PS5日本語版『ヒットマン 3』先行プレイの感想。スマートでも場当たり的でも標的を仕留めればOK!

hororo
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※『ヒットマン 3』は、CERO Z(18歳以上のみ対象)のソフトです。
※18歳未満の方は購入できません。

 2021年8月26日にH2インタラクティブから発売予定のPS5/PS4用ソフト『ヒットマン3』。今回は、序盤の数ステージを遊べるプレビュー版を遊ぶことができたので、その感想をお届けしていきます。

 まずは『ヒットマン』シリーズについて。本シリーズはエージェント47というコードネームを持つ暗殺者となり、さまざまな標的を暗殺していくステルスアクションゲームです。最大の特徴は、数多の暗殺手段が用意されており、同じステージでも何パターンもの攻略法を試すことができるということ。

 こう書くと「かなり本格派な暗殺ゲームなんだな」と思う方もいるかと思いますが、じつはちょっとおバカな暗殺方法も楽しめるのが『ヒットマン』の裏の魅力。過去作では、標的を戦闘機のコックピットに乗せ、緊急脱出装置を誤作動させて暗殺する、といった方法もありました。

 それでは、『ヒットマン3』ではどのような体験が待っているのか、簡単に説明していきましょう。

  • ▲ちなみに、過去作を持っていれば『ヒットマン3』のメニュー画面から、過去作のステージもプレイ可能なようです。

標的の行動を調べ、暗殺に適切なタイミングを導き出すおもしろさ

 ステージごとに暗殺対象は決まっており、現場に潜入して標的を暗殺し、脱出するというのがゲームの一連の流れ。標的をどう始末するかはプレイヤーに一任されています。

  • ▲オンラインに接続していたり、そのステージをすでにクリアしていたりすると、開始場所や持ち込めるアイテムを変更できるという要素も。

 正面切って突っ込んで殺害する、という方法もできなくはないものの、基本的には現場の警備は厳重で、標的にはつねに護衛が付き従っています。銃撃戦をしたとしても脱出するまで無事でいられる可能性は低く、できれば隠密に事を進めたほうが効率的でしょう。

 なお、エージェント47は、標的や周囲の敵を可視化する特殊なビジョン“インスティンクト”を使えるので、標的を見失うということはありません。標的は独自のスケジュールに従って移動しており、暗殺に適した場所・タイミングを探すことが最初の目的となります。

 標的のあとをつけ回して巡回コースを割り出すのも手段のひとつ。例えば、護衛を外に立たせて1人でトイレに籠るとか、見晴らしのいい屋外に出るタイミングがあるとかがわかれば、事前に待ち伏せておくことで襲うことが可能です。

 また、特定の場所で発生する“ミッションストーリー”では、物語仕立ての暗殺ミッションを楽しむことも。これは大掛かりなギミックを利用した暗殺計画で、順序立てられた目標を達成していくことで、最終的に標的を暗殺するというもの。

 例えば、

①サーバールームへ行って標的のスケジュールを確認する
②スケジュールを書き替えて標的をニセ会議に召集する
③会議室のシャッターを下ろして、標的を排除する

 といったように、連続でミッション目標が示されます。プレイヤーは創意工夫してミッションを達成していけば、最終的に暗殺の機会に辿り着けるため、初めて『ヒットマン』シリーズを遊ぶ方にもおススメの方法と言えます。

 なにより、普通の暗殺方法よりもユニークな手段で事を成し遂げるため、見た目的にも楽しいものが多く、一度は試して欲しい方法です。ちなみにミッションストーリーは1ステージに複数存在するため、これだけでも何周も遊びたくなる魅力があります。

 ミッションストーリーほど大がかりではないものの、周囲を探索することで発見する情報にも価値があります。現場にいる一般人には、誰かと会話をしている人も少なくありません。会話を聞いていると、どこにカギを置いてあるだとか、交代の人員がまだ来てないとか、忙しくて配達ができていないといった、いかにもヒントになりそうなことを喋っていることがあります。

  • ▲手に入れた情報は、“インテル”という項目にまとめられ、見返すことが可能です。これをどう生かすかはプレイヤーしだい……!

 こういった情報を集めて、暗殺までの筋道を作り上げていく過程は『ヒットマン』ならではの魅力といえるでしょう。

人から衣装を奪い、その役になり切る“変装”システムの妙

 当然と言えば当然なのですが、ステージの中には通常のエージェント47の姿では入れない場所があります。簡単に言えば“関係者以外立ち入り禁止”の場所ですね。

 調理スタッフが行き来するキッチンや、作業員の休憩場所、警備員の常駐する監視所といった、特定の職務の人しか入れない場所というものが、往々にして存在します。

 標的が重役だった場合、限られた人物しか入れてくれないフロアがあることも少なくありません。無理に入ろうとすれば、警備兵が飛んできて銃殺されてしまうでしょう。仮にその場は切り抜けられたとしても、警備が厳重になり、暗殺も難しくなります。

  • ▲警備の人間が“STOP”というジェスチャーをした先は立ち入り禁止エリア。潜入した場合も、ミニマップの表示でも知ることができます。

 そういった場所への潜入に有効なのが“変装”です。『ヒットマン』シリーズでは、その辺の一般人を気絶させるか殺すかすると、その人の衣装を奪って、その職業に偽装することができます。

 コックに変装すれば厨房に怪しまれずに入れますし、警備員に変装すれば多くのフロアへの立ち入りも簡単になるでしょう。衣装によって怪しまれずにいられる場所が違うのが、細かいですね。例えばコックが厨房にいるのは自然ですが、重役用エリアにいるのは不自然かもしれません。そういった場合はやはり怪しまれてしまうため、その場に適した変装をする必要があります。

 また、職業の責任者的な人物は部下の顔を覚えているという設定があるため、責任者の前では相応しい変装であっても、正体がバレてしまう可能性もあります。つまり、変装も万能ではないのです。

 とはいえ変装が潜入の助けになることは間違いなく、変装できる種類がめちゃくちゃ多いので、衣装をとっかえひっかえするだけでも楽しい!

 ちなみに本作では、最初はステージにアイテムを持ち込むことができないのですが、ステージ中で拾えるさまざまな物を武器として使うことができます。例えば包丁やハサミ、バールといった道具を拾い、殴ったり投げたりできるわけです。

 ただし、そんな道具を手に持って歩いていると怪しまれてしまうことも。例えば清掃員が包丁を持って歩いていたら、かなり危険な雰囲気がでますよね? しかし、コックが包丁を持って歩いていたらどうでしょう。……厨房でも微妙にアウトな気がしますが、本作においてはセーフ! 変装と持ち歩いているアイテムに関連性があれば、疑われにくいのです。

 なお、片手で持つような道具であれば、懐にしまうことができるので、さほど問題にはなりません。気を付けたいのは、アサルトライフルや刀といった、どう見ても懐にしまえなさそうな大きいもの。基本的には怪しまれる要因にしかなりませんが、もともと銃を持った警備兵などに変装するのであれば、そのまま持ち歩くことも可能です。

 このように変装は場所とアイテムに密接に関係しており、それを理解することが潜入に役立つというのがユニークですし、よく作られていると感じました。

柔軟な対応力で暗殺への道筋を切り拓くライブ感が楽しい!

 先にも述べた通り、変装していても相手によっては正体を看破されてしまうことがあります。ほかにも注意したいのが、人を攻撃する瞬間を目撃されたり、気絶or殺害した相手を見られたりすること。

 本作のNPCは、不審なものを見つけると付近を調べ始めたり、仲間がやられていると味方に通信をして警戒を促したりします。不審がられる程度であればそこまで問題ではないのですが、警戒されると警備の目が厳しくなり、巡回ルートが変化して、ますます隠密行動がやりづらくなるでしょう。

 コンテナやロッカーなどは、自分が隠れる以外に、死体を隠すのにもうってつけ。変装の際に気絶させた人物はそのままにせず、ロッカーなどに隠しておくことが重要です。こういった人を隠せる場所は、インスティンクトで黄色くハイライトされるため、見つけるのは難しくないはず。

 誰かを倒そうとしたとき、予め倒したあとのことを考えておくようになると、暗殺者としてステップアップしたような気分になります。

 とはいえ、必ずしもロッカーが近くにあるとは限りません。ロッカーまで引きずって運んでいくこともできますが、運搬スピードはそれほど速くないため、その行動を誰かに目撃されるかもしれません。結果、目撃されて銃撃戦に発展……なんてことも。

 もちろん、最終的に目的が達成されればクリアはできるのですが、それまでスマートに行っていた行動が失敗すると、なんだか負けたような気分に……(笑)。

 しかし、このNPCたちの目ざとさを逆手に取ることもできます。NPCが不審がって調べに来るということは、持ち場を離れるということ。相手をその場から移動させたいときは、あえて不審な行動を起こすのも手です。

 手厚いことに、本作ではこういった“NPCの気を引く”行動も用意されています。洗面台の水を流しっぱなしにして水を溢れさせたり、バイクのエンジンを入れたり、手段はさまざま。

  • ▲コインを投げて気を引くという王道の誘導方法も。コインは自販機で使うことで、敵を誘導することもできました。

 ステージに点在するアイテムをどう役立てるのか、といったことを想像して道を切り拓くのが抜群に楽しく、本作の醍醐味でもあると思いました。

 例え途中で見つかって銃撃戦が始まってしまっても、その状況をどうやって好転させるかを考えるのもまた楽しい! 強引に敵を撃ち殺して進み、そのままの勢いで標的も始末する? いったん隠れてから敵の警備兵に成り代わり、標的に接近する? なんでもありです。

 殺しかただって、ヘッドショットを決めてもいいし、食事に毒を盛ってもいい。便器に顔を押し付けて窒息させることだってできます。とにかく多くの要素がプレイヤーに委ねられているのが『ヒットマン』なのです。

  • ▲便器での溺死は絵面が強いのでお気に入りです(笑)。

 とにかく“なんでもいいから標的を仕留めろ”という大雑把なスタイルが個人的にお気に入りですね。どんな独創的な暗殺ができるかを考えるという意味では、配信映えもするタイトルではないでしょうか。気になった方は、ぜひ購入を検討してみてください!

  • ▲ちなみに、今回プレイしたのはPS5版ということもあり、光や反射表現が強化されていて、風景がとても美しかったです。美麗なグラフィックにも注目!

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