2009年9月18日(金)
――“ポケウォーカー”はどういった経緯で同梱されることになったのでしょうか。
森本さん:『ファイアレッド・リーフグリーン』は、ただ単純にリメイクするだけでなく、新しい遊びを提供したいと考え“ワイヤレスアダプタ”を付けました。今回もそういった“プラスα”を何かできないかと考えていた時に、『歩いてわかる 生活リズムDS』(※4)が発売されたんです。あれを見た時に、これで“ポケットピカチュウ”を再現したら、より『金・銀』としての価値が高まるのではないかと考えたんです。
最初は“ポケットピカチュウ”を作るということで話を進めていたのですが、途中から「全部のポケモンを連れ歩けて、一緒に遊べたらいいのでは?」ということになり、今の仕様になりました。
※4……2008年11月1日に任天堂から発売されたソフト。歩数を計る“生活リズム計”が同梱されている。 |
――“ポケウォーカー”は、歩数を稼いでワットをため、ポケモンを捕まえたり、どうぐを手に入れたりといったことが主な楽しみ方になるのでしょうか。
森本さん:そうですね。その他にも、ポケモンをソフトに戻した時に経験値が入ったり、日記が読めたりします。
――“ポケットピカチュウ”に比べるとかなりボリュームアップしていて、技術の進歩を感じさせられるアイテムだなと思いました。
森本さん:“ポケットピカチュウ”もよくできていますけどね(笑)。“ポケウォーカー”で歩くコースはゲームを進めるとどんどん追加されていくのですが、コースが変われば出てくるポケモンやどうぐも変わります。なので、歩くのが楽しくなると思いますね。
▲ゲームをプレイしていない時も、“ポケウォーカー”でポケモンを連れ出しておけばゲームに戻した時にさまざまなごほうびが待っている。インタビュー中にある通り、毎日歩くのが楽しくなるかも! |
――この記事が掲載される日(9月18日)から、特別なお出かけコースとして“きいろのもり”が配信されますし、マクドナルドなどでプレゼントされていたジラーチを連れてくると“よぞらのはて”が追加されますよね。こういった追加コースは今後も配信されるのでしょうか?
森本さん:配信されるかもしれません(笑)。そこはお楽しみにということで。
――なるほど(笑)。“ポケウォーカー”1つ取ってもかなり楽しめそうですよね。
森本さん:そうですね、ぜひ一緒に歩いてもらいたいです。
――ソフトを2本買った人の中には、2個付けて歩く人もいそうですね(笑)。
森本さん:それでもいいですし、片方をお父さんやお母さんに預けるのも楽しいかもしれませんね。
――先ほど少しお話に出ましたが、『ファイアレッド・リーフグリーン』の時も“ワイヤレスアダプタ”が付いてお値段据え置きでしたよね。あの時もかなりお買い得感がありましたが、今回の歩数計が1個ついてお値段変わらずという価格設定にはかなり驚かされました。
森本さん:私も最初に聞いた時はびっくりしました(笑)。これでこの値段かと。企業努力です。
――リメイクを作る時には、やはりこういった“プラスα”を意識されているのでしょうか。
森本さん:はい、意識しますね。……と言うと次もやらなくちゃいけないんでしょうか(笑)。
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