天才という表現はアレなので、あえて奇才と呼ぼう。そんなRucKyGAMESの最新作『Freedom Fishing』は、いつもと違う本格派？

文：電撃オンライン

【インタビュー】コラボ作品とかいろいろぶっちゃけ気味に聞いてみた！

――「GALLERY」でアイテムを見ると、アプリ系の場合、画面右上に「APP」という表示が出るじゃないですか。App Storeへのリンクがちゃんと貼られていて、あっ、やるなーと思いました。

RucKyGAMES　そういうことをしないと、何がなんだかわからないものばかりですからね（笑）。有料アプリの場合、たぶん、ここから買う人はいないと思いますけど。あと、魚のグラフィックなんですけど、とある方に絵を描いていただいていて、その人がモロに元のアプリの絵を使っちゃってるんですね。だから、こういうリンクを貼らないと、この絵を持って来れなかったというか、その紹介をしたいという意味も込めて。

――この「ドリルNo.1」とかですよね。

RucKyGAMES　知り合いだったからよかったんですけど、何の説明もなしにこのまま使うのはまずいかなあと。

――RucKyGAMES作品じゃないですもんね。ひっそりコラボしてるなあと思ってたんですよ。『うろおぼ絵17』とか。それにしても、変な魚がいっぱい（笑）。

RucKyGAMES　知り合いの開発者に「描いて」っていったら集まってきちゃいまして。ただ、本当に変な絵ばかり。マジメな魚が足りないんですよね。

――マジメな魚がいないほうがおもしろくないですか？　あっ、少しはいたほうがいいのかな。

RucKyGAMES　変な魚ばっかり入れていいのか、フィッシュポンを作ったときに悩んじゃって。一応、コインが実際のお金に直結している部分もあるから、それで「ドリルNo.1」とかが出てきたときに怒られないかなあと。そういう不安が若干ありました。

――いろいろとあったんですね。気を使ったところとか。

RucKyGAMES　いろいろな不安を常に抱えているんです（笑）。

――釣ったアイテムのサイズとかも、要素の解放にかかわったりするんですか？

RucKyGAMES　それは完全に趣味です。ランキングにはかかわりますけど。

――サイズの表示部分に、某有名ゲームにある金冠みたいなものがついているんですけど。

RucKyGAMES　完全にそのゲームの影響です（笑）。

――めちゃくちゃ影響されてますね（笑）。この要素が最終的なやり込み部分になるとか？

RucKyGAMES　なんか用意しておけば、やりたい人がずっとやり込み続けてくれるかなーという期待を込めて。

――デカイのが釣れやすくなる隠し要素みたいなものはありますか？

RucKyGAMES　なんにもないです。完全にランダムです。

――なるほど。そこまで設定すると大変ですよね。

RucKyGAMES　面倒くさいんで。サイズの要素は、自分が某有名ゲームをやってなかったら、絶対に入らなかった要素ですね。開発の最初の頃は遊んでなかったんで。

――「面倒くさい」はまさにキーワード（笑）。ここ2年ぐらいですよね、某有名ゲームにハマったの。

RucKyGAMES　そうですね。あのゲームをガッツリ遊んで、サイズのやり込みをする人がいるってことを知りました。ああいう要素って、あったらやっちゃいますからね。まあ、かなりいろいろなゲームの影響を受けてますね。

――アイテムの総数は134種類、魚の総数は50種類ですが、コンプリートした人っているんですか？

RucKyGAMES　実はアップデート前は、物理的にコンプリートできない仕様だったんですけど、そのアイテム以外をコンプリートした人は、アップデート前の段階でもいたと思います。

――物理的にコンプリートできないとは？

RucKyGAMES　アップデート前は、バグが残っていてコンプリートできず……。コンプリートできないことを、狙ってやっていればよかったんですけど（笑）。コンプリートできないから、ずっとやり込んじゃいました、残念でした、みたいな。今になって思えば、最初から詰め込みすぎた感じもしますね。

――ちょっとずつのほうがよかったかもしれませんね。

RucKyGAMES　そうですね。ただ、面倒くさいんですよ、ちょっとずつって。アップデートするのも大変だったので、気にせず全部入れちゃいました。

――釣りざおとウキは、ゲーム開始時の4種類から増えないんですよね？

RucKyGAMES　ええ、スクロールする処理が面倒くさかったんで、4つでいいかなと。

――ところで、ほかに隠し要素的なものはありますか？

RucKyGAMES　ネタ的なのが1つ。リーマン系は普通なんですけど、それとは別にレンジャさん衣装系というのがあって、これ、ネタバレになるかもしれないけど、AKB48を意識してます。8種類が色違いで、9種類めに40着入れ込んで、全部で48着という。どこでも説明してないですし、もちろん誰にも指摘されることはなく（笑）。

――このグラフィックに40着ぶん描かれているってことですね！

RucKyGAMES　わかんないですけど、40着という発注はしました（笑）。

――なんか、微妙な裏話。いいですね（笑）。

RucKyGAMES　牛丼系とか、1個フルセットのものを描いてもらって、あとはフォトショップでレイヤー分けすれば9個埋まるじゃないですか。数を稼げるから、これでいきましょうと、グラフィッカーさんと話をしました。ボールペン系の色違いは、まさにそれですね。増やそうと思えば、いくらでも増やせる（笑）。

――色違い、大好きですね！

RucKyGAMES　1個が3個に化ける。そうなると、キュっと数が増える！

――発注も安くなります（笑）。

RucKyGAMES　あと、グラフィッカーさんの負担を減らしたかったんです。色違いで楽できるようにしようと。だから「思ひ出の写真」も、1枚描いて9分割すればいい（笑）。すごい便利な仕組みです。そうすることで、収集癖を満たすこともできる。

――一石九鳥ですね！

RucKyGAMES　逆にレンジャさん衣装系は、グラフィッカーさんに色違いでいいと伝えたのに、目の部分をそれぞれ違うデザインに変えてくれました。地味なんですけどね。こだわってくださって、偉大だと思いました。

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