フレンド召喚でボスが一撃死!? 本音全開の辛口ジョブ批評を中心にした 『ブレイブリーデフォルト』座談会

文：電撃オンライン

◆ジョブ批評（3）魔法剣士編：性能はもちろん、ぺろぺろしたい外見も最強か？

そみん：次に話すジョブは、ここまでの話でもさんざん強い強いと言われてきた魔法剣士について。

▲魔法剣士…ジョブ特性：アンチマジック（魔法攻撃を受けた際に魔法防御力が上昇）/固有コマンド：魔法剣。

●魔法剣士のアビリティ

Rusty：鉄板だね。

野村：しかも女性のイデアは、アラビアンなセクシー風衣装でへそが出るし、もう最高。ぺろぺろって感じで、何も言うことがない。

そみん：ぺろぺろってなんですか（笑）。

野村：なんとなく言いたいことはわかるでしょ。女性キャラクターのグラフィック的に、魔法剣士が一番ぺろぺろだったでしょ。

そみん：赤魔道士の衣装だって、かわいいじゃないですか。

野村：あー、なるほどね。キミの好みはそっち系なんだ。

Rusty：スーパースターのうさみみアイドルっぽいのもいいね。

野村：とにかく今回は、魔法剣士が最高ってことで。敵の弱点にあわせて属性を変えて攻撃できる汎用性の高さが素晴らしい。ただ、“自動アスピル剣”はいらない。

Rusty：MPを吸収できるようになるかわりに、HPにはほとんどダメージを与えられなくなるからね。しかも、ゾンビのようなアンデッドを攻撃すると、逆にこちらのMPを吸収されちゃうし。

そみん：魔法剣の中にも“アスピル”があるから、たしかにコストがもったいないですね。ただ、魔法メインで戦うジョブにセットしておくとすごく便利な気がします。このアビリティも、製品版ではもっと役立つと思いますよ。

Rusty：敵の物理攻撃に炎で反撃する“ファイアウォール”は普通に便利。コストが1のわりに優秀で、デフォルトでBPをためている間でも、ちくちく敵のHPを削ってくれるのがうれしかった。

野村：プレイ中は意識してなかったけど、ジョブ特性の“アンチマジック”も優秀だね。

Rusty：そういえば、魔法剣には状態異常系のものも多いけど、使い勝手はどうだった？

そみん：思ったよりも、敵が状態異常になりやすい気がします。特に毒は、ボス相手でもかなり効きます。ダメージ量は微妙に少ない感じがしますけど、うまくハマると効果が高そうです。

◆ジョブ批評（4）赤魔道士編：BPを増やすアビリティで無個性から卒業？

そみん：次は赤魔道士について。これも、『ファイナルファンタジー』シリーズでおなじみのジョブですね。

▲赤魔道士…ジョブ特性：リベンジャー（ダメージを受けた時に確率でBPが1増える）/固有コマンド：白黒魔。

●赤魔道士のアビリティ

Rusty：まあ、安定のジョブの1つだね。今回は威力が高い“ラ系”の魔法がそろっていたから、特に強かった気がする。ケアルラを全体にかけていれば、まず戦闘不能にならないからね。

野村：前回の体験版で黒と白を出したから、今回は赤にしたって感じかな。

そみん：攻撃魔法も回復魔法も使えるのはいつも通りとして、ちょっとユニークだったのはアビリティですね。ダメージを受けるとBPが上がる“リベンジャー”とか、敵の攻撃をよけるとBPが上がる“ターンチェンジ”とか、BP面で優位になるアビリティが多いのが意外でした。

Rusty：そういう意味では、これまでバランスはいいけど個性がないと言われてきた赤魔道士が個性を出してきたのかもしれない。

　BPを増やすアビリティは確率で発動するけど、体感的にはかなり頻繁に発動する気がした。敵がブレイブで連続攻撃をしてきた時に、それを食らったりよけたりして、あっという間にBPが最大値の3までたまることが多かった。

野村：個人的には、魔法攻撃のダメージがアップする“オーバーリミット”が気になる。BPがゼロ未満ってことは、要はマイナスにした時に効果があるってことだよね。ちょっとリスクが高いけど、ダメージ補正はどのぐらいあるの？

そみん：体感的には1～2割増しという印象ですね。デフォルトされると、もっと低い感じですけど。

野村：意外と低いね。

Rusty：BPが2の時に3前借りして、マイナス1の状態で魔法を使うのが効率的によさそうだね。“オーバーリミット”の恩恵を得た状態で4回魔法を使えるわけだから。

そみん：最大で8割増しくらいのダメージを与えられると考えると、悪くない気がしますね。まあ、そうそう計算通りにいかないことも多そうですけど（苦笑）。

野村：製品版でどんなバランスになるかはわからないけど、敵に与えるダメージをアップする補正があるアビリティが流行するような気がする。基本的にこういう補正って、足し算じゃなくて掛け算で計算されることが多いから、複数のアビリティを組み合わせると相乗効果がすごいんだよね。

　そういう組み合わせを考えて、超絶ダメージを叩き出すのが流行すると予想しておこう。

Rusty：さっきの二刀流と“両手持ち”の話じゃないけど、BPを増やして行動回数を増やすことと、1回の行動でのダメージを増やすことと、どちらが得なのかは計算が難しい。このあたりは、製品版を遊ぶまで結論は出ないかもね。

◆ジョブ批評（5）スーパースター編：白魔法の存在価値をなくすほど優秀なサポート役

そみん：最後のジョブはスーパースター。『ドラゴンクエスト』ではおなじみの職業ですけど、それとは能力的にかなり違う感じですね。

▲スーパースター…ジョブ特性：歌唱消費MP節約（歌唱の消費MPが50％下がる）/固有コマンド：歌唱。

●スーパースターのアビリティ

Rusty：サポート系ということで、『ファイナルファンタジー』で考えると吟遊詩人や踊り子に近いかな。

野村：実は今回、スーパースターはほぼノータッチ。歌唱を使うと、声優さんの歌が流れたりしないの？

そみん：残念ながら、エフェクトだけです（笑）。でも、製品版だと簡単なボイス演出はあるかもしれませんね。

Rusty：あまり武器や防具の特性を意識してなかったんだけど、ロッド、杖、短剣がSで、剣がA。攻撃役としては、意外と頑張ってくれている感じだね。

　その反面、 3種類の防具はすべてD。赤魔道士よりも適性が低いって、どうなんだ（笑）。

野村：それで、肝心の使い勝手はどうなの？

そみん：“まもってあげるよ”と“パワーオブラブ”がすごく便利です。味方全員の物理防御力や物理攻撃力をアップできますから。

野村：え、じゃあ、物理防御力をアップする白魔法“プロテス”の立場は？　あれって、単体にしかかけられないでしょ。

そみん：“プロテス”は……現状だと、いらない子かも（笑）。もしかしたら、“プロテス”のほうが補正が大きく設定されているかもしれないんですけど、体感的には大差がないので、はっきり言って“まもってあげるよ”のほうが便利です。

Rusty：ひどいね（笑）。サポート役としては、白魔道士よりもスーパースターのほうが優秀ってことか。

そみん：少なくとも、現時点ではそうですね。もちろん、白魔法は回復がメインで、サポートはサブという部分もありますけど。

野村：味方にBPを分け与えられる“もう一度あなたと”はどう？

そみん：結局、1BPを移すだけの等価交換ですから、お得感はないですね。まあ、サポート役のBPは余りがちなので、そのBPをアタッカーに渡すというのは悪くないとは思いますけど。

野村：別にいいんじゃない。しょせん、最初から覚えてるアビリティでしょ。最初からお得感なくてもいいんじゃないの。すっぴんの“てあて”レベルと考えれば、ごく普通。

そみん：せめて、1回の行動でもっとたくさんのBPを一気に渡せると、使い勝手は大きく変わると思いますけどね。

Rusty：自分は“ボルテージ”をよく利用した。ボス戦は基本的に長期戦になるから、ターン経過に応じて防御力と魔法防御力が上がっていくのはとても効率的。“まもってあげるよ”よりも、むしろ“ボルテージ”のほうが効果が高いような気がした。

野村：へえ、悪くはない。でも、コストが2なのは痛いな。

そみん：スーパースターは最終的に、“歌唱”のジョブコマンドだけサブ的に利用するぐらいになりそうですね。サポート主体のジョブコマンドだから、どんなジョブと併用してもしっかり役立つと思います。

Rusty：さて、今年の春から何本も配信されてきた体験版も、次のVol.5でラストらしい。まあ、発売日まで残り2カ月だから、タイミング的には当たり前だけど。

野村：そもそも1本のゲームについて、こんなに何種類も体験版を出すほうがすごいって話。しかも、本編を切り分けて出すわけでじじゃなくて、毎回オリジナル用として作っているわけだから。

そみん：次の体験版の情報はまだ公開されていませんが、どんな仕掛けが用意されるのか楽しみですね。

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MAIN CHARACTER DESIGN：Akihiko Yoshida.

データ

関連サイト

• 『ブレイブリーデフォルト』公式サイト
• スクウェア・エニックス メンバーズ内『ブレイブリーデフォルト』特設サイト
• 電撃オンライン内『ブレイブリーデフォルト』特集ページ