2012年7月11日(水)
KYS:これからどんどん『ガンスリンガー ストラトス』にデビューするプレイヤーが増えていくと思いますが、そういった初心者に対するアドバイスをお願いします。先ほどチームプレイが大事だという話が出たので、“チームプレイで大事な3つの心得”というテーマでお聞きしたいと思います。
ふ~ど:うまく3つになるかはわかりませんけど、そうですね……。
まず、初心者はコストを意識してください。たとえば2,500のキャラクターを使った時、2回オチたらダメっていうのはわかるじゃないですか。自分が初心者とチームを組んだとして、うまく操作できないとか、攻撃が当たらないとか、そういう意味でヘタでも別にいいんですよ。一番困るのが、とにかく前線に突っ込みまくって、何度も撃沈されること。
KYS:1人で5,000の勢力ゲージを減らされたら、ちょっと厳しいですよね。
ふ~ど:残りのメンバーが上級者でも、そうなるとどうにも……。これは別に、初心者に低コストのキャラを使えというわけではないんですよ。大事なのはコストを計算して倒される回数を意識することです。
YU:さっきの私たちの編成だと、高コストのアーロンは落ちちゃダメということですか?
ふ~ど:チーム内の編成によりますね。電撃銃士隊は低コストが多いから、ある程度アーロンがやられても大丈夫です。
逆にうちのチームは自分とゴローさんと、コスト2,200が2人いるから、僕らが2オチするのは許されない組み合わせだったんです。
シュー:コストの考え方は、奥が深そうですね。
ふ~ど:いろいろな考え方ができると思います。普通に考えると前衛が倒されやすいわけだから、前衛を低コストにして、後衛を高コストにするのもいいと思います。どっちつかずの考え方をしちゃうと、結局前衛も後衛も火力がなくなっちゃうじゃないですか。だったら前衛に、「オレのぶんまで落ちていいから攻めろよ。オレは絶対に1回しか落ちないように立ち回るから」みたいに分担したほうが、戦いやすくなりますね。
KYS:“心得1”は、コストの概念を意識すること! “チーム全体の合計コストを意識して立ち回る”ということですね。ありがとうございます。
門井:“心得1”だけで、ずいぶん長くなりましたね(笑)。
ふ~ど:次に大事なのは、逃げることの重要性を知ることです。ミニマップを見て2人以上から狙われたら、銃をしまって逃げましょう。応戦する必要はありません。
あべくん:味方のほうに逃げるのがいいんですか?
ふ~ど:それが理想ですけど、そううまくはいかないでしょうね。
尾畑:死なないことが大事なんですよ。要は2人の敵に狙われているってことは、4人の敵のうちの半分に無駄な仕事をさせているということです。それって素晴らしいじゃないですか。他の味方が自由なことをできる時間を作っているわけです。
だから、狙われた時は逃げに徹するのが正解です。自分がダウンさせられた時も、時間稼ぎを意識して、急いで起き上がらない。こういう立ち回りって、地味に見えますけど、実はチームへの貢献度は高いんですよ。その行動の意味をちゃんと理解してくれるチームメンバーは、すごくいいと思いますよ。
▲初心者はまず、攻撃よりも防御を意識するほうがチームのためになるという。シールドを持つキャラで防御を固めるのも有効だが、格闘攻撃には弱いので注意が必要だ。 |
KYS:なるほど。そういう立ち回りは、スコアに反映されるんですか?
門井:残念ながら、スコアにはつながりませんね。チームメンバーが評価してくれる、数字には出ない貢献度です。
ふ~ど:正直なところ、対戦後のスコアや評価ランクは、実際のプレイ内容とはあまり関係がないんですよね。
ただ、最初のうちは自分が与えたダメージと受けたダメージを見たほうがいいです。700とか800とかダメージを受けていると、かなりチームに迷惑をかけてることになるので。そういう数値を見て意識をしていくと、上達も早いと思います。
KYS:こういう聞き方をすると身もフタもない気がしますが、簡単なわりに効果が大きいという、夢のようなテクニックはあったりしますか?
ふ~ど:そういう意味だと、やっぱり照準を画面から外して、素早い移動をすることに尽きますね。とにかく有利になりますし、目標が来た時に銃を出して撃てば、クイックドローのボーナスでダメージがアップします。
あと、ジャンプして敵の頭上から攻撃すると、必然的に頭に当たりやすくなるので、ヘッドショットになりやすいです。マシンガン系でヘッドショットをすればダウンも狙えるので、さらにおいしいですね。逆に下から上を狙うと、かなり攻撃を当てないとダウンさせられないから、その時間がもったいない感じです。
KYS:なるほど。それでは“心得2”は、“2人以上にロックオンされたら時間稼ぎを!”ということで。逃げることも大事なんですね。
門井:さあ、次が最後の心得ですね。どうぞ!
ふ~ど:そうですねえ……。敵にオルガがいたら、積極的に見つめましょう……とか(笑)。
▲たしかにオルガはセクシーなので、つい見つめたくなるが……どういうこと? |
シュー:えっ! ちょっと意味がわかりません(笑)。
ふ~ど:あ、これからちゃんと説明します。“見つめる”っていうのは、ターゲットするということです。ターゲットするとターゲットラインが出るから、敵のオルガにしてみると、相当プレッシャーになるんですよ。
オルガみたいなスナイパーにとって、自分の居場所がバレることは命取りです。たとえお互いに距離が離れていて、攻撃をされることがない状態でも、オレンジ色のターゲットラインにつきまとわれるのはすごくダルいんですよね。だから初心者が手持ちぶさたになった時は、とりあえず敵のオルガを見つめてプレッシャーをかけるのがオススメというわけです。
YU:本当に矢印(ターゲットライン)を出すだけでいいんですか?
ふ~ど:あの矢印だけでいいんです。冷静にミニマップを見たりすれば、その矢印がブラフなのか本当なのか判別できることもありますけど、スナイパーの心理としては、「もしかしたら……」という不安でポジショニングをしにくくなるものなんです。
誰にも狙われてないフリーのオルガって、止まって狙いたい放題なんです。それをちょっとでも阻止できれば、それだけでプラスになりますよ。
KYS:“心得3”は、オルガがいたら見つめましょう! まあ、オルガに限らず、“やっかいな敵はロックオンしてプレッシャーを与える”ということが有効なんですね。
最後に、初心者にオススメのキャラクターや武器があったら教えてください。
門井:これがカードゲームだったら、数百種類のデータを考えないといけないところですが、『ガンスリンガー ストラトス』のキャラクターは10種類なので、まずはなんとなく遊んでもらって、自分の好みのキャラクターを見つけるのがいいでしょう。
最初のうちは、武器の射程距離を考えて前衛・中衛・後衛とタイプ分けして考えていけば、自分が使う時にも、敵として戦う時にも、わかりやすいと思います。
ふ~ど:初心者にオススメする武器はマシンガンですね。トリガーを引きっぱなしで自動的に連射してくれますし、かなり強い部類です。
それも含め、マシンガンを使える主人公的なポジションの風澄あたりで遊び始めるのがいいと思いますよ。
▲非常にたくさんの要素が詰まっているだけにとっつきにくい部分はあるが、それは奥が深いということでもある。今回の座談会には初心者にとって役立つ基本知識やセオリーをたっぷり掲載しているので、ぜひプレイの参考にしてほしい! |
というわけで、電撃銃士隊のデビュー戦から対戦後の座談会までを大ボリュームでお届けしてきましたが、いかがだったでしょうか? 電撃銃士隊のメンバーも決してヘタなわけではありませんが、さすがに相手が悪すぎた(デビュー戦からラスボスみたいな相手とのバトルとか)こともあり、試合後はちょっとヘコんでいるようにも見えました。
とはいえ、ふ~どや開発スタッフからのアドバイスを真剣に聞いて、今後につながる何かをつかんだ様子。電撃銃士隊の記事は、今後も毎週水曜日にアップしていく予定なので、メンバーの活躍にご期待ください!
(C)2012 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
データ