『フロムアイドル』亜月アキト役・土田玲央さんにインタビュー。ライブの注目点は…当日に食べるもの!?

電撃オンライン
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 “アイドルと文通ができる”……まったく新しいコンセプトが話題の『Prince Letter(s)! フロムアイドル』。YouTubeにてボイスドラマや、それぞれのキャラクターの心境を歌ったポエトリーリーディング楽曲が公開され、声優さんたちの熱演に絶賛の声が上がっています。

 9月12日には初のオンラインライブ公演「ストーリーライブ」が決定するなど、今注目の本タイトル。今回は、主人公・亜月アキトを演じる土田玲央さんに、本作の魅力やストーリーライブへの意気込みをうかがいました。

今の時代だからこそ、“手紙”に意味がある

――初めて『Prince Letter(s)! フロムアイドル』のコンセプトを聞いたとき、どんな印象を受けましたか?

 最初は理解が追いつきませんでしたね。ポエトリーリーディングの収録のときに、アキト君にお手紙をいただいて、そのとき初めて「こういうことか!」と理解しました。

――1対1でのコミュニケーションが取れるなんて、新しい試みですよね。

 そうですよね。キャラクターと文通ができるなんて初めてのことなんじゃないかと思います。

――SNSがさかんな今の時代に、文通をする良さはどんなところだと思いますか?

 これだけデジタルツールがたくさんあり、しかもリモートが主流になっている時代ですが、手紙では手書きの文字のあたたかみが感じられるのがいいですよね。あえてこの時代にやることに意味があるんじゃないかなと思います。

――手書きの字には、人柄が反映されますもんね。

 キャラクター性が出ますよね。アキト君、yuzu君、(冥王院)シン君、3人ともそれぞれ字が違うんですよ。そこもおもしろいですよね。

――以前イベントでキャラクターたちの「文字が解釈一致」だとおっしゃっていましたね。土田さんご自身、最近お手紙を書く機会はありましたか?

 最近はないですね。今はデジタルで済ませちゃうことが多くて、そもそも字を書く機会があまりないんです。だからたまに「サインと一言メッセージをお願いします」と言われるだけでも、すごいじっくり考えちゃいますね。

 僕にとってはその一言も手紙と同じくらい大事なことなので、気の利いた一言を添えたいんです。字も不安なので、まず携帯のメモに文章を打って、それを見ながら書くようにしていますね。

――慎重派ですね。今お手紙を書きたいお相手はいますか?

 うーん、誰だろう。あんまり友だちが多くないので……(笑)。アキト君ですかね。

“歌う”よりも“演じる”。アキトの心境を表現したポエトリーリーディング楽曲

――アキトはどんなキャラクターですか? 土田さんから見ての印象や、魅力を教えてください。

 明るくて元気ではあるんですが、いろいろ気をつかってるところもあるんですよね。ただ元気なだけじゃなく、周りがちゃんと見えている子なんです。たまに見えなくなるときもありますが(笑)。

 明るさの中にも影があるところが魅力ですね。
 
――アキトを演じる上で意識されたことはありますか?

 基本的には元気なんですが、ふとした瞬間に不安が見え隠れするような、影の部分を入れてアキト君らしさを出すよう意識しました。

――ポエトリーリーディング楽曲「亜月アキトの話」の収録はいかがでしたか?

 難しかったですね。歌よりもアフレコに近いと感じています。アニメって決められた尺で、感情を込めてお芝居をするのですが、「亜月アキトの話」も一人語りするものですし、そこは似ているのかなと思います。歌い上げるというよりは、感情を表現することを重視しました。

●ポエトリーリーディング楽曲「亜月アキトの話」Special MV

――特に苦労したパートはありますか?

 そうですね……全部ですかね。「この小節にこの文量を詰め込まないといけないのか……」っていうパートが多かったです。

 さらにそこに感情を入れないといけないので、大変でした。これは3人でのポエトリーリーディングのときもそうでしたね。

――それでは練習を積み重ねて収録に挑まれたのでしょうか?

 正直練習のしようがなかったので、とりあえず楽曲をたくさん聴いて、感情の込め方を確認して本番に挑みました。NGが出たところもたくさんあったのですが、予定時間内には収録を終えられたんですよ。がんばりました!

――3人での曲では、ソロのときと歌い方の違いなどは意識されましたか?

 3人での楽曲は、すべてを乗り越えたあとを描いたものなので、アキト君の歌い方にもその違いを反映させるようにしています。

――そのほかに、収録時の印象的なエピソードはありますか?

 ホリエル君(yuzu役・堀江瞬さん)と声を合わせて言うセリフがあるんですが、合わせるのが難しかったですね。

 合わせゼリフってアイコンタクトをして呼吸を合わせるんですが、なぜかなかなか目が合わなかったですね(笑)。「せーの」って言いながら合わせるんですがうまくいかなくて、「あ、ごめんなさい」っていうくだりを何回もやりました。

 でも基本的に2人ともネガティブなので、僕がネガティブな話をすると、その瞬間にホリエル君がこっちを向いて「めっちゃわかる〜!」って急に共感してくることとかはありました。

――なるほど(笑)。今後息を合わせていくための秘策などはありますか?

 やっぱりもっとネガティブなことを共感して、心を開いていくのがいいのかなと思います。でも普段はたくさん話すんですけどね。なぜか収録のときだけ合わなかったんです(笑)。

――冥王院シン役の、土岐(隼一)さんとの収録はいかがですか?

 土岐さんが僕らをまとめてくれてますね。土岐さんはお話が上手な方なので、頼りきってるところはあります。3人いないとダメですね。

9月12日のストーリーライブには、「大盛りの牛丼を食べて挑みます」。

――9月12日には、定期公演『ノヴァ』のストーリーライブの配信が決定しましたね。朗読劇にデビューをかけた楽曲を初披露するなど盛りだくさんですが、どんなところに注目してほしいですか?

 本編の6話と7話の間のシーンを、6.5話として朗読劇で披露する予定です。今後彼らがどういったことになるのか、デビュー楽曲がどういったものなのか、そして当日僕はどういったものを食べるのかに注目してほしいですね(笑)。

――今のところどういったものを食べる予定ですか?

 アキトくんが好きな牛丼の大盛りを食べてがんばろうと思います。早い時間に食べておいて、消化をしてから本番にのぞみます。

――それでは最後に、ストーリーライブに向けた意気込みと、ファンの皆さんへのメッセージをお願いします。

 当日僕は緊張していると思いますが、精一杯がんばりますので皆さんぜひ見ていただければと思います。

“Prince Letter(s)! フロム亜月アキト”関連情報

ボイスドラマ「Prince Letter(s)!フロム亜月アキト」

 1~5話までフロムアイドル公式YouTubeチャンネルにて無料配信中。

 第6話8月22日(日)フロムアイドル公式youtubeチャンネルにて公開。

出演:亜月アキト(CV:土田玲央)、yuzu(CV:堀江瞬)、冥王院シン(CV:土岐隼一)/管理人(CV:保志総一朗)
ゲスト出演:ユキト(CV:梶原岳人)

オンラインライブ公演「Prince Letter(s)!フロム亜月アキト」ストーリーライブ~私立常和歌学園定期公演「ノヴァ」~

 本編と連動した初の「ストーリーライブ」が開催!

 アイドル育成学校に通う亜月アキト(CV.土田玲央)、yuzu(CV.堀江瞬)、冥王院シン(CV.土岐隼一)の3名がユニットを組み、アイドルとしてデビューを目指す物語。

 そのアキト編のクライマックスとして、デビューが懸かる学園内の定期公演『ノヴァ』を、実際の声優3名が出演し、朗読劇とデビューをかけた楽曲を披露する音楽ライブの形でお届けします。

 3人は果たして無事にデビューできるのか……

公演日時:9月12日(日)17:00開演
出演:亜月アキト(CV:土田玲央)、yuzu(CV:堀江瞬)、冥王院シン(CV:土岐隼一)
チケット料金:学園外関係者特別オンライン鑑賞券1500円[税込]
※チケット購入に際し、別途各種手数料が発生する場合があります。
※アーカイブ配信もあり。

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(C)フロムアイドル

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