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2011年12月6日(火)

【ウィザードリィ パーフェクトパック 集中連載 Vol.4】マジヤバ! 3人の『ウィズ』ファンが新生『ウィズ』のヤバさを激論!!

文:電撃オンライン

■イチオシ職業の話をするととまらない!? こだわりのパーティ編成について

ライターS さて、それではお待ちかねのこだわりパーティ自慢に移りましょうか!

YK3 いや、別に待ってないし(笑)。でもたしかに、人がどんなパーティ編成で遊んでいるのか、気になる部分はあるな。

ライターI 必ずしもすべての種族や職業を使っているわけではありませんしね。特に『亡霊の街』は種族も職業も多いですし。

ライターS それじゃあ、種族や職業が多い『亡霊の街』を例にして話をしていきましょう。

YK3 あらかじめ言っておくけど、オレのはおもしろみがないからな。基本的に堅実な構成が好きだから。

ライターS へえ、ちょっと意外ですね。YK3さんは『ウィザードリィ』暦が長いから、いろいろと試すタイプかと思ってました。

YK3 長いからこそ、堅実なパーティバランスが一番いいと思っちゃうんだよね。

ライターI たしかに自分も、そういう結論にたどりつきました(笑)。

ライターS ええー。じゃあ、『亡霊の街』の新職業は使ってないの?

ライターI いや、ある程度は育てましたよ。そのうえで、安定した使いやすさというよりピーキーな職業が多いと感じたんですよ。クセがあるぶん、ハマれば強いとは思うんですけど、新職業だけでのパーティを組めるかというと……。

YK3 いわゆる鉄板編成のうち、どれかを削って、その代わりに入れるぐらいがよさそうだな。

ライターI なかでも召喚士は、ある程度レベルが上がるまで肝心の召喚呪文が使えません。最初は別の職業で育てて、攻撃か回復の呪文を覚えてから、召喚士に転職するのもアリだと思います。

YK3 逆に召喚士で召喚呪文を覚えてから、司祭とかに転職するのもいいんじゃない?

ライターI ええと、それにはちょっと問題がありまして……。モンスターを召喚できる“召喚”のスキルは召喚士専用のものなので、別の職業に転職するとモンスターを召喚できなくなっちゃうんですよ。

YK3 えー!?

ライターI ただ、“召喚”のスキルがなくても召喚できる特殊なモンスターもいます。サブナックとデビル・ザ・ムサシという2体のモンスターになるんですけど、どちらも非常に強力です。特にデビル・ザ・ムサシは召喚できるモンスターの中でも最強なので、がっつり育てるという前提で考えると、召喚士から別の職業に転職するのもアリなんですよね。

YK3 とんがった職業なんだな。その分、召喚できるモンスターは強いのかい?

ライターI う~ん。低レベルでも呼べるモンスターは弱いですね。なんというか、パーティメンバーの他に攻撃を受ける壁を作るようなものと考えたほうがいいかもしれません。でも、さっきの話に出たサブナックあたりからはそれなりに頼りになります。典型的な大器晩成型の職業ですね。

ライターS 個人的に、パーティメンバーが多ければ多いほど楽しいタイプなんで、召喚士は頑張って育てたよ。でも、魔力で呼び出しているからアンチスペルゾーン(魔法が使えない場所)に入ると消滅しちゃうので、ちょっぴり悲しかった……。

YK3 その他の新職業となる僧兵、野伏、剣聖、妖術士の使い勝手はどうだい?

ライターI あえて厳しいことを言うと、器用貧乏な部分が強いかもしれません。例えば僧兵は、物理攻撃もそこそここなして、回復呪文もある程度使えるんですけど、それなら侍と司祭を入れるほうが安定します。ゲームバランス的にも、専門職のほうが強いわけですから。ただ、妖術士だけは魔術士の上位職業に近いので、転職をするのもアリだと思います。

ライターS オレは逆にいろいろな戦い方をしたいから、マルチな才能を持った職業って大好きだけどね。それに新生『ウィザードリィ』は職業ごとの専用スキルが重要になってくるから、多少クセがあっても問題ないんじゃないかな。

▲新生『ウィザードリィ』では、職業ごとにスキルが設定されている。例えば盗賊は、1ターンかけて姿を隠して、次のターンに奇襲をかけるスキル“バックスダッブ”を使用可能。なかなか優秀なスキルだが、場合によっては1ターンのラグが命取りになることも……。

ライターI そのあたりの考え方は人それぞれだからこそ、パーティ編成が十人十色でおもしろいんじゃないでしょうか。

YK3 たしかに。と、そんな流れで悪いが、俺のパーティは前衛[戦士(ドワーフ/男)、侍(人間/女)、侍(人間/男)]、後衛[盗賊(ポークル/女)、司祭(ノーム/女)、魔術士(エルフ/女)]。どうだよ、このおもしろみのなさ(笑)。

ライターS うわあ、がっちがっちじゃないですか!

ライターI でも、これって『魂の迷宮』では大安定の編成だと思います。司祭が“マジックウォール”で攻撃を防ぎつつ、侍のグループ攻撃や魔術士の全体攻撃呪文で敵を一掃する感じですよね。

YK3 盗賊のままにするか忍者に転職させるかは悩んだけど、罠の解除を重視して盗賊のまま進めてる。もしかしたら、もっと先に進んだら忍者に変えちゃうかもね。

ライターI 自分の編成は、前衛[君主(フェルパー/男)、戦士(人間/女)、侍(人間/男)]、後衛[忍者(フェルパー/女)、司祭(ノーム/女)、司祭(エルフ/女)]って感じです。もうちょっと『亡霊の街』ならではの種族を盛り込んだ形です。

YK3 司祭を2人入れているのは、“マジックウォール”用?

ライターI ええ、“マジックウォール”は重ねがけすると強化されるので。ただ、あっさり破られるときは破られちゃいますけどね(苦笑)。妖術士の“オーバーマスター”で強力な攻撃呪文を放つため、場合によっては君主の“ヒュージシールド”で後衛を守る感じです。

YK3 お、性格が善の君主と悪の忍者を混在させてるんだな。

ライターI 有名なテクニックですけど、パーティを組んだまま性格を変えたり転職させたりしたんで、善悪専用の職業が一緒に冒険している感じです。本来、性格が違うと同一パーティに入れられないので、どちらかが死んだら絶対にロードし直してます。

YK3 で、Sはどんな編成なのよ?

▲剣聖のスキル“無想水鏡ノ構エ”は、敵の物理攻撃にカウンターして反撃を行うもの。うまくハマると敵の数減らしに役立つ。妖術師は、防御力と引き換えに呪文の攻撃力を上げる“オーバーマスター”を使用可能。溜めが不要なので使いやすい。

ライターS ええと、前衛[剣聖(フェルパー/女)、侍(フェルパー/女)、忍者(ポークル/男)]、後衛[司祭(ノーム/男)、妖術士(エルフ/男)、召喚士(フェアリー/女)]です。

YK3 なんだよ、意外とオーソドックスじゃないか(笑)。

ライターS あはは。補欠メンバーも含めると、野伏や僧兵も入れているんですけど、ガチで考えるとこんな感じに。

ライターI こうして見ると、やっぱりいくつかの職業は鉄板な感じですね。

ライターS グループに攻撃できる侍と、“マジックウォール”や鑑定が便利な司祭は外しにくいかな。

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[新生『ウィズ』の基礎知識 その3]13種類の職業とスキルを解説!

 ここでは職業ごとの特徴と、固有のスキルについて紹介します。スキルの使用回数には制限がなく、主に戦闘中にコマンドを選んで使うタイプと、常に効果があるタイプの2種類があります。妖術士も召喚士も使える“マジックトレード”のような例外はあるものの、基本的には職業ごとに専用のスキルが設定されているので、職業選びの参考にしてください。戦闘中に使えるスキルのなかには、1ターンかけて集中しないと使えない場合もあります。そういったスキルはかなり強力なんですが、『ウィザードリィ』において1ターンのラグは致命的になってしまうことが多いです。堅実にプレイしたい場合は、侍の“轟激刃紋ノ陣”のようにすぐ使えるスキルを重視するのがオススメです。(ライターS)

■13種類の職業の特徴

戦士 さまざまな武器や防具を装備できる前衛向きの職業。基本的には侍や君主に転職するまでの下級職といえる。
“トリックアタック”1ターン集中したのち、高速の斬撃を放つ技。敵1グループに対して3回攻撃できる。

魔術士 攻撃系の呪文を得意とする職業。呪文は複数の敵に攻撃できるため、敵の集団と戦う際に心強い。
“マジックブースト”1ターン集中したのち、威力を増した状態で呪文を使用できる。

僧侶 回復・補助系の呪文を得意とする職業。メイスなど攻撃力の高い武器が装備できるため、前衛的な動きもできる。
“ターンアンデッド”アンデッドの敵1グループを消滅させる。その場合、獲得できる経験値は通常の半分となる。

盗賊 罠解除や鍵の開錠のスペシャリスト。間接武器が使えるため、後列からでも攻撃可能。
“盗賊スキル”:罠の識別や解除、扉の開錠などに成功しやすくなる。
“バックスタッブ”1ターン隠れたのち、敵に奇襲を行う。攻撃のダメージが上がる他、お金を盗める。隠れている間は敵から攻撃されないが、見つかってしまうと、隠れ直す必要がある。

司祭 魔術師と僧侶の呪文が両方使える職業。戦闘で役立つマジックウォールの他、鑑定で戦闘以外でも活躍する。
“鑑定”未鑑定状態のアイテムの鑑定を行う。失敗した場合、恐怖の状態異常となることがある。
“マジックウォール”敵の攻撃を複数回無効化する障壁を作る。必ずターンの最初に発動して、連続して使うと障壁の耐久力が上がる。

 前衛系で一撃必殺の威力を持つ刀を装備できる上級職。また、一部魔術師系の呪文も使うことも可能。
“轟激刃紋ノ陣”攻撃力は下がるが、敵1グループに対して攻撃できる。武器に備わる追加効果も適用されるため、特殊な武器とあわせて使うと効果的。

君主 防御力の高い装備ができる上級職。僧侶系の呪文も使用可能で、パーティの盾役として活躍できる。
“ヒュージシールド”自分が身代わりとなり、仲間の代わりに敵の物理攻撃を受ける。敵が全体攻撃を行った場合、合計6回の攻撃を受ける可能性がある点に注意。

忍者 手裏剣などの強力な武器が装備できる上級職。就くためには高いパラメータが必要となる
“盗賊スキル”:罠の識別や解除、扉の開錠などに成功しやすくなる。
“暗殺” 1ターン隠れたのち、敵に奇襲を行う。攻撃のダメージが上がる他、攻撃に即死効果が付与されることもある。見つかってしまうと、隠れ直す必要がある。

剣聖 一撃必殺のスキルを有し、ボスキャラなど強力な敵との戦いに向いた職業。また、一部魔術師系の呪文も使用可能。
“激昂鳳凰ノ舞” 1ターン集中したのち、次のターン以降で発動できる。敵1体に対して複数回ダメージを与えることができる。
“夢想水鏡ノ構エ” 敵の物理攻撃を受けると、低確率でカウンターを繰り出すことがある。

妖術士 より高度な杖を装備できる魔術士の上級職。その分、防具は装備できる種類が少なく、HPも低めになっている。
“マジックトレード”指定した仲間と自分の呪文使用回数を入れ替えることができる。
“オーバーマスター”自身の防御力を犠牲にして、次に唱える呪文の威力を高める。

僧兵 レベルが上がると、素手の攻撃力が上がる分、防御力が下がるという変わった職業。一部、僧侶系の呪文も使用できる。
“無手八双”レベルに応じて素手の攻撃力と攻撃回数が増す。
“攻撃範囲無限”装備した武器の種類に関係なく、射程の制限がなくなる。

野伏 高いHPとLUCを備える前衛向けの上級職。一部の僧侶系の呪文も使用可能。
“マジックリカバリー”歩くごとに呪文使用回数が回復。レベルによって効果が上昇する。
“チャームオブラック”LUCにボーナスポイントが付与される。

召喚士 モンスターを召喚できる唯一の職業。後衛系だが、召喚以外の呪文は覚えないので注意。
“召喚”召喚呪文を使用して、モンスターを使役することができる。別の職業に転職すると、召喚呪文が使えなくなるので注意。ただし、サブナックとデビル・ザ・ムサシだけは、このスキルがなくても召喚できる。
“マジックトレード”指定した仲間と自分の呪文使用回数を入れ替えることができる。

→初回特典の羽ペンの登場にライターSの理性が崩壊!?

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