【おすすめDLゲーム】『悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション』でシリーズの礎を築いた名作を堪能

sexy隊長
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 ダウンロード用ゲームから佳作・良作を紹介する“おすすめDLゲーム”連載。今回はPS4/Switch/Xbox One/PC(Steam)でリリースされた『悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション』をお届けします。

 『悪魔城ドラキュラ』シリーズは、リアルなホラーを意識した世界観や緊張感溢れるBGMなど、まるでホラー映画を体感できる作品として登場から30年以上に渡りシリーズ展開されている作品。その初期の名作8本をまとめたのが本作『悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション』です。

 現在配信中の本作の魅力を、タイトルごとに紹介していきます。

悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション収録タイトル

FC『悪魔城ドラキュラ』(1993年2月5日発売)


 文字通り、シリーズの礎を築いた1作目のファミコン移植版。ヴァンパイアハンターである英雄“シモン・ベルモンド”と魔王“ドラキュラ伯爵”による宿命の対決を描いた不朽の名作です。

 ライフ制の王道2D横スクロールアクションですが、主人公の武器が鞭であることや城内が舞台という設定は当時のゲーム業界では珍しいものでした。これは以降のシリーズでも変わらない設定です。

 難易度は高めですが、繰り返しプレイして、敵の攻撃パターンやボスの動きを覚えることで上達でき、次のステージへと進めるゲームバランスになっています。

 当時から高い完成度を誇っているため、つまずきながらも飽きずに何度も何度もプレイしてしまう中毒性があります。『悪魔城ドラキュラ』にはシリーズを通してこの魅力が溢れていると感じています。

 今回収録されているのはFC版の『悪魔城ドラキュラ』で、もととなっているファミリーコンピュータ ディスクシステム版にはなかった“EASYモード”が追加されています。「アクションが苦手だけどプレイしてみたい!」という人でも遊びやすいのが特徴です。

NES『Castlevania II Simon's Quest(北米版)』(1988年11月24日発売)


 『悪魔城ドラキュラ』の後日譚にあたるシモンの新たなる試練を描いた『悪魔城ドラキュラ』シリーズの2作目。基本システムは前作同様に2D横スクロールアクションですが、本作は敵を倒して経験値を稼ぎレベルを上げたり、武器やアイテムを購入したりというRPG的な要素も含まれた、アクションRPGゲームになっているのが魅力です。

 ゲームの進め方も、ステージをクリアして進んでいく従来の方式ではなく、街や森を探索したり、人と会話をして情報を入手したり、謎解きをしながら進んでいく方式になっています。

 時間の概念がゲーム内に存在していて昼や夜があるのも特徴。前作『悪魔城ドラキュラ』と比べると新鮮味あふれる続編となっています。

 今回収録されているのは、ファミリーコンピュータ ディスクシステム版『ドラキュラII 呪いの封印』の北米版『Castlevania II Simon's Quest』。会話のシーンなどゲーム内のテキストなどが英語で表示されています。国内ではレアなバージョンかもしれませんが、日本語ではないので、英語で物語を確認する必要があります。

FC『悪魔城伝説』(1989年12月22日発売)


 『悪魔城ドラキュラ』シリーズ3作目で、屈指の人気作である『悪魔城伝説』。本作は前作のようなアクションRPGではなく、原点回帰であるステージクリア型の王道2Dアクションゲームになっています。

 筆者は本作『悪魔城伝説』からシリーズをプレイし始めたのですが、BGMとグラフィックはFCとは思えないぐらい美しく、そしてカッコよく、未だに色褪せない作品だと思っています。

 システム面では、パートナーキャラクターが登場して仲間として一緒に行動できるのが最大の特徴。しかも仲間になったパートナーはプレイアブルキャラクターとしても使用可能です。

 他にもステージ分岐が道中に用意されていて、自分でルートが選べるようになっています。選んだルートによってボスまでの時間が変わるどころか、ゴール地点と思われるところからのスタートになったり、はたまた道中のボスと出会わないルートがあったりと、かなり作り込まれたマップ構成になっています。

 しかも、上述したパートナーキャラクターには壁や天井を登る能力、魔法使い、空を飛ぶなどさまざまな個性があるので、誰を仲間にするか、どのルートを選ぶのかによって、難易度が劇的に変わる仕様。飽きずに何度も繰り返し遊べる、魅力的な作品です。

SFC『悪魔城ドラキュラ』(1991年10月31日発売)


 シリーズ初のスーパーファミコン作品である『悪魔城ドラキュラ』。本作は、初代『悪魔城ドラキュラ』のリメイクに当たる作品ですが、ストーリーのベースが初代と同じというだけで、ステージ構成や音楽やゲーム性など一新されており、新作といっても過言ではないリメイク作品に仕上がっています。

 今まで好評であったグラフィックとBGMはさらにパワーアップし、未だに高い評価を得ている作品です。

 サブウェポンの使いやすさやジャンプ中の制御のしやすさなどが改善されているのでファミコン版に比べ格段に操作性がアップしています。

 何よりも変わったのがシリーズを代表するムチの攻撃。今までは前方向、後方向の2方向にしか打てなかったムチですが、本作では8方向に打てるようになりました。FC版などではムチよりもサブウェポンが強く感じていましたが、これによって「ムチを使ってどう戦うか?」というやりこみ要素がかなり高い作品になっています。

GB『ドラキュラ伝説』(1989年10月27日発売)


 『ドラキュラ伝説』は、ゲームボーイが発売された年にリリースされた、シリーズ初の携帯ゲーム用タイトル。初代『悪魔城ドラキュラ』の主人公“シモン・ベルモンド”の祖先である“クリストファー・ベルモンド”が主人公で、過去を描いたストーリーになっています。

 出てくるボスやアイテムなどが、GB版オリジナルのものが多いのが特徴。初代の流れを継承しつつオリジナル要素に変換しているので、違和感なく楽しむことができます。

 特にシリーズでおなじみであったサブウェポンシステムが本作にはない代わりに、ムチがパワーアップして強力になるシステムになっています。最大までパワーアップするとムチから火の玉が発射されるように! しかし、敵に当たるとムチが弱体化するシステムも存在し、今までにない楽しさと難しさがあります。

GB『ドラキュラ伝説II』(1991年7月12日発売)


 ドラキュラが復活したという、前作『ドラキュラ伝説』から15年後の世界が舞台で、“クリストファー・ベルモンド”第2の冒険を描いた作品です。こちらは、GB版シリーズの最高傑作にして、シリーズでも人気の高い作品となっています。

 本作では、シリーズおなじみのサブウェポンが復活。基本的に前作のよかった部分はそのままに、ユーザーから賛否あった部分を改善していることもあり、シリーズ特有の難易度は残しながらも軽快にプレイできるように調整されています。

 グラフィックやBGMは前作に比べて格段に向上しているので、ぜひともプレイしてもらいたい作品です。

MD『VAMPIRE KILLER』(1994年3月18日発売)


 メガドライブで発売された唯一の『悪魔城ドラキュラ』シリーズ。舞台が第一次世界大戦下の近代であったり、2人の主人公から選択する方式だったりと、シリーズ中でも珍しい要素の多いタイトルです。

 本作の主人公は、名門・ベルモンド一族の血を引くヴァンパイアハンターのアメリカ人“ジョニー・モリス”と、妖槍アルカードスピアを使って復讐に燃えるスペイン人“エリック・リカード”の2人から選択します。シリーズを通して主人公の武器はムチでしたが、“エリック・リカード”を選択するとヤリを使ってプレイできます。シリーズをプレイしているユーザーであれば、ヤリで戦っていくプレイスタイルは新鮮に感じるかと。

 『悪魔城ドラキュラ』シリーズは基本的に城の内部やその周辺がステージでしたが、本作はヨーロッパ全土が舞台になっており、ステージごとに背景や雰囲気がガラッと変わるのが魅力です。

 メガドライブというハードの性能を存分に生かしたグラフィック、BGM、ゲーム性はシリーズでも屈指! オプションでゲームモードを選べるので初心者からシリーズファンまで楽しめる作品です。

FC『悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん』(1990年10月19日発売)


 『悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション』のトリを飾るのは、シリーズ初となるコミカルな主人公&ギャグタッチな世界観の『悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん』。カワイくて楽しい見た目とは裏腹に高難易度のアクションとなっており、アクションゲームファンから高い評価を得ています。

 主人公である“ドラキュラくん”は、『悪魔城ドラキュラ』のボスであったドラキュラ伯爵の息子。

 ホラー要素はなく、途中でミニゲームがあったりクイズで戦うボスがいたりと、シリーズからやや逸脱したゲームになっています。しかし、BGMが『悪魔城伝説』のアレンジVer.であったり、ステージ後半が高難易度になっていたりとファンにはたまらない要素もあります。

 ちなみに筆者は幼少期、難しすぎて後半のステージで詰まって諦めてしまいました……。

ゲーム以外にも楽しめるコンテンツ搭載!

 本作には“ボーナスブック”と“ボーナスコンテンツ”が搭載されています。

 “ボーナスブック”は、『ドラキュラ』シリーズの歴史を紐解く“悪魔城ドラキュラ秘史 三日月の書”という約80Pにもわたるボーナスブックが閲覧できます。各種パッケージイメージや関係者へのスペシャルインタビュー、そして未公開の開発資料までが載っている内容なのでファン必見です!

 “ボーナスコンテンツ”は、『悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション』でプレイできるタイトルの海外版をプレイできるモードです。先日のアップデートで追加されたコンテンツになっています。日本版と海外版で少し違っている部分がありますし、シリーズが好きな人でもなかなかプレイする機会がない海外版を遊べるうれしいコンテンツです!

初心者からファンまで楽しめる一品!

 『悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション』は“どこでもセーブ機能”が搭載されているうえに、珠玉の名作が揃ったラインナップとなっているので、「シリーズを知らない!」や「プレイしたことない……けど気になる!」という『悪魔城ドラキュラ』初心者でも楽しめると思います。

 「シリーズが大好き!」という人でも、初移植となる『VAMPIRE KILLER』や秘蔵の開発資料を見られる大ボリュームの“ボーナスブック”を見るだけでも価値があるので、ぜひ購入してもらいたい作品となっています。

(C)Konami Digital Entertainment

悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション

  • メーカー: KONAMI
  • 対応端末: PS4
  • ジャンル: アクション
  • 配信日: 2019年5月16日
  • 価格: 3,000円+税

悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション

  • メーカー: KONAMI
  • 対応端末: Switch
  • ジャンル: アクション
  • 配信日: 2019年5月16日
  • 価格: 3,000円+税

悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション

  • メーカー: KONAMI
  • 対応端末: Xbox One
  • ジャンル: アクション
  • 配信日: 2019年5月16日
  • 価格: 3,000円+税

悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション

  • メーカー: KONAMI
  • 対応端末: PC
  • ジャンル: アクション
  • 配信日: 2019年5月16日
  • 価格: 3,000円+税