートなキャラであると評していました。ディレクションでも、“若武者のようなイメージで”とを提示されたことを話し、感情とセリフが直結している部分が多いと話していました。真っすぐなレーンが劇中でどのような成長をするのかも、作品の見どころの1つですね。

作中での注目ポイントは?

 最後の質問では、それぞれが作品における注目ポイントを挙げていきます。

 斉藤さんがチョイスした点は、戦闘シーンのガンダムらしいセリフ回し。諏訪部さんは、手書きとCGが組み合わさったビジュアル面や、それを盛り上げるサウンドを挙げました。

 上田さんは、“説得力のある絵”という点をアピールしました。非常に高い完成度とあいまって、訴えかけてくる力が非常に強い本作は、ともすればアニメーションであることを忘れてしまうようなものになっていると話してくれました。戦闘シーン以外だけでなく、会話においても緊張感のあるシーンが用意されているので、ぜひスクリーンで楽しんでもらいたいと述べました。

 トリを任された小野さんは、モビルスーツ戦の素晴らしさについて。何も考えずに見てもカッコよく楽しめるものになっているとのこと。それだけでなく、本作には、ひと味違った視点で展開するモビルスーツによる戦闘があるそうです。それが一体どのシーンを示しているのか気になります。

劇場公開までにも企画が多数

 その後は、劇場版関連の告知の時間に。『閃光のハサウェイ』といえば、Ξ(クスィー)ガンダムとペーネロペーの2機の巨大なモビルスーツが印象的ですが、劇場公開に合わせて、さまざまな形式で2機のプラモデルが登場。会場には組み立てられた2機のガンプラも登場し、その迫力とカッコよさに声優陣も思わず声を挙げていました。

 小野さんは今回初のガンプラ制作に挑戦したとのことで、初心者でも上半身は30分程度で組み上げられたと話してくれました。パーツを少しずつ組み立てていく時間の快感を知ることができたと思い出を振り返っていました。

 また、大迫力のプラモデルを前に、ガンダムファンである諏訪部さんが静かに愛を語る様子も印象的でした。自宅には完成品や、まだ手を付けてないプラモも多数あるとのこと。本作でケネスがモビルスーツを操縦しないことを残念そうに語りつつも、続々と紹介されるガンプラに興味津々の様子でした。

 劇場商品では、“HG 1/144 ペーネロペー[クリアカラー] 初回生産限定パッケージ”をはじめ、パンフレットなどさまざまな商品が販売されます。

 入場者特典では、5週間限定で週替わり歴代ガンダムの名場面がフィルムとして配布されます。現在配布が決定しているのは、『劇場版 機動戦士ガンダム』の3部作で、ラインナップは今後発表されていくとのこと。

 他にも“ZOZOTOWN”ではコラボ商品の発売。5月6日には、日本テレビと名古屋テレビ『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の放送が行われるなど『閃光のハサウェイ』の公開に合わせて、さまざまな企画が実施されます。

[Alexandros]とガンダムの意外な関係性とは?

 ステージの最後には、主題歌の『閃光』を担当する[Alexandros]が登場し、主題歌である『閃光』の生ライブを披露しました。

 その後行われたトークでは、彼らが所属する“RX-RECORDS”が、ガンダムの形式番号である“RX-78-2”が由来になっているらしく、メンバーだけでなくマネージャーも大喜びのタイアップだったことが明らかになりました。

 ユニットとしても、ドラム担当のリアド偉武さんが加入して初の楽曲となります。そのため、この『閃光』はユニット、レコード会社どちらにとっても大切な曲であるとのことです。

 他にも、今回のトークでは、初期は暗めの曲調だっところを変更して明るい曲調にした。タイアップソングであったが作品をあえて意識しないことで作品と自分たちとの間で化学反応を狙ったなど、曲の誕生秘話が語られました。

 生演奏を聞いた小野さんも『閃光』は何度聞いても鳥肌が立つと絶賛。曲のカッコよさだけでなく、ハサウェイの葛藤を表現しているところに心を打たれたそうです。

 大ボリュームのステージは、最後に主役を務める小野さんからの「小野さんは、スタッフ、監督、多くの人の想いが詰まった作品。ぜひ劇場でご覧ください」というコメントで締めくくられました。

 『閃光のハサウェイ』は5月7日より劇場公開開始。出演声優陣も絶賛のクオリティや作品を最高に盛り上げる主題歌など、各方面から期待が高まり続ける本作。ぜひお見逃しなく!

閃光のハサウェイ完成報告&GUNDAM TOPICS 2021は今夜プレミア配信!

 この記事でレポートした“閃光のハサウェイ完成報告&GUNDAM TOPICS 2021”は、本日4月14日12時からプレミア配信が行われます。ぜひ小野さんたちのコメントを皆さん自身が確かめてみてくださいね!



(C)創通・サンライズ

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