2009年9月18日(金)
――先ほどタッチの操作性を向上させたというお話がありましたが、それにともなって、今回ずかんやリュックのメニュー画面が大幅にリデザインされていますよね。やはり大変な作業だったのでしょうか。
森本さん:正直、ちょっとやりすぎたかなと思っています(笑)。
――メニュー画面の操作は、個人的にはもう十字ボタンを使うより直接画面を触って操作した方が快適でした。
森本さん:タッチで快適に操作できるように作ってみたかったんです。まぁ、やってみたかったというだけでスタッフを振り回してしまいましたが……。
▲『ダイヤモンド・パール・プラチナ』では、ポケモンやどうぐなどは上画面に表示されていたが、本作では下画面で直接タッチして操作できるようになった。それにともない、メニュー画面のレイアウトも一新されている。 |
――実際に操作していて、「どうしてこれ今までできなかったんだろう!」と思えるような便利な改善点がたくさんあったのですが、こういったアイデア出しはスタッフの皆さんで行われるのでしょうか。
森本さん:そうですね。アイデア出しはほぼ全員で行っています。今回も、プロジェクトが立ち上がった段階でディレクターからプランナー、プログラマー、デザイナー、サウンド含めて全員でアイデア出し会議をやりました。そういう中で、いいアイデアについてはどんどん取り入れるという作り方をしています。
――今作から追加された『ポケスロン』は、自分の育てたポケモンでミニゲームのようなものに挑戦するという意味で『ポケモンコンテスト』に似ている気がするのですが、同じような位置付けになるのでしょうか。
森本さん:感覚としては『ポケモンコンテスト』に近いですが、より手軽に遊べるミニゲームのようなものを入れたかったんです。今回ポケモンを連れて歩けるようにもなりましたし、たくさんいるので(笑)、それを使って遊べるということでちょうどいいなと思い盛り込みました。
▲『ポケスロン』は、育てたポケモンを使ってさまざまな種目に挑戦するミニゲームのような新要素。種目もたくさん用意されているので、ミニゲームといえどもたっぷりやり込めそうだ。 |
――気軽に遊べるミニゲームというと『プラチナ』で追加された“Wi-Fiひろば”がありますが、あれは自分のポケモンが使えなくて少し残念でした。『ポケスロン』では自分のポケモンを使って遊べるのはうれしいですよね。
森本さん:自分の育てたポケモンを使って遊ぶということが大事なことだと思ったんです。
――サファリゾーンも、カスタマイズする遊びが追加されていますよね。
森本さん:カスタマイズすることによって、出てくるポケモンが変わるようになりました。
――今までのサファリゾーンでは出てくるポケモンはほぼ固定でしたよね。カスタマイズできるようになって、出てくるポケモンも種類が増えているのでしょうか。
森本さん:そうですね。かなり幅があると思います。ただ、カスタマイズしてサファリゾーンを育てていかないと、いろいろなポケモンが出てこないようになっています。
――珍しいポケモンも出てくるようになるのでしょうか。
森本さん:はい、出てきます。なのでぜひサファリゾーンを育てて、友だちと交換して遊んでもらってほしいですね。
▲サファリゾーンも大きくパワーアップしている。やり込んで、自分だけのサファリゾーンを作り上げよう。 |
(C)2009 Pokemon. (C)1995-2009 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.ポケットモンスター・ポケモン・Pokemon は任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。